WRESTLE LAND
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WRESTLE LAND(レッスルランド)は新日本プロレスの単発興行のブランド名。通常シリーズよりもお笑いなどのコミカル性、エンタテインメント色の強い興行。第1回興行のキャッチコピーは「遂に開園!プロレスハッピーランド」。
2007年、サイモン・ケリー元社長の辞任以降、興行は行われていない。
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[編集] 概要
[編集] 第1回興行
2006年5月13日に新宿FACEで開催された。新日本がエンターテインメント色の強い興行を行うということで、注目を浴びたが出場選手の半数は他団体・フリーランスのレスラーであった。他団体からの参戦選手はそのままのギミック、新日本の所属選手はギミックにアレンジを加えた(真壁を除く)。
通常の興行では場内スクリーンを用いて試合前にその試合の見所やストーリーの現状を観客に伝えているが、WRESTLE LANDにおいてはそれに加え、登場人物らによるスキット(寸劇)も上映した。この寸劇は第一試合の中でも行われ、つぼ原人vs愚乱・浪花の試合中にレフェリーのテッド・タナベが観客に拍手をするポイントを示し、拍手を要求したが反応は薄かった。また、この試合はエニウェア・フォールマッチ(会場内のどこでもフォールを奪うことが可能な試合形式)であったが、一度も外に出ることはなく終わった。
魔界倶楽部復活に伴い、新日本を退団していた小原道由が魔界3号として復帰した。メインイベントは棚橋vsタイガーマスクであったが、コスチューム以外は通常通りの試合であった。
また、海賊男ガスパーが星野勘太郎に手錠をかけて拉致・連行するという演出があった。しかし、全試合終了後には何もなかったかの様に星野が登場し、次回大会に他の選手も連れてくると予告した。このため、拉致は一時的退去に過ぎないことが判明した。
[編集] 第2回興行
2006年6月30日に新宿FACEで開催された。第1回と同様に、興行冒頭で海賊男ガスパーが現れ石坂鉄平を拉致し、連れて行くが、後に何も無かったかのように第2試合に出場する。第1試合は第1回興行と同じつぼ原人vs愚乱・浪花(エニウェアフォールマッチ)。前回と異なり、場外に出て行き観客の前から消えた所で、第2試合以降が行われた。
メインイベント終了後は、次回興行に現れるレスラーの顔見せと星野総裁による煽りが行われた。続いて第1試合に出ていた二名が戻り決着後、棚橋はつぼ原人、田中は浪花のマスクを付けてボーナストラックとして棚橋・つぼvs田中・浪花が行われた。結果は浪花の回転エビ固めを棚橋が耐えると、棚橋のタイツがズレて臀部を半分以上露わとなり、そのまま棚橋が浪花の顔の上に腰を下ろす「バーミヤンスタンプ」でフォール勝ちを収めた。
また、棚橋から藤波辰爾の退団報告も行われた。
[編集] 第3回興行
2006年7月23日にディファ有明で開催された。ミラノコレクションATが初参戦し、続いて本隊の興行にも参戦した。
[編集] 第4回興行
2006年9月3日に後楽園ホールで開催された。全試合終了後、ボーナスマッチの形で魔界倶楽部とレッスルランド軍の対抗戦が行われた。第4回で初めて大きな対立軸の明示が行われたが、中西学が乱入し両軍の大半を倒し「中西ランド」化することを表明した。
[編集] 第5回興行
中西学が力道山を模した黒ロングタイツで登場した。
[編集] 出場レスラー・登場人物
通常シリーズとはギミックやコスチュームなどを若干変え、本隊興行との差別化を図っている。ギミックの大半はかつて本隊で用いられたものの再利用。
- 本隊
