ケン・リヴィングストン
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ケネス・ロバート・リヴィングストン(Kenneth Robert Livingstone, 1945年6月17日 - )は、イギリスの政治家。
1981年にグレーター・ロンドン・カウンシル議長に就任するが、当時の保守党政権のマーガレット・サッチャー首相と対立して首相にグレーター・ロンドン・カウンシルの廃止を決断させた事は有名である。2000年に新設された大ロンドン初代市長職を二期務めた。
トニー・ブレアと同じ労働党に属するが、"Red Ken"とも呼ばれる党内左派の論客であり、イラク戦争に反対し離党した。歯に衣着せぬ物言いで評判もよい一方、時に物議を醸す。
2008年5月1日に実施された市長選挙で、ジャーナリスト出身の保守党候補で下院議員のボリス・ジョンソンに破れ落選した。
[編集] 問題発言
- 執拗に取材を迫るユダヤ人ジャーナリストをナチスの「ユダヤ人強制収容所の看守」呼ばわりし、大きな問題になった。この一件があってか、ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ(ユダヤ系)がリヴィングストンに嫌悪感を覚えたとされ、2006年9月にリヴィングストンがニューヨークを訪問した際、ブルームバーグから多忙を理由に面会を拒否されたという。
- 日本大使館の渋滞税不払いに対して、「日本人は戦争犯罪者」と呼び、物議を醸している。なお、アメリカ大使館も渋滞税不払いを行っている。
[編集] 外部リンク
- Mayor of London, the London Assembly and the Greater London Authority - official London government website
- Mayorwatch.org pages
- CityMayors.com Profile of Livingstone
- Full results of the 2004 mayoral election
- Profile
- Mayor condemns 'cowardly' attack (7 July 2005) BBC video of Livingstone's statement (Realplayer format)
- Ken Livingstone : Rebel Mayor (5 May 2000)
- The Observer Profile: Ken Livingstone - Capital chap by Jay Rayner, published in The Observer, July 10, 2005
- Red Ken drags London into the gutter by Robin Shepherd, published in the Jerusalem Post, July 24, 2005