新神学者シメオン
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新神学者シメオン(しんしんがくしゃシメオン、949年 – 1022年)は中世の正教会の神学者、神秘思想家、聖人である。日本ハリストス正教会でも新神学者シメオンと呼称する。"Συμεών"は古典ギリシア語の再建音転写では「シュメオーン」となり、現代ギリシア語では「シメオン」となる。
記憶日はユリウス暦で3月12日、現在のグレゴリオ暦で2月25日であるが、ギリシャ正教会などではグレゴリオ暦を採用し、3月12日を記憶日とする。
神学者の称号をもつ聖人は、正教会においては、このシメオン(シュメオーン)のほか福音史家神学者イオアン(ヨハネ)、神学者グレゴリイ(ナジアンゾスのグレゴリオス)の3人にとどまる。教会の教義確立への功績が極めて高く評価される人物の一人であり、東西分裂以後の正教会の中世の理論家としては、グレゴリイ・パラマ(グレゴリオス・パラマス)と並ぶ意義をもつ。
[編集] 関連項目
- イラリオン・アルフェエフ - 博士論文のテーマに新神学者シメオンを選んだ、正教会の主教であり神学者。
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