イェンス・ストルテンベルク
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イェンス・ストルテンベルク(Jens Stoltenberg、1959年3月16日 - )は、ノルウェーの政治家、経済学者。現在、ノルウェー労働党党首およびノルウェーの首相。
ストルテンベルクは国務長官、環境大臣(1990年 - 1993年)、産業大臣(1993年 - 1996年)、財務大臣(1996年 - 1997年)を歴任し、2000年から2001年まで首相を務めた。一度政権を降りるが、2005年の赤緑連合の勝利により、10月17日に再び首相の座に就いた。
ノルウェー労働党の党首となる前は、ストルテンベルクは同党の青年組織(AUF)の代表を1985年から1989年まで務めていた。また、1990年から1992年まではオスロ労働党代表でもあった。
第一次政権でストルテンベルクが行なった、国営事業の民営化を伴う福祉国家路線の変更を巡っては与党内でも論争の的となった。2001年9月10日に行なわれた議会選挙では、ノルウェー労働党は得票率わずか24%という同党史上まれな大敗を喫し下野した。しかし2005年の選挙においては、社会主義左翼党および中央党とともに赤緑連合を結成し、議席の大多数を占め、大勝。再び与党の座に返り咲いた。
彼は党内でも穏健派と言われ、「ノルウェーのトニー・ブレア」と譬えられることもある。1992年に彼はグロ・ハルレム・ブルントラントの後継を巡ってトルビョルン・ヤークランと争って敗れた。その後もヤークランとストルテンベルクの主導権争いは続いたが、2001年の大敗の結果ストルテンベルクが執行部を掌握した。
ストルテンベルクは、母カリン・ストルテンベルクは国務長官、父トールヴァル・ストルテンベルクは外務大臣や国連高等難民弁務官を務めた政治家一家に生まれた。彼は外交官のIngrid Schulerudと結婚しており、二人の子供がいる。
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