- スポークスマンとして参加。試合にはスーパー・ストロング・マシーンとして出場する。興行前には「マシンが~と言っています」と別キャラクターであることを強調する発言をすることが定番。煽りVTRではセリフを棒読みすることに徹している、
- 黒のショートタイツ。インタビュー時には股間を強調する。第3回興行ではマイクパフォーマンスにおいて「ハッスルランド」と言い間違えるなど本隊とは違うキャラクター付けをしている。「レッスルラン道」の名でボーナスマッチに出場した。
- コスチュームが違う。本隊ではベビーフェイスだが、対戦相手のマスクを剥ぎ取るなどの行為をする。
- リングネームを「江戸侍(えどさむらい)」にし、袴を着用。それ以外の試合運びなどは全く同じ。普段はロングタイツだが、袴の隙間から生足が見えることが最大の特徴。第4回で、キャラクター封印が行われた。
- 2代目ペガサス・キッド
- かつてクリス・ベノワが日本で名乗っていた覆面レスラーの2代目。正体はプリンス・デヴィットと思われる。ファイトスタイルは初代と異なる、ヤングライオンに準じた基本的なもの。
- 新日本の本興行で活躍する「稔(田中稔)」にそっくりで、彼を尊敬している後輩というギミック。怪我で試合をキャンセルした稔の代役として登場した。ヒール軍団C.T.Uに入る前のオレンジ色のタイツを着用する。必殺技のひとつであるミノルスペシャルがタナカスペシャルという名になる。「ハッピーラン道」の名でボーナスマッチに出場した。
- 本隊との差は試合後に乱入すること。
- 本隊で使わなくなった酒豪ギミックを再利用している。紙パックの酒を投げたり、紙コップを持参し数名の観客に酒をふるまったりする。
- ジャイアント・バーナードの別の姿。邪道・外道と同じタイプのコスチュームを着用。
- 第4回興行で、ガスパー(後述)の扮装をし、メインイベントに乱入した。
- 魔界倶楽部
- ヒール軍団「魔界倶楽部」総裁。本隊での活動が自然消滅していた軍団であったが復活した。
- 体型や飛び方がグラン浜田と全く同じ。マスカラ・コントラ・マスカラ(敗者マスク剥ぎマッチ)で敗北したがマスクを脱がなかった。
- 魔界マスクド・カナディアン
- 初代のロディ・パイパーとは別人。本間朋晃。
- 魔界ヒート
- SUPER-Xの別の姿。「魔界ヒート」というヒート(新日本プロレスとゲーム会社の提携で作られたキャラクター、セールスが芳しくないため短期間で活動終了)のヒール版。
- 魔界マスクド・デビロック
- 筑前りょう太の別の姿。棚橋弘至がかつて使ったギミック「マスクド・デビロック」の再利用。棚橋よりも切れ味の鋭いスリングブレイドを使うのが特徴。
- 魔界11号
- KAIENTAI-DOJOのYOSHIYAの別の姿。
- 魔界12号
- 魔界13号
- ビッグバン・ベイダー
- 石狩へのパワーボムを失敗するなど、コンディションが往年に比べ悪かった。
- VOODOO-MURDERS
- 所属不明
- 海賊男(ガスパー)
- 星野総裁や選手に手錠をかけて拉致する。拉致された人物は出番前に解放され、何もなかったかのようにスキットや試合を行う。そのため、立ち位置やギミック設定は「セキュリティ」ということ以外は不明。試合開始前にグッズ売り場、ゲーム体験コーナー、観客席など様々な場所を徘徊する。試合に介入することもある。白衣を着用して登場することもある。
- KAIENTAI-DOJO
- GENTAROの別ギミック。会場において説明は全くされなかった。
- フリーランス
- 邪道・外道とチームを組むため、石狩の出身地にちなみ「北海道」のリングネームと前述の二名と同タイプのコスチュームを着用。第4回からはリングネームを元に戻した。
- 新日本を退団後、総合格闘技に挑戦していた時期がある。魔界3号として登場し、マスクを脱ぎ新日本マットに復帰した。違いは背中に「犬」の文字が書かれていること。その後、魔界倶楽部と対立する側に立っている。