アナクレオン
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アナクレオン(Anacreon, Anakreon, 紀元前570年頃生)は酒飲みと賛美歌で著名なギリシャの詩人。後に9歌唱詩人に加えられる。
小アジアの臨海、イオニアの街、テオス(Teos, Teo)で生まれた。 彼の父親については議論がある。名前はScythianus, Eumelus, Parthenius, Aristocritus の4つの可能性がある。
アナクレオンは、当時小アジアのギリシャ都市を包囲していた、大キュロスの将軍の一人、Harpagus に降伏するのを避け、街の人々とともにメスタ川(Mesta, Nestos)河口近くの Thrace の沿岸に逃亡し、植民地 Abdera を建設した、と思われている。
アテネで長い間よく知られており、ペリクレスの父 Xanthippus と共にアクロポリスに像が見られる。 テオスのコインにも竪琴を持った立像、座像が描かれている。1835年、サビーニ地区で見つかった大理石像はアナクレオンだと言われている(今はボルゲーゼ公園にある)。
アナクレオンは古代イオニア方言で詩を創作した。全ての初期叙情詩の様に、作品は通常竪琴による音楽に合わせて唄われた。アナクレオンの作品は独唱歌で唄われたものが多い。