オルカ (ゲーム会社)
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オルカ (ORCA) は、かつて日本に存在した中堅のアーケードゲーム開発会社。本社は東京都新宿区西新宿。1983年8月倒産。オルカという名前の通り、シャチを象ったシンボルマークが目印だった。
1980年代前半に発売した「リバーパトロール」が代表作。当時は風営法の影響がなく、駄菓子屋の店頭などの極小ロケーションでの大好評を得たことで一躍有名となる。
その後、ナムコのゼビウスに影響を受けた「イスパイアル」、当時としては珍しいテーブルゲーム(トランプ)を題材とした「大富豪」、固定画面のアクションゲーム「ホッパーロボ」などを発売する。
1983年、「ルーパー」を発売後に倒産、整理期間中に「バスター」を開発(発売は藤興産・「セサミジャパン」ブランド)し、会社は解散した。オルカという会社自体、1980年代に数多く存在した中堅メーカーのひとつに過ぎなかったが、後に元スタッフが日本のアーケードゲームの発展を支えていくことになる。
エスコ貿易(後にセガと合併する。中山隼雄が社長を務めていた)と関係が深く、作品のいくつかは、セガSC-3000に移植されている。
[編集] ゲーム作品(代表作)
[編集] アーケード
- 1981年 パーカッサー
- 1981年 リバーパトロール
- 1982年 ザ・バウンティ
- 1982年 スプリンガー
- 1982年 ファンキービー
- 1982年 マリンボーイ
- 1983年 イスパイアル
- 1983年 スーパークラッシュ
- 1983年 スカイランサー
- 1983年 ゾディアック
- 1983年 大富豪
- 1983年 ホッパーロボ(セガ販売)
- 1983年 ルーパー
- 1983年 バスター(開発のみ)
[編集] 存在の確認されている海賊版
- (メーカー不明) リバーパトロール(同名作品から社名ロゴを削除)
- (ファルコン) シルバーランド(「リバーパトロール」のキャラクター差し替え版)