呼吸法
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呼吸法(こきゅうほう)とは呼吸によって心や身体の機能を向上させることを目指す訓練方法。
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[編集] 概要
ヨーガのプラナヤーマに対するbandhasや内丹術の武息・文息などや気功において行法の基本となる重要なものである。また仏教においても修行される。空手道のサンチンなどの型や長時間行われるプロレス、マラソンなど格闘技やスポーツにおいても独特の呼吸がある。
呼吸は生命維持活動に不可欠な人体の活動である。消化器系や循環器系などの活動も生命維持には不可欠であるが、呼吸はこれらと異なり、通常、訓練せずとも人間が意識で操作することが可能であるという特徴がある。呼吸を訓練することは、心身を訓練する最も簡便な手段のひとつであるといえる。
[編集] 呼吸法一覧
- 腹式呼吸 - 息を吐くときにお腹を引っ込め、吸うときにお腹を膨らませる。実際には胸で呼吸していてもお腹に空気が出入りしているイメージで行う。
- 逆腹式呼吸 - 息を吐くときにお腹を膨らませ、吸うときにお腹を引っ込める。
- 片鼻呼吸 - 片一方の鼻の穴をふさいで息を吸い込み、鼻の両穴をふさいで息を止めた後、もう一方の鼻から息を吐き出す。
- 密息 - 腹をある程度膨らましたまま腹を動かさず、横隔膜を動かし呼吸をする。息を溜めるのが早い。
[編集] 呼吸法の流派
[編集] 関連書
- 『大法輪:特集心と体を整える仏教の呼吸法』 大法輪閣、2006年3月号。