荒井昭博
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荒井昭博(あらい あきひろ、1962年11月5日 - )は、フジテレビジョン編成制作局編成部長。東京都出身。入社時は営業部。妻(1972年 - )は広報部所属。死別した前妻との間に1998年生と2000年生の男児がいる。親戚はニューテレスの荒井千佳(CA)(野猿)。血液型O型。
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[編集] 人物
1985年、慶應義塾大学経済学部卒、フジテレビ入社。入社当時はスポット営業部員。
2000年当時、担当していたバラエティ番組(SMAP×SMAP、森田一義アワー 笑っていいとも!、サタ☆スマ、100%キャイ〜ン!等)の合計視聴率が100%を超え、萩本欽一以来の「視聴率100%男」と一時期呼ばれていた事もある。このため、土屋敏男(日本テレビ)と並んでテレビ制作ではトップクラス級だと言われていた。
文藝春秋(2001年2月号)「この100人に投資せよ」でプロジェクトX〜挑戦者たち〜の今井彰プロデューサーとともに選ばれた。
また2002年7月に編成局編成副部長に就任したため、これまでプロデューサーとして担当していた番組は坪田譲治や石井浩二らが引き継いだ(ただし、サタ☆スマ・デリバリー・スマップ デリ!スマやスマ夫など、一部番組は受け継がれなかった/ちなみに最後にプロデュースしたのは2003年3月終了の「スマ夫」)。
編成担当としては、トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜や爆笑おすピー大問題!!、忘文(稲垣吾郎出演)、FNS5000番組10万人総出演 がんばった大賞等のバラエティ番組をはじめ、SMAP出演ドラマ(犬神家の一族やX'smap〜虎とライオンと五人の男〜(2004年12月25日放送のプレミアムステージ特別企画))等の編成担当をしていた。
また金曜エンタテイメントでは(真珠夫人SP、牡丹と薔薇完結版)などテレビドラマの企画担当、冬の輪舞特別版やさんま・玉緒・美代子のいきあたりばったり珍道中」シリーズの編成担当をしていた。
2005年7月に編成部長補佐になった為、編成担当を離れた。
[編集] 「笑っていいとも!」担当時のエピソード
1995年10月に就任した笑っていいとも!プロデューサー時代、荒井期に視聴率が低くなってきたり(特に1997年春頃以降)、1990年代後半には徐々にレギュラーを多くしたり(1980年代-1990年代後半(特に1982年10月-1995年9月)はタモリ・青年隊以外の1曜日のレギュラー出演者は2人-3人(多くて4人)程度が多かったが、荒井以降のプロデューサーは1曜日のタモリ・青年隊以外のレギュラーが5人以上の日が多くなっていった)、いいとも選手権を作り、明石家さんまを降板させたり、2000年春にはタモリの希望でオープニングの演出の変更(タモリが歌った後にオープニングコーナー→タモリが出てきて歌わずオープニングコーナー)を実施、さらには2001年4月のセット変更時には初代以来伝統だったいいとものロゴの裏の飾りのWの形を変更したり(それ以前1999年1月にもセット変更をしている)、固定テロップを増やしたりするなど、この荒井期にはいいともの歴史の中でもかなりさまざまな変更があった。しかし荒井は営業出身者らしく 自分の番組では暴力や下ネタは扱わないと公言しておりアクのない演出を批判する意見もあった。余談だがディレクター時代にいいともに最初に「若い女性に受けるようにジャニーズレギュラーを入れよう」と提案し、当時3代目プロデューサーだった山縣慎司と相談の結果、中居正広(1994年4月加入)、香取慎吾(1994年4月加入)、草彅剛(1995年10月荒井の就任と同時に加入)をレギュラーに入れたのはこの荒井である。簡単に言ってしまえば、2000年代以降のいいとも!のテイストを一番初めに作った人物とも言える(たとえば2001年7月-8月にテレフォンショッキングの夏休み特別企画「1/100アンケート」は多少ルール改正されたものの、現在でも続けられている・そのコーナーでは1995年10月からゲストがネームプレートを持ってくるようになったなど今でも続けられているものは多い)。
[編集] 手がけた番組
AD・ディレクターとして手がけた番組。
- パラダイスGOGO!!
- 冗談画報
- 夢の中から
- 新しい波
- 夢がMORIMORI(総合演出、後期にはプロデューサーも兼務していた)
- 邦ちゃんのやまだかつてないテレビ
- 胸さわぎの土曜日
以下は、番組プロデューサーとして手がけた番組。(現在も編成として関わっている)
[編集] 森田一義アワー 笑っていいとも!
AD→1990年10月-1995年9月29日はディレクター。1995年10月2日-2002年7月2日にはプロデューサー。
[編集] SMAP×SMAP
[編集] サタ☆スマ
- 中居正広のボク生き「境界線スペシャル」
- 征服少年カトリ2000
- 「慎吾ママドラマSP "おっはー"は世界を救う」(鈴木おさむ脚本)
- デリバリー・スマップ デリ!スマ
- スマ夫
[編集] 水10!
