ウンマ党 (スーダン)

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ウンマ党（アラビア語：حزب الأمة , Hizb al-Umma）はスーダンの世俗主義イスラム中道派政党。1945年に結成され、スーダン独立運動を主導した。20世紀後半の主要な指導者はサディク・アル＝マフディである。

スーダン独立時の総選挙で圧勝したが、1958年11月イブラヒム・アブード将軍にクーデタで政権を奪われた。1961年サディク・アル＝マフディが党首就任。アブード政権崩壊後、1965年4月国民統一党と連立したが、1969年5月モハメド・アン＝ヌメイリがクーデタ。1985年4月スワル・エル＝ダハブがヌメイリを逐うと、選挙で勝利して1986年から1989年までマフディ内閣が成立した。世俗主義を掲げるが政権時には第二次スーダン内戦を推進し、シャリーアを維持した。民族イスラム戦線の影響を受けたオマル・アル＝バシール准将のクーデタにより政党が禁止されると一転し、国民民主同盟に加わった。

バシール政権の取り込み工作などでムバラク・アル＝ファディル・アル＝マフディなどが分派し、2008年現在5派に分裂しそれぞれが正統性を主張している。そのうちで主流はマフディ内閣時の元内相でサディク・アル＝マフディの従兄弟ムバラク・アル＝ファディル・アル＝マフディの改革刷新派である。

別の従兄弟アル＝サディク・アル＝ハッジ・アル＝マフディ博士は総指導部派で、父親はかつて同様にウンマ党の分派を率いたイマーム・アル＝ハッジ・アル＝マフディである。総指導部派は国民会議と協力関係にあり、サディク博士はハルツーム州の教育相兼副知事である。アル＝ザハウィ・イブラヒム・マリクは2008年2月14日現在の国の情報通信相である^[1]。

別の分派、ウンマ連邦党のアフマド・バビケル・ナハルは元教育相、2008年2月14日現在の環境・郊外開発相である^[1]。