モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル Monty Python and the Holy Grail |
|
監督 | テリー・ギリアム テリー・ジョーンズ |
---|---|
製作 | マーク・フォーステイター |
脚本 | グレアム・チャップマン ジョン・クリーズ エリック・アイドル テリー・ギリアム テリー・ジョーンズ マイケル・ペイリン |
出演者 | 同上 |
音楽 | ニール・イネス |
撮影 | テリー・ベッドフォード |
公開 | 1975年4月3日 1979年8月11日 |
上映時間 | 91分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
制作費 | £229,575 |
『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(Monty Python and the Holy Grail)』は、1975年に公開されたモンティ・パイソンによる低予算で作られたコメディ映画。
制作費がとても少なく、城のセットに本物の城跡を使用したり、役者やセットを何度も使い回しているが完成度は高い。なお、アーサー王伝説を扱った映画のなかで最も時代考証が正しい映画だと言われている。これは中世研究家であるテリー・ジョーンズの面目躍如と言ったところであろう。なおジョーンズによれば「アーサー王は10世紀頃の人物と言うことになっているけれど、『アーサー王物語』が成立したのは14世紀頃のため、その時代の服装を採用した」と語っている。
本人達の予想以上のヒットとなってメンバーは胸をなで下ろしたとか、この作品の直後に公開されたまじめなアーサー王映画で大爆笑が起きたという逸話もある。
[編集] クレジット
- 監督:テリー・ギリアム、テリー・ジョーンズ
- 脚本と主演:グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、エリック・アイドル、テリー・ギリアム、テリー・ジョーンズ、マイケル・ペイリン
- プロデューサー:ジョン・ゴールドストーン、マーク・フォーステイター、マイケル・ホワイト
[編集] DVD
2枚組のDVDがユニバーサルより2002年3月21日に発売されている。山田康雄らによる日本語吹き替えも収録。さらにその日本語台本を元にした直訳英語字幕が世界共通で収録されている。日本版での字幕は日本語と英語の他にはフランス語とスペイン語、更には進行台本字幕と、「本作が嫌いな人用」と称してウィリアム・シェイクスピアの「ヘンリー四世:第二部」の英語字幕が流れるバージョンがある(全く無関係な作品だが、稀に本編とシンクロする箇所があり、また格調高い字幕とコメディの台詞のギャップが笑いを誘うようになっている)。
かつてレーザーディスクで発売された当時に、既に物故していたチャップマンを除くメンバー全員の映画にまつわるコメンタリー音声が収録されたが、DVD化に際してはこれに加えて「世界共通特典」が大量に盛り込まれた(盛り込みすぎで発売が半年以上遅れたというエピソードまである)。
特典ページのメニューは、ギリアムがストックから新しいアニメーションを作成して提供している。内容もジョーンズとペイリンが撮影地巡りをしながら当時の思い出話を語ったりする50分ものコーナー、当時のポスターや予告編、メイキングドキュメント等々に加え、ペイリンが劇中のネタを元にした新作スケッチを披露したりという熱の入れぶりである。
2004年には新規特典を追加した再販DVDが発売され、日本版は2008年ソニー・ピクチャーズエンタテインメントより発売された。初版DVDにあったオリジナル・モノ音声が除かれ、日本語吹き替えの一部が欠損している。
[編集] 関連項目
グレアム・チャップマン | ジョン・クリーズ | テリー・ギリアム | エリック・アイドル | テリー・ジョーンズ | マイケル・ペイリン
関連人物
ダグラス・アダムス | コニー・ブース | キャロル・クリーヴランド | ニール・イネス
テレビシリーズ
映画
モンティ・パイソン・アンド・ナウ | モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル | ライフ・オブ・ブライアン | ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル | 人生狂騒曲
舞台
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル | モンティ・パイソン・アンド・ナウ | ジャバーウォッキー | バンデットQ | 人生狂騒曲 | 未来世紀ブラジル | バロン | フィッシャー・キング | 12モンキーズ | ラスベガスをやっつけろ | ドンキホーテを殺した男 (未完) | ブラザーズ・グリム | ローズ・イン・タイドランド