リフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リフ( Riff ) とは、楽曲の冒頭部分から終わりまで繰り返し演奏されるメロディーのこと。クラシック音楽における主題と似た概念。ギターにおいてはギターリフと呼ばれる。また、例が多いわけではないが、ベースやキーボードがリフを刻むこともある。ギターと同じくベースにおいてはベースリフ、キーボードではキーボードリフと呼ばれる。
[編集] 解説
イントロダクションから間奏部分にのみ使用される場合と歌詞の部分にも演奏される場合、さらにサビの部分にも使われる場合もあり曲によっていくつかの種類がある。一般的にはロック・ギターで、歌のバックとなる繰り返しのコード進行とメロディーの中間に位置するようなテーマを指し示すことが多い。
ハードロック以降はギターの音に歪み(ディストーション)がかかっていることもあり、多弦を用いたコードよりも5度コードなどの1~3本の弦を用いたものが好まれたため多くのリフが曲の顔として生み出された。ヘヴィメタル以降はさらに複雑なものも多い。
リフの効用としては繰り返し聴かせることによりその曲の印象を強く根付かせ親しみやすくさせる。またそのリフを聴けば曲をすぐ認識することが出来、楽曲を形作るうえでの重要な部分であるといえる。