ちふれ化粧品

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株式会社ちふれ化粧品は日本の化粧品メーカーの一つ。本社、埼玉県川越市芳野台2-8-59

創業当初は訪問販売を主にしていたが、その後、低価格品の研究に着手、1962年（昭和37年）100円化粧品を販売する。

1967年（昭和42年）に、雑誌「暮しの手帖」に他社大手メーカーの高額商品との比較記事が載り、品質に大差無しとの評価を見た婦人会役員が問い合わせ、テストの結果大差無しとの結論になり、組織としての販売斡旋を提案、翌1968年（昭和43年）に「ちふれ化粧品」が誕生した。この際に、品質への疑念を払拭するために、全成分の構成内容や比率を表示するとともに、広告宣伝を極力抑えるなどの方法で低価格販売を行う方針が取られた。「ちふれ」が先鞭を付けた化粧品の全成分表示は2001年の薬事法改正でようやく義務化された状況であり、先進性が見て取れる。

なお、「ちふれ」は地婦連（全国地域婦人団体連絡協議会）からの造語である。

以来、婦人会組織や一部のドラッグストア、百貨店チェーンなどを中心に売られ、地味ながらも固定ファンをつかんでいたが、発売後30年間の社会事情の変化などを理由に、広告宣伝については2003年頃から方針を転換し、ついにテレビのコマーシャルが流されるようになった。ただ、他社大手化粧品メーカーのものとは異なり、歯磨きなどトイレタリー製品のような、さわやかなイメージのものに仕上がっている。