旧オペラ座
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旧オペラ座(Alte Oper Frankfurt、アルテ・オーパー)は、ドイツ・フランクフルト市のかつての歌劇場であり、現在コンサートホールとして利用される施設である。
歌劇場として建築されたこの建物は、ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世が見守る中、1880年に落成した。
1937年、カール・オルフ「カルミナ・ブラーナ」が初演された。
第二次世界大戦、1944年3月22日夜中の爆撃で、ほぼ完全に破壊された。
市民運動による募金などによって再建が実現する。またそれまでの歌劇場としての再建ではなく、コンサートホールとなり、1981年8月28日、マーラー「交響曲第8番」の演奏によって再び開場した。
フランクフルト市では1951年以降、オペラは新たに建設されたフランクフルト歌劇場(Oper Frankfurt)で上演されている。
大ホールの収容数は約2500人を数え、室内楽や会議用として利用されるモーツァルトザール(Mozart-Saal)は約700席。