東横浜駅
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東横浜駅(ひがしよこはまえき)は、かつて神奈川県横浜市西区桜木町1丁目にあった日本国有鉄道(国鉄)の貨物駅である。東海道本線貨物支線(通称、高島線)の駅であった。
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[編集] 駅概要
桜木町駅の東側に隣接した地上駅。2面4線の上屋付車扱貨物ホームからなる、有蓋車専用の駅で、横浜港における貨物取扱の拠点の一つだった。開業から廃止されるまで旅客営業は行っていなかったが、希に臨時列車が発着することがあった。
駅跡地は桜木町駅東口のロータリーや駐車場となっている。また当駅と横浜港新港ふ頭に存在した横浜港駅までを結んだ路線は現在、「汽車道」として歩道化されている。
[編集] 歴史
- 1915年(大正4年)12月30日 - 横浜駅(後の桜木町駅)高架化工事着工により、同駅の貨物取扱業務を分離する形で開業。貨物営業のみの貨物駅。
- 1972年(昭和47年)10月14・15日 - 当駅と汐留駅の間にC57形蒸気機関車が牽引する記念列車「鉄道100年記念号」が運行される。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 「荷貨一元化」により荷物取扱を開始。一般駅となる。
- 1978年(昭和53年)10月2日 - 荷物取扱を廃止。再び貨物駅となる。
- 1979年(昭和54年)10月1日 - 貨物取扱を廃止し、信号場に格下げ。東横浜信号場となる。
- 1981年(昭和56年)1月30日 - 東横浜信号場廃止。
- 1982年(昭和57年)8月 - 跡地で中国鉄道展を開催。