遜克県
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遜克(そんこく、シュンコーXùnkè)県(-けん、簡体字:逊克县)は中国黒龍江省黒河地級市の県の一つ。小興安嶺の北麓、黒龍江中流の南岸にロシア連邦アムール州ミハイロフカ地区に隣り合う国家一類口岸城市。面積17,344km²、人口11万。
目次 |
[編集] 歴史
県名は遜河、奇克という二つの鎮の名を合せたものである。
- 夏、商、周の時代この地方は肅慎氏の地に属していた。
- 秦、漢、三国時代、晋の時期には挹婁の土地。南北朝時代には勿吉の領地。 隋唐時代は黒水靺鞨と北室韋の地。遼代には東京道烏隈部。金代には上京蒲与路の管轄。元代は開元路の失宝赤万戸府。明代はヌルカン(奴爾干)都司の管轄であった。
- 清の光緒三十二年(1906年)、今の遜河鎮東新村にて畢拉爾路鄂倫春協領公署が設けられ、オロチョン族の軍事と狩猟を管理した。これがこの地域の最初の役所だった。
- 民国21年(1932年)7月1日、遜河県政府が正式に成立。
- 満州国大同2年(1933年)3月、日本が遜河県、奇克県を占領しそれぞれの県公署を開設、黒龍江省へ属させた
- 康徳10年(1943年)7月、遜河、奇克両県を合併して遜克県とし黒河省の管轄とした。
- 1946年6月16日、中国共産党に率いられた東北民主連軍が遜克県に進入し県人民政府を建立、県治を遜河から奇克鎮へ移した。
- 1947年春、烏雲県が遜克県へ編入して区となった。
- 1965年12月,又将富饒人民公社(元烏雲区)の大部分を嘉蔭県へ編入。
[編集] 行政区画
2つの鎮、7つの郷、2つのオロチョン族郷を管轄:
[編集] 資源
土地が広大で生態環境が極めてよいとされる。赤メノウが豊富に産し「紅瑪瑙之郷」と呼ばれる。
草原が560万畝、森林面積1665万畝、森林面積率64%、林木、山の生産物と野生動植物資源が豊富。
[編集] 外部リンク
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