第57回アカデミー賞
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第57回アカデミー賞は1985年3月25日に発表・授賞式が行われた。司会は俳優のジャック・レモン。
[編集] 受賞結果一覧
- 作品賞: 『アマデウス』
- 監督賞: ミロシュ・フォアマン - 『アマデウス』
- 主演男優賞: F・マーリー・エイブラハム - 『アマデウス』
- 主演女優賞: サリー・フィールド - 『プレイス・イン・ザ・ハート』
- 助演男優賞: ハイン・S・ニョール - 『キリング・フィールド』
- 助演女優賞: ペギー・アシュクロフト - 『インドへの道』
- 脚本賞: ロバート・ベントン - 『プレイス・イン・ザ・ハート』
- 脚色賞: ピーター・シェーファー - 『アマデウス』
- 撮影賞: クリス・メンゲス - 『キリング・フィールド』
- 編集賞:『キリング・フィールド』
- 美術賞:『アマデウス』
- 衣装デザイン賞:『アマデウス』
- メイクアップ賞:『アマデウス』
- 作曲賞:『インドへの道』
- 歌曲賞:『ウーマン・イン・レッド』
- 音楽賞:『プリンス/パープル・レイン』
- 録音賞: 『アマデウス』
- 視覚効果賞: 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』
- 外国語映画賞: 『La Diagonale du fou』
- 長編ドキュメンタリー映画賞: 『ハーヴェイ・ミルク』
- 短編ドキュメンタリー映画賞: 『The Stone Carvers』
- 短編アニメ映画賞: 『Charade』
- 短編実写映画賞: 『Up』
- 名誉賞: ジェームズ・スチュワート
- ジーン・ハーショルト友愛賞: デヴィッド・L・ウォルパー
- ゴードン・E・ソーヤー賞: リンウッド・G・ダン
[編集] 式典
第57回目のアカデミー賞授賞式はドロシー・チャンドラー・パビリオンで行われ、3時間10分で終了した。結果は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとアントニオ・サリエリの確執を描いた舞台劇の映画化作品『アマデウス』が作品賞を始めとする8部門を受賞し、圧倒的な強さを見せた。
[編集] 候補と受賞の一覧
太字は受賞である。 また、以下での人名表記は
- 作品の日本語公式情報およびAMPAS公式サイトの日本版とWOWOWによる授賞式放送での表記に準ずる。
- 見当たらない場合はデータベースサイトなどを参考。
- それでもない場合は英語表記のままとする。
[編集] 作品賞
- アマデウス
- インドへの道
- キリング・フィールド
- ソルジャー・ストーリー
- プレイス・イン・ザ・ハート
[編集] 監督賞
- ミロシュ・フォアマン - アマデウス
- デヴィッド・リーン - インドへの道
- ローランド・ジョフィ - キリング・フィールド
- ロバート・ベントン - プレイス・イン・ザ・ハート
- ウディ・アレン - ブロードウェイのダニー・ローズ
[編集] 主演男優賞
- F・マーリー・エイブラハム - アマデウス
- トム・ハルス - アマデウス
- アルバート・フィニー - 火山のもとで
- サム・ウォーターストン - キリング・フィールド
- ジェフ・ブリッジス - スターマン/愛・宇宙はるかに
[編集] 主演女優賞
- ジュディ・デイヴィス - インドへの道
- ジェシカ・ラング - カントリー
- シシー・スペイセク - ザ・リバー
- サリー・フィールド - プレイス・イン・ザ・ハート
- ヴァネッサ・レッドグレーヴ - ボストニアン
[編集] 助演男優賞
- ハイン・S・ニョール - キリング・フィールド
- ラルフ・リチャードソン - グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説
- アドルフ・シーザー - ソルジャー・ストーリー
- ジョン・マルコヴィッチ - プレイス・イン・ザ・ハート
- ノリユキ・パット・モリタ - ベスト・キッド
[編集] 助演女優賞
- ジェラルディン・ペイジ - 悪の華/パッショネイト
- ペギー・アシュクロフト - インドへの道
- クリスティーン・ラーチ - スイング・シフト
- グレン・クローズ - ナチュラル
- リンゼイ・クローズ - プレイス・イン・ザ・ハート
[編集] 脚本賞
- グレゴリー・ナヴァ、アンナ・トーマス - エル・ノルテ/約束の地
- ブライアン・グレイザー、ブルース・J・フリードマン、ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル - スプラッシュ
- ダニエル・ペトリ・Jr、ダニロ・バック - ビバリーヒルズ・コップ
- ロバート・ベントン - プレイス・イン・ザ・ハート
- ウディ・アレン - ブロードウェイのダニー・ローズ
[編集] 脚色賞
- ピーター・シェーファー - アマデウス
- デヴィッド・リーン - インドへの道
- ブルース・ロビンソン - キリング・フィールド
- P・H・ヴァザック、マイケル・オースティン - グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説
- チャールズ・フラー - ソルジャー・ストーリー
[編集] 撮影賞
- ミロスラフ・オンドリチェク - アマデウス
- アーネスト・デイ - インドへの道
- クリス・メンゲス - キリング・フィールド
- ヴィルモス・ジグモンド - ザ・リバー
- キャレブ・デシャネル - ナチュラル
[編集] 編集賞
- マイケル・チャンドラー、ネーナ・デーンヴィック - アマデウス
- デヴィッド・リーン - インドへの道
- ジム・クラーク - キリング・フィールド
