マリオ・アルモンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

マリオ・アルモンド（Mario Almondo, 1964年 9月17日 - ）は、イタリア出身のレースエンジニアであり、現在はF1のスクーデリア・フェラーリのオペレーションディレクター（operations director）を努めている。

[編集] 経歴

ミラノ工科大学で工学・産業経営を学び、教師、軍人、そしてモータースポーツとは無関係な会社のエンジニアを経て、1991年に自動車会社のフェラーリ社に1エンジニアとして入社した。

当初はフェラーリの市販車部門、次いで1993年からレースカー部門に携わり、1995年にはインドゥストリアルディレクターとしてF1マシンの各パーツの組み立て、製造精度、製造機材を含めた資材調達などといった品質、工程、生産に関わる分野の管理責任者となり、この職を2005年まで実に10年以上に渡って務めた。その後、2006年はチームの人材管理部門の長（人事部長）を務める。

このようにエンジニアリングではなくマネジメントの分野からチームを支える役割を負っていたが、2006年 10月にロス・ブラウンがテクニカルディレクターの職を辞したのを受け、その後任として、従来はエンジニアリング部門出身者が務めることが常と考えられていた、テクニカルディレクターの座に就いた。実態としては、ロス・ブラウンが果たしていた役割の中でもレース現場（サーキット）における仕事はルカ・バルディッセリが引き継ぐため、アルモンドはそれ以外の役目を担う。

2007年からはオペレーションテクニカルディレクターを務めている。

[編集] 参照

プロフィール - 人材紹介会社Madison Who's Whoより
Who is Mario Almondo? - GrandPrix.comより

スクーデリア・フェラーリ

創設者	エンツォ・フェラーリ
現在のチーム首脳	ステファノ・ドメニカリ \| アルド・コスタ \| ジル・シモン \| ルカ・バルディッセリ \| マリオ・アルモンド \| ニコラス・トンバジス
チーム関係者	ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ \| ロリー・バーン \| パオロ・マルティネッリ \| ジャン・トッド
元チーム関係者	ジョアッキーノ・コロンボ \| アウレリオ・ランプレディ \| ヴィットリオ・ヤーノ \| チェザーレ・フィオリオ \| クラウディオ・ロンバルディ \| カルロ・キティ \| マウロ・フォルギエーリ \| ジャコモ・カリーリ
元チーム関係者	ハーベイ・ポスルスウェイト \| ジョン・バーナード \| ナイジェル・ステップニー \| ロス・ブラウン \| 後藤治
現在のドライバー	キミ・ライコネン \| フェリペ・マッサ \| ルカ・バドエル \| マルク・ジェネ
過去のドライバー	アルベルト・アスカリ \| ファン・マヌエル・ファンジオ \| マイク・ホーソン \| フィル・ヒル \| ジョン・サーティース \| ジル・ヴィルヌーヴ
	マリオ・アンドレッティ \| ニキ・ラウダ \| ジョディー・シェクター \| ディディエ・ピローニ \| ミケーレ・アルボレート \| ナイジェル・マンセル
	アラン・プロスト \| ゲルハルト・ベルガー \| ジャン・アレジ \| エディ・アーバイン \| ルーベンス・バリチェロ \| ミハエル・シューマッハ
F1マシン	125F1 \| 275F1 \| 340F1 \| 375F1 \| 500 \| 553 \| 625 \| 555 \| D50 \| 801F1 \| 412F1 \| 246F1 \| 256F1 \| 156F1 \| 158F1 \| 1512F1 \| 312 \| 312B \| 312T \| 126CK \| 126C2 \| 126C3 \| 126C4 \| 156/85 \| F186 \| F187 \| F187/88 \| 640
F1マシン	641 \| 641/2 \| 642 \| 643 \| F92A \| F93A \| 412T1 \| 412T1B \| 412T2 \| F310 \| F310B \| F300 \| F399 \| F1-2000 \| F2001 \| F2002 \| F2002B \| F2003-GA \| F2004 \| F2004M \| F2005 \| 248F1 \| F2007 \| F2008
チーム関連会社	フィアット \| フェラーリ
現在のスポンサー	フィリップモリス \| エティハド航空 \| ロイヤル・ダッチ・シェル \| マルティニ \| フィアット \| \| エイサー \| ムバダラ \| AMD \| ブリヂストン	表・話・編・歴