オーテックジャパン
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場
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本社所在地 | 253-8571 神奈川県茅ヶ崎市萩園824番地2 |
設立 | 1986年9月17日 |
業種 | 輸送用機器 |
事業内容 | 特装車 |
代表者 | 吉田衛(代表取締役社長) |
資本金 | 4億8,000万円 |
売上高 | 1,146億円 |
従業員数 | 415名 |
決算期 | 3月 |
主要株主 | 日産自動車 |
外部リンク | http://www.autech.co.jp/JP/ |
オーテックジャパンは1986年に設立された日産自動車の関連企業であり、主に日産自動車の特装車部門の企画開発・製造をしている。現在の代表取締役社長は吉田衛が務めている。
目次 |
[編集] 沿革
日産自動車グループの一員として、日産車の特装車部門の開発企画・製造を目的に設立されたオーテックジャパンの初代社長は、日産自動車と合併する以前のプリンス自動車工業入社組で、スカイラインの初代から開発に携わり、2代目から7代目の開発終盤まで開発責任者(開発主管)を務めていた櫻井眞一郎が就任していた。
櫻井は、旧・プリンス時代に発売されたスカイラインの初代から企画開発に携わっており、2代目(S50型)からは開発責任者(開発主管)となり、日産に吸収合併された後に発売された3代目(C10型・ハコスカ)、4代目(C110型・ケンメリ)、5代目(C210型・ジャパン)、6代目(R30型・ニューマン)と連続して開発責任者(開発主管)を務め、7代目(R31型・7th〈セブンス〉)の企画開発も引続き務めていたが、7代目の企画開発が終盤に差し掛かった1984年に突然病に倒れて入院する事となり、以後のスカイラインの開発責任者(開発主管)は、旧・プリンス時代からの後輩であり一番弟子の伊藤修令に後継者として任せる事となるまで、長年にわたってスカイラインの開発に携わっていた。
後に、無事に手術を終えて退院し復職した櫻井は、日産の開発部門に戻ることは一切無く、櫻井がスカイラインを人気車種に育て上げた功績と、櫻井自身が旧・プリンス時代からの商品企画に継承されていた妥協しない技術者魂の職人気質である事、旧・プリンスと比べて規模の大きい日産では櫻井が理想とする仕事がなかなかし難い環境であった事で、こうした櫻井の良き理解者でもあった当時の久米豊日産自動車社長の計らいにより、「大手を食う=オーテック」との久米社長のダジャレから考案された特装車メーカーの新会社「オーテックジャパン」の設立に、櫻井は設立の準備段階から関わり初代社長に就任、1986年10月より営業が開始され、1987年5月に待望の社屋が竣工した。
ちなみに、オーテックジャパンの社屋デザインは、櫻井が日産時代にスカイラインの開発主管を務めていた際、櫻井のこだわりの1つであった「直列6気筒エンジン」をイメージしたデザインで建築されており、他に「V型6気筒エンジン」をイメージしたデザインの別棟も存在している。
櫻井が初代社長に就任した「オーテックジャパン」には、櫻井が突然病に倒れて入院した後を急遽引き継いで、スカイラインのR31型(7th〈セブンス〉)とR32型の開発責任者(開発主管)を務め、R32型ではC110型(ケンメリ)以来17年ぶりにGT-Rを復活させた旧・プリンス出身の伊藤修令が常務取締役(現在は顧問)に就任し、元・プリンスワークスドライバーの古平勝などの旧・プリンス出身者や、旧・プリンス時代から継承されている日産の企画開発部門・関連各社出身者で構成される、通称「櫻井学校」「櫻井ファミリー」と称される旧・プリンス入社組を含む日産社員や、1979年11月-1984年10月までテレビ朝日系で放送の石原プロモーション製作TV映画「西部警察」で、フェアレディZやスカイラインなどの数々の特殊車両を手掛けた日産社員などが、親会社の日産自動車からオーテックジャパンに数多く出向・移籍しており、意欲的な特装車の開発や、スカイライン、シルビアの独自チューン、オーテック・ザガート・ステルビオの開発などで絶えず注目を浴び、日産ファンをはじめとして、旧・プリンスファン、歴代のスカイラインファン、自動車ファンなどから信頼の厚い特装車メーカーとして名を馳せている。
なお、オーテックジャパンの設立の準備段階から関わり初代社長を務めていた櫻井は、1995年にオーテックジャパンから独立して「エス・アンド・エス エンジニアリング」を設立しており、主に旧車のレストアやボディー補強材やディーゼルエンジンの排出ガス浄化装置の開発・販売を主な業務とし、櫻井がオーテックジャパンに在籍していた時代と同様、信頼の厚いメーカーとして名を馳せており現在に至っている。
[編集] 現在の製造車種
- ライフケアビークル (LV) シリーズ
- アンシャンテ、ドライビングヘルパー、チェアキャブ
- Riderシリーズ
- ライダー/ライダーS/ライダーパフォーマンススペック/ライダーハイパフォーマンススペック
- AXISシリーズ
- アクシス/アクシスパフォーマンススペック
- パラメディック
- ボレロ、ラフィート(マーチ)
- VIP仕様車/ロイヤルライン(エルグランド)
- LPG車(アトラス)
- SR(マーチ)
- CNG車
[編集] 過去の製造車種
- 日産・スカイライン・オーテックバージョン (R31~R33)
- R31は、GTS-Xをベースに等長エキマニ、大型タービン装着で出力UP。専用カラーとボルク社製アルミホイールが外観上の特徴。200台限定。
- R32は、GTS-4・4ドアをベースにRB26DETTをNA化したRB26DEを搭載。ATのみの設定で専用カラーが特徴。最終型に若干RB20DET搭載車の設定あり。
- R33は、BCNR33GT-Rをベースに4ドア化。総生産台数447台。
- シルビア・オーテックバージョン
- ステージア260RS
- 25RS-FOURをベースにスカイラインGT-R以外門外不出と言われたRB26DETTエンジンをGT-R以外で唯一搭載。その他、アテーサE-TS、ブレンボ製ブレーキ、R33GT-R用5速ミッションを搭載。97年版、98年版がある(98年版にはグリルにフォグランプがある。限定ではない)。
- セフィーロ・オーテックバージョン
- A31型は、専用エアロパーツ、アルミホイール、本皮シートなど豪華内装等に加えており、MTターボのスポーティモデルの為ベース車と比べ約20馬力アップされている。
- アーバンリゾート(セレナ)
- キタキツネ(セレナ・リバティ)
- ジャンボタクシー(エルグランドとキャラバンの合体版。〈前がエルグランド、後がキャラバン。フロントドア後から〉全幅が大きくなっている)
- 150L(Y31セドリックセダン)
- タンゴ・ルンバ・ポルカ(マーチ)
- ハイウェイスター(セレナ・ラルゴ)
- クラシックバス(シビリアン)
- キャンピングカーシリーズ
- ウミボウズ(ラルゴ)
- フウライボウ(キャラバン・ホーミー)
- クエスト(米国仕様を並行輸入・販売)
- オーテック・ザガート・ステルビオ(F31レパードベース・ザガートと共同開発)
- オーテック・ザガート・ガビア(F31レパードベース・ザガートと共同開発)
- 教習車(ブルーバードシルフィ、クルー)
- エアロセレクションシリーズ