大浜海岸
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大浜海岸(おおはまかいがん)は、徳島県海部郡美波町(旧日和佐町)日和佐浦に位置する延長約500mの砂浜である。名前は「大きな浜」であることに由来し、日和佐川河口の近くは小浜と呼ばれる。ウミガメの産卵地として名高く、1967年8月16日に大浜海岸のウミガメおよび産卵地の名前で国の天然記念物に指定された。1996年7月10日には日本の渚百選に選定された。
[編集] ウミガメ
毎年5月から8月にかけて、アカウミガメが産卵のために上陸する。時間帯は夜が多いが、昼間の事例も稀にある。頭数は年によって区々であるが、21世紀に入ってからは年間30頭前後で推移している。ウミガメの保護を目的に、5月20日から8月20日までの期間は、砂浜及びその周辺道路において規制が敷かれるほか、美波町の保護監視員による活動も行われている。