レノックス・ルイス
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オリンピック | ||
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男子 ボクシング | ||
金 | 1988 | スーパーヘビー級 |
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基本情報 | |
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本名 | レノックス・クラウディス・ルイス |
通称 | ライオン |
階級 | ヘビー級 |
国籍 | イギリス |
誕生日 | 1965年9月2日(42歳) |
出身地 | イギリス、イングランド、ロンドン ウェストハム |
命日 | |
死地 | |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 44 |
勝ち | 41 |
KO勝ち | 32 |
敗け | 2 |
引き分け | 1 |
無効試合 |
レノックス・クラウディス・ルイス(Lennox Claudius Lewis、1965年9月2日 - )は、イギリスの元プロボクサー。カナダで育ちカナダ代表としてオリンピックに出場したがプロ転向後、イギリスに帰化。身長196cm、リーチ208cm。
196cmの大きな身体と強力な右が武器。スピード・パワー・テクニックを持ち合わせ、実力はあるが試合ごとのムラが大きい。だが、1990年代を通して最強のヘビー級ボクサーとの呼び声が高い。中量級で例えるなら、トーマス・ハーンズのようなスタイル。オーソドックスでなおかつパワー・スピード・テクニックを持ち合わせた、まさに重量級ボクサーの教科書のような選手である。
趣味はチェス。
目次 |
[編集] 略歴
- 1988年10月2日、ソウルオリンピック・スーパーヘビー級で金メダル獲得。
- 1989年6月27日、プロデビュー。
- 1992年10月31日、WBC世界ヘビー級タイトルの指名挑戦権をかけてドノバン・ラドックと対戦。2回TKOでラドックを下し、WBC世界ヘビー級タイトル挑戦権を獲得。当時のWBA・WBC・IBF統一世界ヘビー級王者のリディック・ボウがWBCの指名試合を拒否したため、ルイスがWBC世界ヘビー級王者として認定される(認定チャンピオン)。
- 1994年9月24日、オリバー・マッコールに右カウンターを受け2回TKO負け。WBC世界ヘビー級王座を失う。
- 1997年2月7日、空位のWBC世界ヘビー級王座決定戦でオリバー・マッコールと再戦するも、5回にマッコールが泣き出し試合不能。WBC世界ヘビー級王座獲得。
- 1999年3月13日、WBA・IBF王者イベンダー・ホリフィールドと3団体王座統一戦で対戦し、引き分け。
- 1999年11月13日、イベンダー・ホリフィールドとの再戦で判定勝ちを収め、WBC・WBA・IBF王座を統一(翌年、WBA王座は返上)。
- 2000年4月29日、31戦無敗の若き挑戦者マイケル・グラントと対戦。2回KO勝ちの圧勝。WBC・IBF・IBO世界ヘビー級王座防衛。
- 2000年、2001年公開の映画「オーシャンズ11」の撮影に参加。映画の中ではウラジミール・クリチコと対戦した。
- 2001年4月22日、南アフリカでWBC・IBF王座防衛戦でハシム・ラクマンと対戦し5回KO負け。王座を失うも同年11月17日、ラクマンとのリベンジ戦で4回KO勝ち。王座復帰。
- 2002年6月8日、WBC・IBF王座防衛戦で元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソンと対戦し8回KO勝ち。同年IBF王座返上。
- 2003年6月21日、元WBO世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコと対戦。苦戦するもクリチコの負傷により(パンチによるまぶたのカット)TKO勝ち。
- 2004年、WBC王者のまま引退。ヘビー級で世界王者のままでの引退はロッキー・マルシアノ以来。
[編集] ボウとの因縁
ソウル五輪でリディック・ボウを叩きのめして金メダルを獲得。プロ入り後、ルイスの再三の申し出にもかかわらず両者の対戦が実現しなかったのはそのためだと考えられる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
前優勝者 |
ソウルオリンピックボクシングスーパーヘビー級優勝 |
次優勝者 ロベルト・バラド |
空位 前タイトル保持者 リディック・ボウ |
第17代WBC世界ヘビー級王者 |
次王者 オリバー・マッコール |
空位 前タイトル保持者 マイク・タイソン |
第21代WBC世界ヘビー級王者 |
次王者 ハシーム・ラクマン |
前王者 ハシーム・ラクマン |
第23代WBC世界ヘビー級王者 |
空位 次タイトル獲得者 ビタリ・クリチコ |
前王者 イベンダー・ホリフィールド |
第44代WBA世界ヘビー級王者 |
空位 次タイトル獲得者 イベンダー・ホリフィールド |
前王者 |
第14代IBF世界ヘビー級王者 |
次王者 |
前王者 ハシーム・ラクマン |
第16代IBF世界ヘビー級王者 |
空位 次タイトル獲得者 クリス・バード |