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ウィリアム・セシル - Wikipedia

ウィリアム・セシル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィリアム・セシル(William Cecil)は

  1. 初代バーリー男爵(1520年 - 1598年) - 本項で詳述。
  2. 第2代ソールズベリー伯(1591年 - 1668年) - 初代ソールズベリー伯ロバート・セシルの息子、1.の孫。

ウィリアム・セシル
ウィリアム・セシル

ウィリアム・セシル(William Cecil, 1520年9月13日 - 1598年8月4日)はイングランド女王エリザベス1世の宰相、初代バーリー男爵(1st Baron of Burghley)。

目次

[編集] 略歴

1520年生まれ。ケンブリッジ大学で教育を受ける。1558年、エリザベス1世の即位に伴い、枢密院議員および首相(石井美樹子監修『女王エリザベス』による)に任命される。一般にはChief Secretary(第一秘書)に任命されたとしていることが多い。この職が事実上の一番の相談役である(小西章子『華麗なる2人の女王の闘い』)ことから、便宜上、首相に任命したと呼んだようである。この時点ではSir Williamであって、高位の貴族ではない。1571年、バーリー男爵に叙される。1598年没。次の宰相でソールズベリー伯爵に叙されたロバート・セシルは息子。

[編集] エリザベス1世の即位以前

歴史家によって、ウィリアムの出身を下級貴族とするか裕福な商人とするか分かれるが、いずれにしても、名門貴族ではない。この当時、枢機卿などの聖職者以外では、名門貴族の出身ではない人物が重要な職務に就くことはなかったようである。

ケンブリッジ大学出身のプロテスタントで、あまり出身階級が高くない人物がエリザベス1世の側近に多いが、セシルもまたその一人であり、弁護士でもあった。エリザベスが即位する前、10年近くにわたって彼女の財産管理を任されていた。その際の手腕によって信頼を得たともいわれる。

Alison Weirの『Children of Henry VIII』によると

  • 1548年頃、Parliament(現・英国議会)の一員となり、また当時の摂政サマセット公の秘書をしていた。この当時の表記はMr Cecil。
  • 1553年のエドワード6世の死に際しては、ジェーン・グレイ擁立派には加わらず(枢密院の一員だったが、ジェーン擁立の署名はしていない)、メアリ1世の擁立に関わるが、プロテスタントだったため、熱烈なカトリックであるメアリの統治下では、公の場に出ることを許されなかった(枢密院は貴族によって構成されるため、当時は貴族であったと思われる)。

[編集] エリザベス1世の即位後

歴史上完璧な宰相というものがいるとしたら、ウィリアム・セシルであるとまで評価する歴史家もいるようである。エリザベス1世に死ぬまで忠実な臣下として仕え、主君の不興を買ってでも諌言をする、信用に足る人物と書かれている歴史書も複数ある。エリザベスには「私の精霊(My Spirit)」とまで呼ばれていた(ヒバートの『女王エリザベス』による)。ただし、女王に結婚するよう勧めていた点に関しては、セシルの頭の固さ、能力の限界と指摘されていることもある。

その老練さ故か、エリザベスを主人公にした小説、漫画、映画などでは父親ほどの年齢に描かれることも多いが、実際は13歳年上で、それほど高齢ではない。

エリザベスの「愛人」ロバート(ロビン)・ダドリーの妻の殺害、メアリ・ステュアートに対する工作など、エリザベスがしたかもしれない汚い仕事に関しては、女王の意を汲み「宰相が勝手にやった」ことにして手を下したのではないかと書く歴史家も多い。

晩年、高齢のために体が弱ってからも、職を辞すことを許されず、代わりに女王の前で椅子に座ったまま職務を遂行することを許された。没年が女王と5年しか変わらないため、エリザベス1世の治世のほとんどに携わった。

[編集] 子供

最初の結婚で産まれた長男トーマスに期待したが、二度目の結婚で産まれた次男ロバートがウィリアムの生前から父を助け、父の死後は宮廷内での役割を継いだようである。トーマスは2代目バーリー男爵、初代エクセター伯となり、ロバートは初代ソールズベリ伯となった。そのほか、長女アンはオックスフォード伯と結婚した。

[編集] 小説内のイメージ

エリザベスを主人公にした小説でも、即位前の危ない時期に「今宮廷に来ると危ない」と警告したり(我が名はエリザベス)、現在の政治情勢についての情報をマメに届ける(Beware,Princess Elizabeth)などの役割で登場することが多い。その有能さのために、政敵を葬り去った新しい権力者が、政敵は処刑しながら、その首席秘書だったセシルは自分の側近に付けたというエピソードもある(小説内。歴史書では未確認。エドワード6世の時代)。

次男のロバート・セシルとウィリアム本人をあわせた「セシルズ」が、エリザベスの「愛人」がとかく大きな勢力となる宮廷で、それに対抗して宮廷を二分する勢力であったとする小説(Queen of this realm)もある。

エリザベスの生涯変わらぬ恋人だったとする小説(王女リーズ)もあるが、これは英語圏ではまず出てこない発想であるようだ。なお、この小説ではあとがきで、エリザベスの恋人であるというのは全くの創作であると断っている。

[編集] 小説

  • 榛名しおり『王女リーズ』
  • Carolyn Meyer Beware,Princess Elizabeth
  • Jean Plaidy Queen of this realm
  • マイルズ,ロザリンド『我が名はエリザベス』上下巻。近代文芸

[編集] 映画

1998年のイギリス映画「エリザベス」ではリチャード・アッテンボローがセシルを演じた。

[編集] 参考文献

  • 石井美樹子監修『エリザベス女王』小学館
  • 小西章子『華麗なる二人の女王の闘い』朝日新聞社
  • 小林章夫『イギリス名宰相物語』講談社現代新書
  • Jane Dunn Elizabeth & Mary Vintage Books
  • ヒバート,クリストファー『女王エリザベス』上下巻。原書房
  • Alison Weir Children of Henry VIIIChildren of Englandの改題)


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