- バリー・マルキン、ロバート・Q・ラヴェット - コットンクラブ
- ドン・キャンバーン、フランク・モリス - ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
[編集] 美術賞
- アルバート・バーナー、リック・シンプソン - 2010年
- パトリシア・フォン・ブランデンスタイン、カレル・サーニー - アマデウス
- ジョン・ボックス、レスリー・トムキンス、ヒュー・スケイフ - インドへの道
- リチャード・シルバート、ジョージ・ゲインズ、レス・ブルーム - コットンクラブ
- アンゲロ・グラハム、メル・ボーン、ジェームズ・M・ムラカミ、スピード・ホプキンス、ブルース・ワイントロープ - ナチュラル
[編集] 衣装デザイン賞
- パトリシア・ノリス - 2010年
- テオドール・ピステック - アマデウス
- ジュディ・ムーアクロフト - インドへの道
- アン・ロス - プレイス・イン・ザ・ハート
- ジェニー・ビーヴァン、ジョン・ブライト - ボストニアン
[編集] メイクアップ賞
[編集] 作曲賞
- ジョン・ウィリアムズ - インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
- モーリス・ジャール - インドへの道
- アレックス・ノース - 火山のもとで
- ジョン・ウィリアムズ - ザ・リバー
- ランディ・ニューマン - ナチュラル
[編集] 歌曲賞
- “I Just Called to Say I Love You” by スティーヴィー・ワンダー - ウーマン・イン・レッド
- “Against All Odds (Take a Look at Me Now)” by フィル・コリンズ - カリブの熱い夜
- “Ghostbusters” by レイ・パーカー・Jr - ゴーストバスターズ
- “Footloose” by ケニー・ロギンス、ディーン・ピッチフォード - フットルース
- “Let's Hear It for the Boy” by トム・スノウ、ディーン・ピッチフォード - フットルース
[編集] 音楽賞
- プリンス – プリンス/パープル・レイン
- ジェフ・モス – マペットめざせブロードウェイ!
- クリス・クリストファーソン – ソングライター
[編集] 録音賞
- カルロス・デラリオス、Gene S.Cantamessa、Michael J.Kohut、Aaron Rochin - 2010年
- トム・スコット、クリス・ニューマン、マーク・バーガー、トッド・ボークルヘイド - アマデウス
- マイケル・A・カーター、グラハム・V・ハートストーン、ジョン・ミッチェル、Nicolas LeMessurier - インドへの道
- ロバート・サールウェル、リチャード・ポートマン、デイヴィッド・ロン、Nick Alphin - ザ・リバー
- ケヴィン・オコネル、ネルソン・ストール、ビル・ヴァーニー、Steve Maslow - 砂の惑星
[編集] 視覚効果賞
- リチャード・エドランド、ニール・クレペラ、マーク・ステットソン、ジョージ・ヤンセン - 2010年
- ジョージ・ギブス、ローン・ピーターソン、デニス・ミューレン、Michael MxAlister - インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
- リチャード・エドランド、チャック・ギャスパー、ジョン・ブルーノ、マーク・ヴァーゴ - ゴーストバスターズ
[編集] 外国語映画賞
- カミーラ - マリア・ルイサ・ベンベルグ(アルゼンチン)
- La Diagonale du fou - リシャール・デンボ(スイス)
- Me'Ahorei Hasoragim - Uri Barbash(スウェーデン)
- Sesión continua - ホセ・ルイス・ガルシ(スペイン)
- Voenno-polevoy roman - ピョートル・トドロフスキー(ソ連)
[編集] 長編ドキュメンタリー映画賞
- 子供たちをよろしく - シェリル・マッコール
- ハーヴェイ・ミルク - ロバート・エプスタイン、リチャード・シュミーセン
- MARLENE/マレーネ – カレル・ディルカ、ゼヴ・ブラウン
- High Schools - リチャード・グッケンハイム、ナンシー・スロス
- In the Name of the People - Alex W. Drehsler、フランク・クリストファー
[編集] 短編ドキュメンタリー映画賞
- Code Gray: Ethical Dilemmas in Nursing - Ben Achtenberg、ジョン・ソーヤー
- The Children of Soong Ching Ling - ゲイリー・ブッシュ、ポール・T・K・リン
- The Garden of Eden - ローレンス・R・ホット、ロジャー・M・シャーマン
- The Stone Carvers - マージョリー・ハント、ポール・ワグナー
- Vospominaniye o Pavlovske - Irina Kalinina
[編集] 短編アニメ映画賞
- Charade - John Minnis
- Doctor DeSoto - Morton Schindel、マイケル・スポーン
- Paradise - イシュ・パテル
[編集] 短編実写映画賞
- Up – マイク・フーヴァー
- Tales of Meeting and Parting – シャロン・オレック、レスリー・リンカ・グラッター
- The Painted Door - マイケル・マクミラン、ジャニス・L・プラット
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