メッシーナ海峡
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メッシーナ海峡(伊語:Stretto di Messina)は、シチリア島とイタリア本土(カラブリア州)の間にある海峡である。海峡の西はティレニア海、東はイオニア海である。
いちばん狭い箇所は約3kmで、位置は北緯38°00' から 38°20' まで東経 15°30' から 15°40' まで。
カラブリアのヴィッラ・サン・ジョヴァンニとシチリア側のメッシーナ間には、フェリーと水中翼船が頻繁に行き交っているが人のみの輸送は行っていない。また本土と島を結ぶ鉄道輸送フェリーもある。 レッジョ・ディ・カラブリアとメッシーナ間は個人輸送用の水中翼船の航路がある。
[編集] メッシーナ海峡大橋
2011年に、メッシーナ海峡をまたいでシチリア島をつなぐ吊橋のメッシーナ海峡大橋の建造が予定されていたが2006年に建設中止となった。
日本企業も入札に参加し、イタリア企業を中核にした企業グループ「インプレジロ」が38億8000万ユーロ(約5350億円)で受注することが決まっていた。入札には2つの企業グループが競い合っていた。なお受注のグループには石川島播磨重工業(IHI)が含まれている。もう一方のグループには新日本製鉄が参加していた。橋が完成すれば中央支間長3300mの長さは明石海峡大橋の1991mをしのいで世界一になる予定であった。(公式サイト、伊英)
[編集] 海峡に面するコムーネ
- シチリア側
- カラブリア側
- シッラ
- ヴィッラ・サン・ジョヴァンニ、カンポ・カーラブロ (坂の上から望む)
- レッジョ・ディ・カラブリア