MXスタジアム
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『MXスタジアム』(エムエックス・スタジアム)は、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)で放送している野球中継番組。
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[編集] 放送時間
- 東京ヤクルトスワローズ(東京ヤクルト)戦(自社製作、三重テレビネット(対中日ドラゴンズ戦のみ))
※ただし朝日放送(ABCテレビ)との共同製作でリレー中継実施時(主に水曜日・日曜日)、及び神宮球場での対阪神戦ビジターゲーム中継はなし
- 福岡ソフトバンクホークス(福岡ソフトバンク)戦
2007年からソフトバンク戦の放送開始。
- 火曜日 - 金曜日 19:00 - 21:54
- 土曜日・日曜日(祝日) 試合開始時間によって異なる。
[編集] 概要
開局当初のTOKYO MXはプロ野球中継の放送がほとんどなかったが、番組編成を見直した1998年ごろからサンテレビが製作した阪神タイガース戦の試合(サンテレビボックス席)と、自社製作の東京六大学野球連盟、夏の高校野球予選(東・西ブロックとも)の試合の実況中継をこのタイトルで放送するようになった。また、2007年以降は福岡ソフトバンクホークス戦の中継も行っている(後述)。
現在はプロ野球と高校野球中継のみで、ソフトバンク戦・阪神戦の他、自社製作で明治神宮野球場で行われる東京ヤクルトスワローズ戦(主に対中日ドラゴンズ戦、三重テレビと岐阜テレビへもネット)も随時放送される。
以前はTVS(テレ玉)製作の埼玉西武ライオンズ戦、GAORA製作の北海道日本ハムファイターズ戦(東京ドーム主催試合)やCTC(チバテレビ)制作の千葉ロッテマリーンズ戦も放送していたことがあるが、2006年度は番組供給を受けていないため放送されていない。[1]
東京シティ競馬やFC東京のナイター開催がある場合は、そちらを優先して編成するためMXスタジアムは放送しない。
[編集] 最初の中継
ちなみにMXで最初に放送された野球中継は1995年11月5日に、開局特別番組として、サンテレビからのネット供給で、阪神甲子園球場で行われた「'95プロ野球日韓親善スーパーゲーム」第3戦を午後1時から試合終了まで生中継した(MXテレビ、サンテレビ(制作局)、KBS京都の3局ネットで放送(KBSは競馬中継のため変則時間帯を適用)。この日が日曜日だったため、関東地区の他の独立UHF放送局(tvk、テレ玉、チバテレビ、群馬テレビ)は中央競馬ワイド中継のため放送せず)。
なお、開局当時のTOKYO MXはスポンサーが少なく、ほとんどCMなしで放送していた(ただし、東京新聞や伊藤園「充実野菜」などのCMが番組の合間に流されていた)。
[編集] 2006年の出来事
2006年は、4月の開幕から東京MXテレビがテレコムセンターに入居していた6月いっぱいまでは中継がなかったが、麹町新社屋に移転しハイビジョン放送を開始した7月から公式戦終了までは、サンテレビ制作の阪神戦4試合、自社製作のヤクルト対中日戦(神宮球場)の3試合が中継されたほか、11月4日には、明治神宮外苑創建80年記念試合「東京六大学選抜VS東京ヤクルト」(神宮球場)も中継された。
なお、サンテレビではこの年の5月より阪神戦を中心にハイビジョン制作を開始したが、TOKYO MXの放送では標準画像のままになっている。
[編集] 2007年度について
2007年度は、福岡ソフトバンクホークスがTOKYO MXに対して福岡ドームで行われる主催試合の中継を打診し、72試合中25試合の中継を行うことになった。この場合の番組名は『「STRONG!!ホークスプロ野球中継』で、自社製作ではなくホークス球団とJ SPORTSが共同製作する映像(実況・解説は別)を使って中継をする。メインの協賛は球団のユニフォームスポンサーでもあるアパマンショップである。
ホークス側としては東京でのファン層拡大に繋がり、MX側としても高視聴率が見込める優良コンテンツを獲得、さらにホークスの親会社であるソフトバンクとしても、ワンセグによる中継が可能になることでソフトバンクモバイルの携帯電話ユーザー獲得に繋がるとしており、関係者の期待が高まっている。[2]
