いきばた主夫ランブル
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徳間書店の「ヤングキャプテン」の1988年4月の創刊と共に連載開始したが、「ヤングキャプテン」が隔月発行で1988年8月発行の第3号で休刊となったことから、姉妹誌の「月刊少年キャプテン」に移り、第4話が1989年5月号から1989年10月号まで連載される。その後、少年キャプテンコミックスから単行本全1巻が発行されている。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] あらすじ
工藤直人はアニメーターだが、会社は倒産し無職となってしまった。同棲している信崎千明の収入で生活は困らない状況で家事をすることにも苦は無かったが、プライドがそれを許さなかった。そんな中、同じアパートで量子と住んでいる『たか』さんは専業主夫業にプライドを持っていた。たかさんの助言もあって直人はやがてそれが天職だと気づく。
[編集] 登場人物
[編集] コーポマドンナ
『コーポマドンナ』は、主人公らが住むアパート。家賃5万6000円(203号室)。
- 工藤 直人(くどう なおと)
- 工藤直人『鈍度 丼』のペンネームを持つアニメーター。しかし物語りの始まりの早々に会社の倒産により無職となる。メカが得意で描くのは速いが、画風が合わず千明のアシスタントは出来ない。弟の上京の土産が魚介類であることから、実家は漁業関係を営んでいると思われる。
- 千明は直くん、たかはアニメーターをアリゲーターに引っ掛けてワニ、量子はたかに倣いワニくんと呼んでいる。
- 信崎 千明(しのざき ちあき)
- 信崎千明はペンネームは『しのはらちあき』で活躍する新人少女漫画家。2年前に食えなくなって直人のアパートに転がり込んできた。時々スランプに悩みながらも徐々に売れっ子になってきた。作品には読み切り『さよならのメモリー』、『年下のダンサー』などがある。20歳。
- 直人はちあきと呼んでいる。
- 高桐(たかぎり)
- アパートの同じ階に住む先輩主夫。量子と同居している。強引で口が悪いが、優しい。元不動産仲介のサラリーマンだったが上司を殴って無職になり、主夫となる。みな『たか』ちゃん『たか』さんと呼んでいる。量子の妊娠により、外で働くことを決意する。
- 量子(りょうこ)
- スナック『かえで』に勤めている20歳。高桐と同居している。家事全般が苦手。たかとの喧嘩は絶えないが、信頼し合っている。未成年の頃からスナックに勤めており、収入の良さもあり、たかと会うために頻繁に引越ししていた。それがきっかけで同居するようになった。
- 量子の妊娠により、二つのカップルともども現在の状況を変えざるを得なくなった。
- 大家さん
- コーポマドンナの大家のおばあさん。主婦業の能力は、たかを遥かに上回る。
- 多々良
- 203号室に住む夫婦。夫婦揃って公務員だったが150万円の宝くじが当たり、怠け癖が付いて無職。ぐうたらで、直人と千明は住んでいることすら知らなかった。お金も無くなり改心して働く決心をしたが、直後にドリームジャンボに当選。
[編集] その他
- 義人(よしと)
- 直人の弟。進学校の高校1年生。たびたび上京してくる。
- ちあきのアシスタント
- 直人の食事を楽しみにして来る。
- 日高さん
- ちあきの漫画の担当編集者。
- 長崎屋
- 近所の肉屋。
- 浜田
- 直人の元同僚のアニメーター。漫画好き。
- 芝田室長
- 高桐が元勤めていた会社の後輩。総務の女性と浮気しているようだ。
[編集] 単行本
徳間書店少年キャプテンコミックススペシャルで全1巻。 1989年12月30日発行 ISBN 4-19-839120-3