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Facebook(フェイスブック)は、アメリカ合衆国の学生向けに作られたSNSである。当初は学生のみに限定していたが、2006年9月以降は一般にも開放された。
[編集] 概要
FacebookはMySpaceと比較されることが多いが、その違いはページのカスタマイズ性である。MySpaceはHTMLとCSSでのカスタマイズに対応しているが、Facebookではプレーンテキストのみに対応している。 ただし、FacebookはAjaxに対応していたり、自分の好きなアプリケーションを選択して追加できるなど、最新の技術を駆使している。それらアプリケーションもFacebookが開発したものよりも、一般のユーザが開発したものが多い。このように一般ユーザが様々なアプリケーションを開発しFacebookのツールとして公開できるようになったことで、Facebookはそれ自身が持ち備えている性能を超えてサービスを提供できるようになった。 また、モバイル端末にも対応しており、iPhone/iPod touchに搭載されたSafariでアクセスすると専用の画面インターフェースでサービスを提供している。
Facebookは他のSNSとは異なり、自分が参加するネットワークによってURLが異なる方式を取っている。 例えば、ABCDE大学の学生用メールアドレス「*****@abcde.edu」で登録すると、アクセス用URLは、abcde.facebook.comとなる。 このように、大学によってネットワークが異なるが、相互アクセスが可能である。ただしプライバシーオプション等で「別ネットワークには公開しない」などに設定している場合には、別ネットワークにいるユーザがプロフィールなどにアクセスすることはできない。
中古品売却・住宅・求人などさまざまな募集広告を出せる「Facebook Marketplace」、他のユーザーに直接メッセージを送ることのできる機能もある。また写真や動画のアップロード(Facebook Video)にも対応しており、mixiのような容量制限は特に設定されていない。このほか、Facebook内の専用ページや外部サイトでの購買活動と連動して、自分の友人が何を買ったか・どの映画や音楽を高評価したかなどの形で広告が出る「Social Ads」も提供される。
comScore World Metrixによると、2007年9月現在73,521,000ユニークユーザーが利用、前年比420%成長。
2008年05月19日(月)CEOのマーク・ザッカーバーグが来日し、記者会見を開催し、日本語版が公開された。 同日に、日本初のデベロッパーミーティング「Facebook Developer Garage Tokyo」が東京渋谷区ベーカリーカフェ632 原宿で開催された。 日本語版は、Facebookの右上の「account」から「language」を選び「Japanese」を選択することによってアクティベートされる。
[編集] 歴史
2004年にハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグが創業。当初はハーバード大学の学生が交流を図るために作られた。その数日後、スタンフォード大学やコロンビア大学、イェール大学などの学生からの「同じようなサイトが欲しい」との要望に答え、いわゆるIvy Leagueの学生にも開放した。その後、全米の学生に開放され学生生活に欠かせないツールとなった。大学のメールアドレス(.eduドメイン)を所有する大学生のみに参加が限られていたが、2006年初頭には全米の高校生に開放し、2006年9月までには誰でも利用できるようになった。
2006年09月05日、「News Feed」と「Mini Feed」機能を開始。
2007年10月24日、Microsoftが広告に関する独占的契約を含み、Facebookに2億4000万(約264億円)ドルを出資し、同社の株式1.6%を取得した。MicrosoftはFacebookの時価総額を150億ドル(約1兆6500億円)と評価している。ちなみにGoogleは、米Yahoo!と共に米MySpaceと広告を契約中(3年契 9億ドル約990億円)。 MicrosoftがYahoo!買収にあたって提示した金額は446億ドル(約4兆9060億円)であり,FacebookはYahoo!の3分の1の市場価値があると見られている(2008年4月)。
2008年01月25日、FacebookAPI"JavaScript Client Library"を公開したことにより、SNS業界にとどまらず、IT業界全体にSNSのオープン化に拍車をかける。
2007年10月31日、GoogleがOpenSocialAPIを公開。Orkut、Salesforce、LinkedIn、Ning、Hi5、Plaxo、Friendster、Viadeo、Oracleらが参加。
ユニークビジター数は、
1 米Google(6億2500万人) 2 米Microsoft(5億6300万人) 3 米Yahoo!(5億500万人) 4 米MySpace.com(1億1700万人) 5 米Facebook (1億900万人) と世界でNo.5のポジション(2008年5月9日時点)。
アプリケーションの総数は約1万7000。毎日、約140のアプリケーションが追加されている。
2008年05月09日、MySpaceがDataPortabilityパートナーとして、Yahoo!、ebay、Twitter、Photobucketと提携。 2008年05月10日、Facebook Connectを発表。 2008年05月12日、GoogleがFriend Connectを発表。 2008年05月15日、Facebookが、GoogleのFriend Connectに対し、Facebookのプライバシー標準を満たさないものとして、接続を拒否する。 2008年05月19日、日本語版が一般公開された。