ケンダル・オゼル
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ケンダル・オゼル提督 ( Admiral Kendal Ozzel ) はアメリカ映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に帝国軍将校として登場する架空の人物である。
[編集] 人物概要
帝国のアカデミーがある惑星カリダの出身。父親は星の採鉱権を組織化し巨万の富を得ていたが、オゼルは次男であったため相続権がなく家名を使い有名大学を卒業した後、帝国軍人として政治や軍部の世界に進んでいった。
ヤヴィンの戦いにおけるデス・スターの消滅により帝国は多くの有能な指揮官を失ったため、当時大佐のオゼルが提督の地位を得るのも困難な事ではなかった。帝国軍はその頃ルーク・スカイウォーカーと反乱同盟軍の居場所の捜索に明け暮れオゼルもその使命を負っていた。だが彼のやり方に反対する者も多く彼の作戦もあまり効果的ではなかった。
そのオゼルの無能さにはダース・ベイダーもしびれを切らしていた。惑星ホスの探査機からの報告で反乱同盟軍とおぼしき情報を得たもののオゼルはこれに懐疑的でベイダーと意見が対立。その後ホスへの攻撃命令が下された際にオゼルは艦隊を惑星にかなり近付けたため、これに気付いた反乱同盟軍がシールドを展開し軌道からの艦砲射撃が不可能になってしまう。マキシミリアン・ヴィアーズ将軍からこの報告を受けたベイダーは、ついに彼を見限ってモニター越しにダークサイドのフォースを使って絞殺してしまう。傍らのファーマス・ピエット艦長が自分の後任として提督に任命されるのを彼は苦しみながら見届けるしかなかった。