コアラボーイ コッキィ
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『コアラボーイ コッキィ』(こあらぼーいこっきぃ)は、テレビ東京系で1984年10月4日~1985年3月28日まで放映された、当時人気上昇中のコアラを主人公にした子供向けアニメである。制作プロダクションは、トップクラフト。放送時間帯は、毎週木曜日19:00~19:30、全26話(30分に2エピソード収録)のオリジナル・アニメ作品である。
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[編集] ものがたり
小さいけれど緑あふれる、平和なユーカリビレッジを舞台に、コアラの少年コッキィが仲間たちと繰り広げる動物ファンタジーアニメ。
[編集] ユーカリビレッジの設定
- 自然の恩恵を受けた理想的な環境、明るく楽しいユーカリビレッジが、この作品の舞台となる。
- 原則として人間は登場しないが、人間の行為が環境問題となってユーカリビレッジの生活を脅かすことはありえる。
- コアラ家族の住居はユーカリの樹木が入り組んだ自然の家になっている。
- 登場キャラクターはすべて擬人化されていて現代の文明の恩恵をこうむった中で生活している。従って人間の社会にある公共施設、郵便局、警察署、学校、町役場などが揃っている。
- 住民はコアラだけでなくネコ、ウサギ、ペンギン、カンガルー、キーウィたちが住んでいてお互いに交流がある。
[編集] キャラクター
- コッキィ
- 声 - 藤田淑子
- 主人公のコアラ。8~10歳くらい。スポーツ万能で活発、遊び好きで自由奔放で友達も多い。
- ミセス・オストー(ベラ)
- 声 - 浅井淑子
- コッキィのママ。32歳くらい。おっとりした性格の中に意外な活動家の一面が。
- ミスター・オストー(メル)
- 声 - 東八郎
- コッキィのパパ。34歳くらい。典型的ななまけ者で、普段はごろごろしている。職業はカメラマン。
- ラーラ
- 声 - 中島千里
- 主人公の妹。5歳くらい。世話好きでおしゃまな子。
- フロッピー
- 声 - 頓宮恭子
- コッキィの友達でインテリ風の男の子ウサギ。メカの発明考案が得意。耳にはいつも携帯カセットテーププレーヤーのヘッドホンを着けている。
- ミミー
- フロッピーの妹。ミーハー思考が強く噂が大好き。
- ベティ
- コッキィのガールフレンドのコアラ。優しく落ち着いた性格で上品な雰囲気。
- ミス・ルイス
- 声 - 白石冬美
- コアラ・マガジン社の記者。キャリア・ウーマン志向、ちょっと野心家っぽい行動が目立つ。
- ウェザー
- 声 - 塩沢兼人
- サバイバリスト風のさすらいネコ。天気予報などがよくあたる天才的才能を持つ。
- モンガー
- モモンガの男の子。ウェザーのことが大好きでいつも一緒にいる。
- ニック
- 声 - 柴田由美子
- パニーと双子の兄ペンギン。気が弱くて引っ込み思案で何をやってもへたくそだが、人一倍の努力家。
- パニー
- 声 - つかせのりこ
- ニックと双子の妹ペンギン。3メートルくらいは飛べる変なペンギン。無理に割り込む可愛いトラブルメーカー。
- ワルサー、コルト、ルガー
- カンガルーの三兄弟。いわゆるガキ大将たち。ワルサーはブーメランが得意である。
[編集] スタッフ
- 文芸:原徹
- キャラクターデザイン:小林一幸
- 脚本:うえのとしろう・吉田喜昭・八木津吉ほか
- 絵コンテ:高垣幸蔵・山田勝久・三谷章夫ほか
- 演出:棚 沢隆・轟 大輔・大町 繁ほか
- 作画監督:小林一幸・小原秀一・渡部高志ほか
- 美術:岡田和夫
- 音響監督:山崎 宏
- 撮影:白神孝始
[編集] 主題歌
主題歌は、当時『赤坂小町』と言う名前だったプリンセス・プリンセスが担当した。アルバム『赤坂小町』(TDCT-1131)の2曲目に主題歌が収録されている。
[編集] オープニングテーマ
- 『コアラボーイ コッキィ』
- 作詞・作曲 - 長沢ヒロ/歌 - 赤坂小町
[編集] エンディングテーマ
- 『地図にない道』
- 作詞・作曲 - 恩田久義/編曲 - 長沢ヒロ/歌 - 赤坂小町
- アニメ放送時のクレジットでは『ちずにないみち』。
テレビ東京 木曜19:00枠 | ||
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コアラボーイ コッキィ
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