[編集] 深夜番組
- apa ヒロミの大人の遊び方
- 少年サトル
[編集] 特別番組
- (正月特番)最強運芸能人決定戦。
- 27時間テレビ
- 笑っていいとも!増刊号(AD…1987年-1990年、ディレクター…1991年-1995年、プロデューサー…1996年・2001年)
- 総合プロデューサー(1998年~2000年)
- 「さんま・中居の今夜も眠れない」プロデューサー(2000年-2002年)
- 爆笑問題の楽しい地球(2003年12月12日、2004年9月16日)
- FNS番組対抗NG大賞
- 女子アナスペシャル
[編集] 荒井班
フジテレビジョンの編成制作局では必ず何かの班に所属し、番組を作る。荒井昭博が率いる「荒井班」は編成部・制作部の枠・垣根を超えて最大勢力を誇る。
[編集] 第二制作部
現・バラエティ制作センター。
- 石井浩二
- 伊戸川俊伸
- 印田弘幸(ディレクター・森田一義アワー 笑っていいとも!制作進行)
- 及川俊明(笑っていいとも!増刊号プロデューサー)
- 小倉伸一(SMAP×SMAP、ハッピーボーイズアワー!爆笑おすピー問題ディレクター)
- 門澤清太(人志松本のすべらない話)
- 北口富紀子(アシスタントプロデューサー)
- 金子傑
- 亀森幸二ディレクター(サタ☆スマ、ハッピーボーイズアワー!爆笑おすピー問題、BACK-UP!等担当。いて座・イノシシ年・A型)
- 河井二郎
- 熊澤美麗(森田一義アワー 笑っていいとも!AD、ハッピーボーイズディレクター)
- 小松純也
- 清水泰貴
- 黒木彰一
- 坪田譲治
- 出口敬生
- 春名剛生(アシスタントプロデューサー)
- 原田冬彦
- 代々木明徳(SMAP×SMAPディレクター、ハッピーボーイズアワー!爆笑おすピー問題演出)
- 浜野貴敏
[編集] 編成部
- 金井卓也 - ワンナイR&R、月深時代のお台場明石城、さんま大先生が行く!、はやく起きた朝は…、ドラマはワンダフルライフ、金曜エンタテイメントなど。
- 亀高美智子 - ダウンタウンのごっつええ感じチーフAD、一人ごっつディレクター、元SMAP×SMAP演出。BSフジ「ドリームメーカーTV」テレビドラマ「1minutes」の「待ち合わせ」演出。オムニバスドラマ「ここにおるで!」演出(2004年3月29日放送)
- 立松嗣章 - 「パンドラの秘宝」企画・プロデューサー。SMAP×SMAP編成。
- 出澤真理子 - ほんとにあった怖い話、SMAP×SMAP、トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜など
- 中島寛朗 - 「笑っていいとも!」「しおんの王」編成
- 中野利幸 - 「WWEスマックダウン」プロデューサー。トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜、感動ファクトリー・すぽると!立ち上げ、はねるのトびらバラパラ昇格直後の編成、SMAP×SMAP編成など。
- 保原賢一郎 - 王様のレストラン(演出補)、ランチの女王「退屈貴族」編成などを経て、ココリコミラクルタイプ編成(2003年11月~2004年6月)、金曜エンタテイメント、ドラマ「犬神家の一族」の企画担当、大奥シリーズ企画担当。
- 杉尾敦弘
- ココリコミラクルタイプ編成、Dr.コトー診療所、ウェディングプランナー、プライド、ロングバケーション、若者のすべて、できちゃった結婚、こんな私に誰がした、じんべえ、お見合い結婚、めだか、リップスティック、美少女H、ひとつ屋根の下、成田離婚、お願い!デーモン、愛し君へ、お義母さんといっしょ、リップスティック、涙をふいて など
- 白根淳子
- SMAP×SMAPやチョナン・カン2の制作P。中居正広のボク生き、ドラマ「X'smap」プロデューサー。
[編集] 広報部
- 小中ももこ
- こちら葛飾区亀有公園前派出所を企画、ココリコミラクルタイプ編成(2001年~2003年11月)、荒井班専属広報部員。SMAP×SMAP、忘文、チョナン・カン2、エンジン (テレビドラマ)を担当。
[編集] 関連人物
- タモリ - 笑っていいとも!司会
- SMAP
- キャイーン - もしもツアーズ司会
- ココリコ - ココリコミラクルタイプ司会
- おすぎ - おすピー&ロンブーの起きなさいよッ!!司会
- ピーコ - 同上
- 爆笑問題 ほか
- 佐藤義和 - 笑っていいとも!2代目プロデューサー、荒井の3代先代
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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