アポカリプティカ
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Apocalyptica | |
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2005年、ポーランドでのライブ。 脱退後のアンテロ・マンニネンも出演。 |
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基本情報 | |
出身地 | ヘルシンキ(フィンランド) |
ジャンル | プログレッシブ・メタル 重奏 シンフォニックメタル スピードメタル |
活動期間 | 1993年 ~ |
レーベル | MCA Music, Inc. Zen Garden Mercury 20-20 |
公式サイト | www.apocalyptica.com |
メンバー | |
エイッカ・トッピネン(Vc) パーヴォ・ロトヨネン(Vc) ペルットゥ・キヴィラークソ(Vc) ミッコ・シレン(Dr) |
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旧メンバー | |
アンテロ・マンニネン(Vc) マックス・リリャ(Vc) |
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アポカリプティカ (Apocalyptica) はフィンランドのヘヴィメタルバンド。チェリスト3人とドラマーの計4人から成る。チェリストは全員シベリウス音楽院卒。これまでに世界中でアルバムが200万枚以上売られ、ライブで訪れた国は30ヵ国以上に上る。
目次 |
[編集] 歴史
アポカリプティカは、1993年にシベリウス音楽院でエイッカ・トッピネン(Eicca Toppinen)、パーヴォ・ロトヨネン(Paavo Lötjönen)、マックス・リリャ(Max Lilja)、アンテロ・マンニネン(Antero Manninen) の4人が出会い、彼らの好きなメタリカのカバーをチェロで演奏するバンドとして結成された。同年に行われた学内のイベントでも彼らの演奏は好評を博し、1995年にはテアトロ・ヘヴィメタル・クラブにおいてメタリカのカバーを演奏することになった。このときの観客の中にゼン・ガーデン・レコードのカリ・ヒュンニネンがおり、演奏後すぐ彼らにデビューの話を持ちかけ、アポカリプティカはデビューする運びとなった。
翌1996年にアポカリプティカは、初のスタジオアルバムで、チェロによるメタリカのカバーアルバムである "Plays Metallica by Four Cellos" をリリースした。1998年には Hiili Hiilesma のプロデュースによる2枚目のスタジオアルバム "Inquisition Symphony" をリリース。これにはメタリカのカバーの他にもフェイス・ノー・モア、セパルトゥラ、パンテラのカバー、そしてエイッカ・トッピネンによるオリジナル曲も収録された。
1999年、アンテロ・マンニネンがバンドを去り、代わりにペルットゥ・キヴィラークソ(Perttu Kivilaakso)が加入した。2000年には、全13曲のうち10曲がオリジナル曲で構成される3枚目のスタジオアルバム "Cult" をリリース。2002年にはマックス・リリャがアポカリプティカを脱退し、ヘヴェインへと移籍した。これによりアポカリプティカはチェリスト3人のバンドとなった。
2003年には、全曲がオリジナルである4枚目のスタジオアルバム "Reflections" をリリース。このアルバムは、前作などにみられるアコースティック・スタイルの編曲とは一変した、実験的なサウンドが特徴的である。また、この "Reflections" のうち5曲において、スレイヤーのデイヴ・ロンバードがドラマーとして参加している。
2005年、アポカリプティカは5番目となるスタジオアルバム "Apocalyptica" をリリース。このアルバムからドラマーのミッコ・シレン(Mikko Sirén)が参加し、その後公式なメンバーとして加入した。このアルバムにはHIMのヴィッレ・ヴァロ、ザ・ラスマスのラウリ・ヨーネン、スレイヤーのデイヴ・ロンバードがフィーチャーされている。
2007年9月17日、通算6枚目のスタジオアルバム "Worlds Collide" を世界同時リリース。
[編集] メンバー
[編集] メンバー
- 現在のメンバー
- 過去のメンバー
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- Antero Manninen(アンテロ・マンニネン) – チェロ(1996年~1999年、現在でもしばしばライブに出演する)
- Max Lilja(マックス・リリャ) – チェロ(1996年~2002年)
- セッション・メンバー
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- Dave Lombardo(デイヴ・ロンバード)(スレイヤー) - ドラム(2003年~2004年)
- ゲスト・ミュージシャン
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- スリー・ディズ・グレイスのアダム・ゴンティア ("I Don't Care")
- ストーン・サワー、スリップノットのコリィ・テイラー ("I'm not Jesus")[1]
- ラクーナ・コイルのクリスティーナ・スカビア ("SOS (Anything But Love)")[2]
- スレイヤーのデイヴ・ロンバード ("Last Hope")
- DollyのEmmanuelle Monet ("En Vie")
- GojiraのJoseph Duplantier[3]
- ザ・ラスマスのラウリ・ヨーネン ("Life Burns!", "Bittersweet")
- 元ランブレッタのリンダ・サンドブラッド ("Faraway Vol.2")
- ダイ・ハッピーのマルタ・ヤンドヴァ ("Wie Weit/How Far")
- セリオン、Kruxのマッツ・レヴン ("SOS", "I don't care")
- ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインのマシュー・タック ("Repressed")
- Farmer BoysのMatthias Sayer ("Hope Vol.2")
- ソウルフライ、元セパルトゥラのマックス・カヴァレラ ("Repressed")
- ニナ・ハーゲン ("Seemann")
- グアノ・エイプスのサンドラ・ナシック ("Path Vol.2")
- ラムシュタインのティル・リンデマン ("Helden")
- 布袋寅泰[4] ("Grace")
- HIMのヴィッレ・ヴァロ ("Bittersweet")
[編集] 作品
- メタリカ・クラシックス Plays Metallica by Four Cellos(1996年)
- ハルマゲドン~ヘビー・メタル・シンフォニー Inquisition Symphony(1998年)
- カルト Cult(2000年)
- ザ・ベスト・オブ・アポカリプティカ Best of Apocalyptica(2002年、日本のみ)
- リフレクションズ Reflections(2003年)
- Apocalyptica(2005年)
- Amplified - A Decade of Reinventing the Cello(2006年)
- ワールズ・コライド Worlds Collide(2007年)
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
- 公式サイト (英語)(ドイツ語)
- Harmageddon Publishing - official sheet music (英語)
- アポカリプティカ 公式 MySpace