アグモン
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アグモンはデジタルモンスターシリーズに登場する架空の生命体・デジタルモンスターの一種。
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[編集] 概要
デジタルモンスターVer.1に登場する最古参の成長期デジモン。登場する作品はかなり多く、デジモンアドベンチャーの前後から勇敢であるとの設定、デジモンペンデュラムZEROあたりからウィルスバスターズのルーキーであるという(おそらく「〜であるアグモンもいる」という程度の意味)設定等が徐々に付け足された。
全身黄色で、ややデフォルメをかけた肉食恐竜のような出で立ち。
無印の主人公デジモンであり、知名度は高い。 セイバーズで、デザインを少し変更され、再度主人公デジモンとなる。
[編集] 種族としてのアグモン
[編集] 基本データ
- 世代/成長期
- タイプ/爬虫類型
- 属性/ワクチン
- 必殺技/ベビーフレイム
- 得意技/スピットファイア・するどいツメ
- 勢力/ネイチャースピリッツ・ウィルスバスターズ
成長し肉食恐竜のような姿になった爬虫類型デジモン。
[編集] ウィルス種
デジタルモンスターカードゲームから登場したアグモンのウィルス変異種。ワクチン種のものと比べてより凶暴になっている。所謂「色違いデジモン」の中では登場作はかなり多く、ブラックウォーグレイモンの成長期としてバトルスピリットやデジモンバトルクロニクルなどにも出場している。
[編集] X抗体版
- タイプ/恐竜型
- 必殺技/ベビーバーナー
デジモンペンデュラムエックス1.0に登場。腹部が白くなり、グレイモンの特徴である脚部の青いラインが現れて関連性が強くなった。データとしてタイプが爬虫類型から恐竜型に置き換わり、必殺技がベビーバーナーになるなど細かい変更がなされた。
[編集] 2006
デジモンセイバーズ及びデジヴァイスiCに登場する従来のアグモンと異なる特殊な存在。腕に赤い革ベルトをつけ、指が3本になったっている。X抗体版の必殺技であるベビーバーナーが使用可能になっている。
[編集] 亜種・関連種・その他
[編集] 登場キャラクターとしてのアグモン
[編集] デジモンアドベンチャー、デジモンアドベンチャー02
声は坂本千夏。ダークマスターズの侵攻から逃れる為にゲンナイが持ち去り、ファイル島に残したデジタマの1つ。他のデジモンと共に成長し、人間の子供たちの到来を待っていた。
八神太一(アニメ版)と特殊な繋がりを持ち、心の特質の力を受けることで進化できるパートナーデジモンであり、太一と出会ってからはデジヴァイスや紋章、タグといったアイテムの力を借りてより強力な進化段階である成熟期や完全体に(普通のデジモンには起こりえない一時的な)進化を遂げ、子供達に襲いかかるデジモン達に立ち向かっていく。
成熟期でグレイモン、完全体で、メタルグレイモン(橙)究極体でウォーグレイモン、メタルガルルモンとのジョグレス進化でオメガモンに進化した。デフォルトはアグモンだが、誕生直後はボタモンであり、その後コロモンに自力で進化したが、完全体以上からの進化解除時はコロモンまで戻ってしまう。
また、パートナーの間違った勇気による影響と、イービルリングをつけられた時にスカルグレイモン、イービルスパイラルの力でメタルグレイモン(青)に進化し、暴走して仲間のデジモン達に襲いかかった事もある。前者については小説版で元々そういった進化をする資質を持っていたらしい記述がなされている。
基本的に一人称は「僕」で太一にも親しく話しかけるが、02の終盤では一人称が「俺」になっていたり、太一に敬語を使っているなど、若干おかしな部分もある。この他、アニメに登場するデジモンは進化の段階によって多少性格が変化することがある。
[編集] エピソード
- 映画版-太一のパートナーデジモンのアグモンとは別個体が光が丘で太一、ヒカリと出会う。この個体はヒカリの心の特質を受けて進化したと小説版で説明されている。また、この時のアグモンは後のアグモンに比べてかなり大きく信号程度の大きさ。
