おまけの小林クン

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『おまけの小林クン』（おまけのこばやしくん）は、森生まさみによる少女漫画。漫画雑誌『LaLa』(白泉社)にて連載されていた。全16巻。

• 2000年5月26日にドラマCD第一弾「怒涛のクラスマッチの巻」が発売。
• 2000年11月24日にドラマCD第二弾「炎の三球勝負の巻／あぶない夏合宿の巻」が発売。
• 2001年10月25日にドラマCD第三弾「お願いお地蔵さまの巻／秋の健康診断スペシャルの巻」が発売。

[編集] あらすじ

向日葵高校1年A組には、小林が3人居る。1人目はA組の学級委員長・小林吹雪、2人目は美麗サド男・小林千尋、3人目は野球バカで無愛想男・小林健吾。この3人は“A組のバミューダ・トライアングル”と呼ばれていた。そこへ、高校生とは思えない愛らしい笑顔を携え、4人目の小林・小林大和が登場!! 小林クン（大和）の登場をきかっけに、A組は変わってゆく――。

[編集] 登場人物

※声優はドラマCDのもの

小林 大和（こばやし やまと）　声優：大谷育江

一年の途中で転入してきた「4人目の小林」。外見は高校生に見えないほど幼い。愛くるしい笑顔と純粋さの持ち主。純真なため千尋の仕掛ける「罠」にはことごとく引っかかる。幼いころに両親と姉を事故で亡くし、そのトラウマで「別れること」に対して臆病になっている。

小林 吹雪（こばやし ふぶき）　声優：折笠富美子

A組の学級委員長。いわゆる姐御肌で、クラスのまとめ役。美人だが全く隙のないしっかりした性格と怪力のため、クラス一男前な女子。自称ショタコンで大和の笑顔に一目惚れするが、物語が進行するにつれ健吾が気になっていく。幼いころに父を亡くし、母子家庭に育つ。

小林 千尋（こばやし ちひろ）　声優：三木真一郎

美形で性格はクール。大和の転校以来、徐々にクラスに打ち解けていく(?)。愛犬ラッシー（後・小ラッシー）に似た大和を非常に気に入り、様々な「罠」を仕掛ける。「罠」によって相手を弄ぶのが愛情表現という、少々困ったひねくれ者。父親がカナダ人のハーフのためクォーターである。

小林 健吾（こばやし けんご）　声優：関智一

長身で基本的に無口。勉強は数学のみ大得意。中学時代に所属していた野球部で起きた事故がきっかけで他人とかかわりを持たないようにしていたが、大和の転入以来少しずつクラスにもとけこみ、だんだんと吹雪に惹かれていく。投手としての能力は並はずれたものがあり、野球部からは何度となくスカウトをうけている。

斉藤 あげは（さいとう あげは）　声優：岩居由希子

2年のころにA組に転校してきた。外見上はクールな美少女といった風で、言葉は少々辛辣。かつて姉の婚約者だった燕のことが好きで積極的にアプローチしている。勘が鋭い。

小林 燕（こばやし つばめ）　声優：藤原啓治

A組の担任。常にサングラスをかけている。バウムクーヘンを面白い食べ方で食べる。

大林 鷹士（おおばやし たかし）

小林らの後輩。真央子の従兄弟。ぶっきらぼうで少々子供っぽい元気者。

大林 真央子（おおばやし まおこ）

小林らの後輩。鷹士の従兄弟。鷹士をクールに見守っており、その愛情表現は千尋と相通ずるものがある。

姫 恭子（ひめ きょうこ）

臨時の数学教師。趣味は日曜大工で、相棒はスパナ。

日影 只男（ひかげ ただお）　声優：原沢勝広

A組の副学級委員長。その名の通り、影が薄い。ゆりのことが好き。

向井 ゆり（むかい ゆり）

クラスのアイドル的存在。家事全般得意。男の好みが普通と違う（例:窪塚洋介はスキンヘッドの方がかっこいい、マッチョが好きなど）。その個性的な好みと意味深な言動（完全に天然）でクラスの男子たちをしばしば翻弄しているが、本人は全くの無自覚である。

東谷 千明（ひがしたに ちあき）

男子バレー部所属。中学の頃からゆりのことが好き。

坂上 こずえ（さかがみ こずえ）

女子バレー部所属。こずえが歌う応援歌は味方のやる気さえも削いでしまうほどの破壊力を持つ、つまり音痴。

小林 雪人（こばやし ゆきひと）

吹雪の弟。深雪とは二卵性双生児。

小林 深雪（こばやし みゆき）

吹雪の妹。雪人とは二卵性双生児。

小林 静（こばやし しずか）

吹雪たちの母親。夫を亡くして以来女手一つで3人を育ててきた。小料理屋を営む。

小林 慎吾（こばやし しんご）

健吾の弟。吹雪の心を鷲掴みする。