えんがわ
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えんがわ(縁側)とは、魚の部位の通称で、刺身や寿司のネタのひとつ。ヒラメなどの鰭を動かすための筋肉のことをいい、コリコリとした食感が好まれる。身の形が家屋の縁側に似ていることからそう呼ばれる。
一般に、寿司ネタで「えんがわ」といえば、「ヒラメのえんがわ」を指す。えんがわ部分は、ヒラメ一匹からとれる量が限られるのでヒラメ(白身)よりも価格が高い。最近では回転寿司などで安いえんがわが販売されているが、ヒラメではなくカラスガレイやアブラガレイといった代替品であり、ヒラメのえんがわに比べると味はだいぶ劣るとされる。が、カレイのえんがわの方が、脂の味が濃厚であるため、若い客層には好んでカレイのえんがわを食べる人も多い。単に「えんがわ」とだけ表示して販売されている場合、代替品の可能性が高い。