アグジャケラトプス
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?アグジャケラトプス | |||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||
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種 | |||||||||||||||||||||||||||||
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アグジャケラトプス(Agujaceratops)は、角竜の恐竜の、新しく分類し直された種である。以前はカスモサウルス・マリスカレンシスとして知られ、1989年にリーマンによって記載され、2006年にルーカス、サリヴァンおよびハントによって新しい種に認定された。リーマンはアグジャケラトプスの発掘地は、この恐竜が生きていた頃は(少なくとも化石標本が見つかったところでは)沈殿物の性質から判断して、湿地であったと考えた。アグジャケラトプスは後期白亜紀カンパン期に生きていた。名前の意味は「アグヤ(地名)の角の顔」。
[編集] 発見と種
1938年に、3つのボーン・ベッドが発掘された。また、角竜の標本がウィリアム・ストレインによってビッグベンド国立公園から集められた。この化石は約50年後にリーマンによって研究されカスモサウルス・マリスカレンシスと命名された。しかしその時は完全な成体の頭骨はなかった。その後、1991年に、さらに多くの標本が、ポール・セレノの率いる探検隊の努力によって集められた。後の研究でC.マリスカレンシスは独自の種である事が発覚し、アグジャケラトプスという新しい分類群に帰着した。
[編集] 分類の仕方
アグジャケラトプスは、ペンタケラトプスおよびカスモサウルスの両方に似ている。しかし、その短いフリルから、恐らくペンタケラトプスの先祖ではなかったことを示唆する。 この恐竜は、現在のテキサス州にあたる地域に暮らしていた。そして、後期白亜紀カンパン階に相当するアグヤ累層で発見された。
[編集] 参照
- Dodson, P. (1996). The Horned Dinosaurs. Princeton University Press, Princeton, New Jersey. ISBN 0-691-05900-4.