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陸前高田市(りくぜんたかたし)は、岩手県の南東部に位置する市である。大船渡市とともに陸前海岸北部の中核を成す。旧陸前国気仙郡。
[編集] 地理
- 山:氷上山、横手山、箱根山
- 河川:気仙川、川原川、小泉川、浜田川、矢作川
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制が施行される。
- 氷上村が分立してそれぞれ町制・村制施行し、気仙郡高田町と気仙郡竹駒村が成立。
- 気仙村が単独で村制施行し、気仙郡気仙村が成立。
- 広田村が単独で村制施行し、気仙郡広田村が成立。
- 小友村が単独で村制施行し、気仙郡小友村が成立。
- 矢作村が単独で村制施行し、気仙郡矢作村が成立。
- 横田村が単独で村制施行し、気仙郡横田村が成立。
- 1926年(大正15年)11月1日 - 気仙村が町制施行し、気仙郡気仙町となる。
- 1952年(昭和27年)6月1日 - 広田村が町制施行し、気仙郡広田町となる。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 高田町、気仙町、広田町、小友村、米崎村、矢作村、竹駒村、横田村が合併し、陸前高田市が設置される。
[編集] 行政
- 無所属。団体「あたらしい陸前高田をつくる市民の声」が推す。
- 元市議、陸前高田民主商工会事務局長。
- 日本共産党員(共産党員市長は他に、秋田県湯沢市鈴木俊夫、埼玉県蕨市頼高英雄、東京都狛江市矢野裕、大阪府東大阪市長尾淳三の4人がいる)。
- なお、自由民主党陸前高田支部の支援をうけていた。自民党が共産党員の首長を支援していたのは日本でもここだけで、民主党は「反小沢一郎と選挙目当ての呉越同舟」と批判している(市議会は民主党系会派が多数を占める)。但し、2つある民主党会派のうちの1つが市長提案の議案に賛成したり、市長の後援団体の代表が自民党を離党するなど、「自民共産vs民主」と一概に言えない流動的な情勢となっている。
[編集] 姉妹都市・友好都市
[編集] 郵便
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
- 陸前高田市立第一中学校
- 陸前高田市立気仙中学校
- 陸前高田市立広田中学校
- 陸前高田市立小友中学校
- 陸前高田市立米崎中学校
- 陸前高田市立矢作中学校
- 陸前高田市立横田中学校
[編集] 小学校
- 陸前高田市立高田小学校
- 陸前高田市立気仙小学校
- 陸前高田市立長部小学校
- 陸前高田市立広田小学校
- 陸前高田市立小友小学校
- 陸前高田市立米崎小学校
- 陸前高田市立矢作小学校
- 陸前高田市立下矢作小学校
- 陸前高田市立生出小学校
- 陸前高田市立竹駒小学校
- 陸前高田市立横田小学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] 路線バス
[編集] 道路
[編集] 一般県道
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 高田松原(日本の渚百選)
- 根岬はしご虎舞と黒崎神社(未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選)
- 1986年(昭和61年)より、毎年八月下旬に自転車レース、南三陸ロード「りくぜんたかた」が開催されている。市街地を通り抜けるコース設定になっており、沿道の住民の歓声を間近に受けることが出来ることから、全国的な人気を得ていた。道路事情などにより2005年の第20回大会を最後に中止された。
[編集] 出身有名人
[編集] その他
- 1955(昭和30)年の市制施行以来、市の読み方は りくぜん「たかた」 である。しかし、地元住民及び周辺市町村では山浦玄嗣が提唱したケセン語と呼ばれる訛りのきつい方言を話す人が多いため、カ行とタ行の音が鼻濁音化した「たがだ」、または最後の「た」だけが濁音化する「たかだ」と呼ぶのが一般的である。ちなみに山浦玄嗣の出身地である隣接市町村の大船渡(おおふなと)市は「おふなど」に近い呼び方になる。
[編集] 関連項目
- 岩手県内全域で岩手ナンバーであるが、三陸ナンバーが新たに施行されるという噂がある。
[編集] 外部リンク
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