モンサント (企業)
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モンサント社 (Monsanto Company,NYSE:MON) は、アメリカのミズーリ州セントルイスに本社を持つ多国籍化学メーカー。
[編集] 概要
1901年創業。1920年代頃から硫酸と化学薬品の製造で業績を上げ、1940年代からはプラスチックや合成繊維のメーカーとしても著名となった。
同社を有名にした商品の一つはPCBであり、アロクロール (Aroclor) の商品名で独占的に製造販売した。日本では三菱化成との合弁子会社三菱モンサント化成がPCB製造メーカーの一つであった。また、農薬のメーカーとしても著名で、ベトナム戦争で使われた枯葉剤の製造メーカーでもある。この枯葉剤には不純物としてダイオキシン類が含まれており、後に問題となった。
近年では除草剤ラウンドアップとラウンドアップに耐性をもつ遺伝子組み換え作物をセットで開発、販売しており、欧州を中心に強引なシェア確保商法が問題となっている。
本社の存在するセントルイスには世界屈指の規模を誇るミズーリ植物園があるが、モンサント社はここのハーバリウム(植物標本保存施設)の建設に多額の寄付をしていることでも知られている。
[編集] 関連項目
- 四日市喘息
- サッカリン
- FNNニュースレポート6:00→FNNスーパータイム(30秒CM協賛)