朱色
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16進表記 | #EF454A |
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RGB | (239, 69, 74) |
CMYK | (15, 80, 60, 0) |
HSV | (358°, 71%, 94%) |
マンセル値 | 4.3R 5.2/8.7 |
朱色(しゅいろ、しゅしょく)は色の一つ。日本の伝統色名である。単に朱(しゅ)ともいう。やや黄を帯びた赤色について呼ばれる。暖色のひとつ。
目次 |
[編集] 真朱
朱色とは元来は天然赤色顔料辰砂の色であり、色名としての朱色は本来この色をさす。しかし、後に硫黄と水銀から人工顔料の銀朱(バーミリオン)が作られたため、天然顔料としての朱の色であることを強調する場合には真朱(しんしゅ)・本朱(ほんしゅ)という。朱肉にも古くは真朱が用いられていた。
銀朱よりも赤みの強い深い色合いである。
[編集] 銀朱
16進表記 | #F26649 |
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RGB | (242, 102, 73) |
CMYK | (0, 75, 75, 0) |
HSV | (10°, 70%, 95%) |
マンセル値 | 6R 5.5/14 |
天然顔料本来の色である真朱に対して、硫黄と水銀から人工的に作られた化合物としての硫化水銀(II)HgSの色を銀朱(ぎんしゅ)という。英語ではバーミリオン(ヴァーミリオン、vermilion, vermillion)とよばれ、一般的にはこちらのほうがよく知られる。また、現在「朱」とよばれる顔料も多くはこの色をしており、単に朱色といった場合もこちらの色合いをさす場合がある。朱肉の多くもこの色をしている。
真朱よりは黄色味の強い鮮やかな色である。
[編集] シナバー
16進表記 | #e15a28 | |
CMYK | ({{{c}}}, {{{m}}}, {{{y}}}, {{{k}}}) | |
マンセル値 | {{{munsell}}} | |
辰砂の英訳であるシナバー(cinnabar)が色名として用いられることがある。しかし、その色合いは実際には銀朱に近いか、さらに鮮やかなオレンジ色であることが多い。
[編集] 物体色としての朱色
JIS慣用色名に、朱色およびバーミリオンが定義されている。 これらは同じ色として扱われており、真朱と銀朱の中庸的な色合いである。
朱色(JIS慣用色名) | ||
マンセル値 | 6R 5.5/14 |
バーミリオン(JIS慣用色名) | ||
マンセル値 | 6R 5.5/14 |
[編集] 朱の色料
顕色材として用いられる赤色硫化水銀のことである。ただし、結果「朱色」を呈する色料はさまざまある。
近年環境保護のため、水銀などの重金属を使用した顔料の製造が規制され、絵の具からヴァーミリオンはなくなってしまった。現在同名で発売されている絵の具は全て硫化水銀の朱ではなく、アゾ系の合成顔料であるため、本来の朱の色とは程遠い発色である。
[編集] 朱色・バーミリオン・シナバーに関する事項
- 朱色は、歴史的に中国では高貴さの象徴であった。[要出典]
- 人の脳に危険や警戒の思いをさせる効果がある色彩[要出典]。
- 見ていると人間の脳にリラックス効果がある[要出典]。
- 塗師菅沼三千子創作和賀江塗には多種多様の赤漆があるが、豪州メルボルンのナショナル・ギャラリー・オブ・ビクトリアでは特にシナバーレッドが注目され、1984年以来当美術館所蔵の赤漆器は人気を博している。
- ソニー製のデジタル一眼レフカメラαシリーズのテーマカラーとしてシナバーが指定されている。
[編集] 朱を含む言葉
[編集] 近似色
[編集] 関連項目
色名一覧 | ||||||||||
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さ | し | す | せ | そ | や | ゆ | よ | |||
た | ち | つ | て | と | ら | り | る | れ | ろ | |
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