ウィリアムス (漫画)

11年前に出版され話題を呼んだ、冒険小説『アラドフ冒険記』。主人公のアラドフ・ホプキンスに憧れ冒険家になることを夢見る良家の子息・ウィリアムは、小説の最後のページに記されている"この冒険記はすべて真実の物語である"という言葉を信じ、目付役のコニーを巻き込んで小説の著者であるカムワクス・ハイローへ逢いに出掛ける。それが、ウィリアムの小さな冒険の始まりだった。

[編集] 登場人物

ウィリアム: 大きな屋敷に住む、良家の子息。いたずら好きの勉強嫌いで、屋敷を抜け出すことも多い。; 『アラドフ冒険記』に感銘を受け、いつか世界を股にかけた冒険をしたいと願っている。その為屋敷を抜け出しハイローに逢ったうえで、アラドフが自らの剣を刺したといわれる岬を目指す事になる。
コニー: ウィリアムの目付役のメイド。彼のイタズラにいつも手を焼いている。ウィリアムを守る事を第一と考え、彼とハイローが危機に陥ったときに物凄いパワーでふたりを抱えてその場を逃げ出した（後にウィリアムに、その技を"コニースペシャル"と名付けられたが、本人は物凄く嫌がっていた）。
カムワクス・ハイロー: 小説家であり科学・医学・天文学・数学・哲学にも秀で、発明家であると同時に作曲家でもある天才。かつてアラドフ・ホプキンスと旅を共にしたと言われ、11年前に『アラドフ冒険記』を出版している。; 実際にウィリアムとコニーが出会ったハイローは明らかに変わり者の老人だった。しかしアラドフの存在を肯定したうえで、ウィリアムの岬までの冒険に同行することになる。; アラドフの存在を信じ、純粋に冒険を楽しむウィリアムに非常に好感を抱く。