イントレピッド級

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

イントレピッド級（-きゅう、Intrepid class）は、アメリカのSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する宇宙艦隊保有の宇宙船のクラス名の一つである。なおイントレピッドとは、アメリカでよく用いられる軍艦の名前。

[編集] 概要

設計は2360年代。連絡・深宇宙探査・通信を目的としている為、高速・小型であることが特徴となる。船室数は257。全長は344m。ほとんどの宇宙艦隊の船は、第一船体（円盤部）と第二船体の分離が可能だが、イントレピッド級は分離できない構造となっている。そのため、通常第一船体にある着陸用パッドは第二船体にあり、船ごと惑星に着陸することが可能となっている。

速度はディファイアント級（9.982）に次ぐ、最大でワープ9.975。また、可変式ワープナセルという新技術が採用されている。これにより24世紀後半より危険視されていた、ワープ航行による時空連続体への悪影響という問題が改善されることとなった。

コンピュータにはバイオ神経回路という有機回路が用いられており、情報処理速度は従来の船よりも速い。また、医療関係では緊急用医療ホログラムが搭載されている。

[編集] イントレピッド級宇宙船一覧

U.S.S.イントレピッド（U.S.S.Intrepid、NX-74600→NCC-74600）

イントレピッド級の一番艦。

U.S.S.ヴォイジャー（U.S.S.Voyager、NCC-74656）

U.S.S.ヴォイジャーを参照。

U.S.S.ベレロフォン（U.S.S.Bellerophon、NCC-74705）

船名はギリシア神話のベレロポンに由来。2375年、宇宙ステーションディープ・スペース・ナインよりウィリアム・ロス提督、ジュリアン・ベシア、スローンをロミュラスへと運んだ。『DS9』においてこのシーンが作られた際、宇宙飛行中の映像および艦内セットは当然ながら、同時制作中の『VOY』のU.S.S.ヴォイジャーが流用された。