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リドラー - Wikipedia

リドラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

リドラー(Riddler)は、アメリカンコミック『バットマン』に登場する悪役の一人。

本名はエドワード・ニグマ(Edward E. Nigma)。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] キャラクター

[編集] 原作コミック

1948年に初登場。以来しばらく忘れられたキャラクターだったが、1960年代の実写版にセミレギュラーとして登場したことで、コミックにも復帰を果たす。その後はメジャーキャラとして映画にも登場した。
謎に対して変質的なまでに執着し、それを解くことに執念を燃やす。自ら犯罪を犯す際は、その手がかりを凝った謎々などの形で残して、自分を追う者との知恵比べを楽しむ。バットマンには何度も知恵比べで敗北していることから、敵対心を抱いている。
服装は緑のスーツ、帽子、目を隠すマスクに、紫のクエスチョンマークを各部にあしらったものが多い。全身緑で紫のクエスチョンマークがプリントされたタイツも着用。
肉体的能力は全くないため、クエリー(Query)&エコー(Echo)という女性ボディガードを連れていることもある。
Hush』のエピソードで、バットマンの正体を知った。(この時点でリドラーは時代遅れの小悪党とされていた。脳腫瘍にも犯され、生きる希望を求め、不死身の魔人ラーズ・アル・グールの使用する再生の泉を使用。その影響でバットマンの正体を推測、なおかつ悪役達を適材適所に配置し、バットマンを追い詰める黒幕としてかつてない活躍を見せた。)だが、近年、トラブルにより、記憶が飛んでしまった。
最近、少年時代に聡明さが過ぎて、凡人の父に全く理解されなかったことがトラウマとなっていたことが判明。その後は、手がかりを残すなどの行為はさほどしなくなった。だが、未だに謎を解くということへの執念、興味は相変わらずである。
実写TVシリーズが日本で吹きかえられた際はナゾラーと呼ばれた。英語圏以外の各国でも、似たような「謎」に引っ掛けた単語で呼称されている。

[編集] 映画『バットマン・フォーエヴァー

ウェイン・エンタープライズのコンピュータ・電子工学部門で働く開発者だった。非常に知的だが、狂信的なコンピューター愛好癖のある奇妙な男だった。見る者が映像の中に入り込む錯覚を起こすという画期的な脳波コントロール装置「BOX」を発明。しかし、社長のブルース・ウェインに「マインドコントロールは危険である」という理由で拒否されてしまう。ブルースに失望し逆恨みしたニグマは、「BOX」を、他人の脳波を吸い取るマインドコントロールTV装置に改造、天才的頭脳を持った犯罪者リドラーに生まれ変わり、ナゾナゾの脅迫状を残して姿を消す。
トゥーフェイスと悪の同盟を結び、バットマンを亡き者にせんと、陰謀と罠を張り巡らす。リドラーの行動原理は、自分を認めなかったブルース・ウェインに対する復讐により突き動かされている。
戦闘能力こそゼロに近いものの、天才的な頭脳犯。愛着を持っているパズルやナゾナゾが、常に犯罪予告や犯行の手掛かりとして残されるが、クイズ番組の司会を模したセリフをしばしば発することからも、そのこだわりようが伺える。
犯罪で手に入れた金を資金に、ウェイン・エンタープライズ以上の会社を設立しブルースを見返すことが彼の野望。バットマンの正体を暴くことに異常な執着を示し、自分の会社ニグマ・テック社の新型3D装置「BOX」の発表パーティーでブルースに罠を張る。だがトゥーフェイス一味の乱入により失敗に終わる。しかし、その時点でブルースの脳から出されていた少ないヒントから、見事バットマンの正体をあばく。ゴッサム・シティ沖に海の孤島ともいうべき要塞を築き、そこでバットマンとロビンに最終決戦を挑むが、「BOX」の暴走により精神に異常を来たし、現在はアーカム・アサイラム(アーカム精神病院)に収容されている。
マスク』(1994年)で、その個性を存分に発揮した個性派俳優ジム・キャリーが、壊れっぱなしのニグマ=リドラーを演じた。

[編集] アニメ『バットマン』シリーズ

原作同様の特徴を持つ。初期はスーツ姿。途中のデザイン変更後は映画と同じくタイツ姿になった。脇役での登場が多い。
バットマンに勝ったと勘違いした際、犯罪から足を洗おうとするエピソードがある。近年のバットマン作品に顕著な「バットマンの存在が犯罪を呼ぶ」点をフィーチャーしたエピソードである。
声優はジョン・グローヴァー。日本語版は安原義人


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