- 放送前-パートナーデジモンへの素質を持つデジタマとして誕生後、エージェントに回収され、八神太一のパートナーデジモンとなる。ファイル島でデジタマから孵り、他の6匹のデジモンとともにいつか来るパートナーを待ちながらボタモン→コロモンと進化。
- 第1話-太一に出会ったことによりコロモンからアグモンへ進化できるようになる。
- 第2話-デジヴァイスの力と太一がシェルモンに襲われたことによりグレイモンへ進化できるようになる。
- 第16話-コロシアムで太一が無謀な勇気を見せたため、紋章とタグの力によりスカルグレイモンに進化してしまう。
- 第20話-太一の正しい勇気と紋章の力で、メタルグレイモンに進化できるようになる。
- 第39話-最も大切な人(太一)がその人の大切な人(ヒカリ)に矢で射られたため、ワープ進化でウォーグレイモンに進化できるようになる。
- アノードテイマー/カソードテイマー-1999年大晦日、ミレニアモンに幽閉された子供たちを救うため、現実世界からリョウを召喚し共闘する。
- 映画版第2作-メタルガルルモンとのジョグレス進化により、オメガモンに進化できるようになる。
- 02第1話-デジモンカイザーと戦うも、ダークタワーの力により進化できなくさせられてしまう。
- 02第10話-デジモンカイザーに心を乗っ取られ、大輔たちと戦うことになる。
- 02第46話-チンロンモンにパワーを与えられ、再びウォーグレイモンへ進化できるようになる。
[編集] 楽曲
- 進化でガッツ!
- アグモンONDO
- Team
- Butter-Fly
[編集] デジモンセイバーズ
声は松野太紀。主人公・大門大のパートナーデジモン。赤い革ベルトを拳につけている。ラプター1としてDATSに追われる中、大と喧嘩を通して互いの力を認め合い子分となる。その後、紆余曲折を経てDATSの一員となり、大門家に溶け込んでいく。トーマの裏切りをきっかけに力を暴走させデジタマにまで戻ってしまうが、ベルフェモンと化した倉田と戦うため大によって戦場に運びこまれその場で復活した。
デジモンアドベンチャーの『アグモン』の進化形態が全体的に黄色を基調としていたのに対し、本作の『アグモン』の進化形態は赤色を基調としている。
[編集] エピソード
- 第1話-大門大と出会い、喧嘩の末に友情を育む。コカトリモンを倒すためジオグレイモンへと進化する。
- 第13話-ガルダモンを倒すため、ライズグレイモンへと進化する。
- 第29話-シャイングレイモンに進化。
- 第34話-大の憎しみのデジソウルにより、シャイングレイモンルインモードに暗黒進化する。
- 第35話-ルインモードの状態で暴走し力尽きてデジタマに戻ってしまう。
- 第37話-大の呼びかけに応え、コロモンの姿でデジタマから復活。直後アグモンに戻る。
- 第38話-ベルフェモンに対抗するため、シャイングレイモンバーストモードにモードチェンジ。
- 第48話-アグモンが大と共にイクドラシルと戦う中で、ベルトが手綱状に変化し、炎の様なオーラを纏い、火の鳥の如く飛行する形態へと変化(スタッフのブログではアグモンバーストと書かれていたが、公式設定はいまだ無く、詳細不明)。
[編集] 楽曲
- あぁ卵焼き
- Team?
[編集] デジモンネクスト
主人公・龍野ツルギのパートナーデジモン。当初はグレイモンであったが、途中でジオグレイモンに進化するようになる。
- コロモン⇔アグモン⇔ジオグレイモン⇔ライズグレイモン→ビクトリーグレイモン
[編集] アグモン博士
デジモンウェブやVジャンプのデジモンコーナーに登場する個体。白衣を着ており高い知能を持っている。デジヴァイスiCでは「ハカセボウ」というアイテムを使う事で進化でき、究極体並みの力を持つ。
[編集] 総統
デジモンワールド デジタルカードバトルに登場。多数のアグモンからなるやったるでー協会の会長。バグカードの出現から世紀末の雰囲気を感じ、ファイル島の沈没を予言した。アドルフ・ヒトラーのようなヒゲと髪型が特徴。「ジークアグモン」が合い言葉。
[編集] その他
TVシリーズの「アドベンチャーのアグモン」と「セイバーズのアグモン」は、十周年記念のCDのジャケットにおいて共演したことがある。太一のアグモンが大の頭に引っ付き、それに対して大のアグモンが怒っているというシチュエーションだった。