なお、ホークスはダイエーがスポンサーだった1989年から1994年、及び2001年にサンテレビから自社製作(一部九州朝日放送とTXN九州(現TVQ九州)の技術協力あり)主催試合を放送したことがあった。これはサンテレビがダイエー資本を得ていたため。その後ダイエーの経営再建のため神戸新聞に譲渡後は放送されなくなったが2005年から交流戦のソフトバンクvs阪神戦で自社製作が行われている。(2006年は朝日放送製作のトップ放送)
その他、従来から放送されている自社制作の東京ヤクルト戦中継も引き続き行われた。その一方で、サンテレビ制作の阪神戦中継予定はわずか2試合(いずれも対中日戦)にまで激減した。しかも2試合のうち7月14日は雨天中止となったため、実際に中継されたのは9月15日の1試合だけであった。これとは別に、7月19日に松山中央公園野球場で開催されたフレッシュオールスターゲームをサンテレビからネット受けして生中継した。
[編集] 2008年度について
2008年度も福岡ソフトバンクホークス戦と自社制作の東京ヤクルト戦(対中日戦)の中継が継続される。事実上のメインであるホークス戦は中継数が更に増えて40試合の中継を予定している。
[編集] 脚注
- ^ TOKYO MXの首都圏ネット4(現:首都圏トライアングル)離脱(実質追放)でTVS・CTCからの番組供給を受けられなくなったことが理由かと思われる。
- ^ しかし、これらの期待や予測にはインターネット上で多くの疑問が投げかけられている。東京都地区ではプロ野球人気の低迷が顕著になっており、ファンが最も多いとみられる読売ジャイアンツの試合中継でも視聴率が大きく低落している。ただでさえこのような状況にあるのに、関東地方との縁が殆ど無く東京都地区でのファンの絶対数が多くない他地域の球団の試合を多く中継して高視聴率など見込めるのか、といった意見は数多い。
[編集] 歴史
- 1995年 11月1日午後6時、TOKYO MX開局。
- 1996年
- 1998年 TOKYO MXの野球中継の統一タイトルを『MXスタジアム』とする。
- 2002年
- 2003年
- 2005年
- 4月、北海道日本ハムファイターズ対楽天イーグルス戦の東京ドーム遠征中継の放送を開始。
- 5月、交流戦開始。阪神戦の対西武戦、対ソフトバンク戦(以後ホーム戦を放送)の放送開始。
- 2006年 7月、TOKYO MXが開局以来放送してきたテレコムセンターから麹町の新社屋へ移転。
- 2007年
- 4月、ソフトバンク本社からの要望で福岡ソフトバンクホークス戦(ヤフードーム)の中継を開始。なお対中日戦の交流戦一試合を放送した。
[編集] 主な中継
- プロ野球
- 福岡ソフトバンクホークス戦(福岡ソフトバンク公式配信映像[J SPORTS 他]を使用)※2007年度開始。
- 阪神タイガース戦(サンテレビ制作) ※2004年度までは年間20~30試合程度放送していたが、2007年度はわずか2試合(→うち1試合は雨天中止)にとどまっている。
- 広島東洋カープ戦(サンテレビ製作)※2002年に1試合だけサンテレビからのネットで実施(地元向けは在広局が別制作)、2003年度以降は放送なし。
- 東京ヤクルトスワローズ戦(自主制作協力は八峯テレビではなく千代田ビデオ) ※対中日ドラゴンズ戦を年間3試合程度放送。
- 北海道日本ハムファイターズ戦(GAORA・テレ玉制作)※2006年度以降は放送なし
- 埼玉西武ライオンズ戦(テレ玉制作)※2006年度以降は放送なし
- 千葉ロッテマリーンズ戦(チバテレビ制作)※2006年度以降は放送なし
- 高校野球
- 全国高等学校野球選手権大会東東京大会・西東京大会
- 大学野球
[編集] 自社製作の中継の出演
[編集] プロ野球の出演者
[編集] 東京ヤクルトスワローズ戦
- 解説者
- アナウンサー・リポーター
[編集] 福岡ソフトバンクホークス戦
- 解説者
- アナウンサー・リポーター
[編集] 高校野球の出演者
- アナウンサー
[編集] 関連項目
- サンテレビボックス席(神宮球場での中継及び朝日放送との共同製作・リレー中継実施時は未実施)
- 三重テレビナイター(東海テレビとの共同製作時のナゴヤドーム中継は未実施)
- TVSライオンズアワー(西武ドームでの交流戦の試合はしていない)
- TVSヒットナイター(北海道日本ハム戦の東京ドーム遠征及び対楽天戦ビジター戦のみ放送実施)
- なまら! 北海道日本ハムファイターズ中継(GAORA)(同上)
- 東京ケーブルネットワーク(『TVSヒットナイター』及び『なまら! 北海道日本ハムファイターズ』での北海道日本ハム戦の東京ドーム遠征の放送権と『北海道日本ハム戦』と『巨人戦の試合前放送』のスコア表示の管理しているケーブルテレビ局)
- 全国高等学校野球選手権大会
- 東京六大学野球