熊谷バイパス
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熊谷バイパス(くまがやばいぱす)は、埼玉県鴻巣市から埼玉県熊谷市までの約18kmの区間を結ぶ、国道17号のバイパスである。
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[編集] 路線データ
- 起点:埼玉県鴻巣市箕田
- 終点:埼玉県熊谷市高柳
- 全長:18,090m
- 道路幅員:
- 箕田交差点~玉井IC 50.0m
- 玉井IC~久保島交差点 26.5m
箕田交差点~玉井IC(本線部)
- 規格:第3種第1級
- 車線数:4車線
- 設計速度:80km/h
箕田交差点~玉井IC(側道部)
- 規格:第3種第2級
- 車線数:4車線
- 設計速度:60km/h
玉井IC~久保島交差点
- 規格:第3種第1級
- 車線数:4車線
- 設計速度:60km/h
[編集] 概要
当初、熊谷市街を通過する国道17号の渋滞緩和を図る為に開通したが、開通後は当路線ならびに埼玉県道341号太田熊谷線と交わる柿沼交差点・埼玉県道83号熊谷館林線と交わる肥塚交差点が渋滞していた為、2004年2月29日に両交差点を立体化して結んだ陸橋(柿沼肥塚立体)が完成、各地点の渋滞がほぼ解消(群馬県道・埼玉県道341号太田熊谷線は緩和)した。
箕田交差点から玉井インターチェンジ(深谷バイパスとの分岐点)までの区間は、幅員が50mとなっている。現在の4車線の道路は中央部に大きくスペースを取ってある(国道125号と立体交差する持田インターチェンジ付近および玉井インターチェンジは中央部に現在の4車線の道路が隣接して両端に、箕田交差点付近は下り線側に現在の4車線の道路が隣接して上り線側に、それぞれ立体交差のスペースが用意してある)が、実はこの部分を通る道路が本来の本線(4車線、熊谷渋川連絡道路の一端)で、これは上尾道路から延びて来るであろう自動車専用道路(事業主体未定)と接続される予定である。前述の柿沼肥塚立体は、これの用地を利用して建てられており、将来は本線に転換することも可能ではある構造である。しかし、都市計画決定からすでに35年以上(後述の玉井IC-久保島間を除く全区間4車線化完了からも14年)経過しているが、本線の着工は未だ白紙状態である。
本来は、玉井インターチェンジから久保島交差点(国道17号本線合流)までの区間も4車線化する予定であり、用地も確保されているが、玉井インターチェンジから分岐する深谷バイパスならびにその先の上武道路へ進む車が多いため、この区間は交通量も少なく暫定2車線のままで、現在は4車線化用地には側道が整備されている。
当バイパスが開通したものの、国道17号本線の内、熊谷警察署前交差点で国道140号・国道407号と交差(17号本線は2車線、140・407号は4車線である上、140号は起点、407号は17号と重複となり、17号⇔140・407号の通行が多い)しており、交通量が多く、熊谷警察署交差点の前後1~2km程は、渋滞していることが多い。
[編集] 略歴
- 1966年 - 事業化
- 1972年4月11日 - 玉井IC-久保島交差点間開通
- 1972年4月25日 - 都市計画決定
- 19XX年 - 箕田交差点-玉井IC間開通
- 1994年3月23日 - 箕田交差点-樋上交差点先(行田市下忍 地内)間の4車線化により、箕田交差点-玉井IC間の4車線化完了
- 2004年2月29日 - 柿沼肥塚立体開通
[編集] 交差する主な道路
- 国道17号大宮バイパス(埼玉県鴻巣市 箕田交差点)
- 埼玉県道148号騎西鴻巣線(埼玉県行田市 渡柳交差点)
- 埼玉県道66号行田東松山線(埼玉県行田市 下忍交差点)
- 国道125号(埼玉県行田市 持田IC)
- 国道125号行田バイパス(埼玉県熊谷市 上之南交差点)
- 埼玉県道128号熊谷羽生線(埼玉県熊谷市 上之雷電神社交差点)
- 埼玉県道178号北河原熊谷線(埼玉県熊谷市 上之交差点)
- 埼玉県道83号熊谷館林線(埼玉県熊谷市 肥塚交差点)
- 埼玉県道341号太田熊谷線(埼玉県熊谷市 柿沼交差点)
- 国道407号妻沼バイパス(埼玉県熊谷市 代交差点)
- 国道17号深谷バイパス(埼玉県熊谷市 玉井IC)
- 国道17号(埼玉県熊谷市 久保島交差点)
[編集] 通過する自治体
[編集] 接続するバイパスの位置関係
(東京方面)上尾道路(建設中)/大宮バイパス - 熊谷バイパス - 深谷バイパス(新潟方面)
[編集] 外部リンク
- 大宮国道のしごと - 熊谷バイパス(国土交通省関東地方整備局 大宮国道事務所)