マット・ヒューズ
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マット・ヒューズ | ||||||||
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基本情報 | ||||||||
本名 | マシュー・アレン・ヒューズ (Matthew Allen Hughes) |
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通称 | ||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | |||||||
誕生日 | 1973年10月13日(34歳) | |||||||
出身地 | アメリカ合衆国 イリノイ州ヒルズボロ |
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所属 | ミレティッチMA | |||||||
身長 | 175cm | |||||||
体重 | 77kg | |||||||
階級 | ウェルター級 | |||||||
スタイル | レスリング | |||||||
テーマ曲 |
マット・ヒューズ(Matt Hughes、1973年10月13日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州出身の男性総合格闘家。ミレティッチ・マーシャルアーツ・センター所属。元UFC世界ウェルター級王者。
目次 |
[編集] 来歴
学生時代にレスリングの経験を持ち、パット・ミレティッチの指導を受け1998年に総合格闘技デビュー。レスリングをベースにした体力と投げを武器に、エクストリーム・チャレンジ(EC)などローカルプロモーションで活躍。1999年5月には修斗へ初来日。郷野聡寛に勝利を収める。同年9月にUFC初参戦。
2000年12月にデニス・ホールマンに敗れてからしばらくの間はUFCからのオファーが途絶えるが、その間ECやグラジエーターズ・チャレンジなどローカル大会に出場し、日本ではリングスで実績を重ねる。
2001年11月2日、UFC復帰戦にしてカーロス・ニュートンのウェルター級王座に挑戦。ニュートンの三角絞めをリフトした際に失神してしまうが、そのままニュートンを床に落としてバスターで失神させた。両者が失神する事態となったが、裁定はヒューズのKO勝ちとなり、第3代ウェルター級世界王者となった。
2002年3月22日には、桜井速人にTKO勝ち。以後、タイトルを数度防衛するが、2004年1月31日、ライト級から転向したBJペンにチョークスリーパーで敗退し、王座防衛は5回でストップとなる。
2004年10月22日、ペンの返上によって空位になったウェルター級王座をジョルジュ・サンピエールと争い、王座に返り咲く。以降、フランク・トリッグ、ジョー・リッグスを連破し、2006年5月27日のUFC 60では「レジェンド」のホイス・グレイシーの挑戦を受け、ホイスに全く何もさせず、パウンドによるレフェリーストップで勝利。この試合の全米PPV件数は60万件を突破した。
2005年8月〜11月にかけて放送されたリアリティーショー「The Ultimate Fighter 2」でリッチ・フランクリンと共にコーチを務めた。
2006年9月23日にはUFCに復帰したペンとのリベンジマッチを行い、TKOで勝利し、王座を防衛した。しかし、同年11月18日、ジョルジュ・サンピエールとの再戦で、KO負けを喫し、王者から陥落した。
2007年3月3日、UFC 68でクリス・ライトルと対戦、判定勝ち。
2007年9月からリアリティーショー「The Ultimate Fighter 6」でチーム・ヒューズのヘッドコーチを務めた。
2007年12月29日、9か月ぶりの参戦となるUFC 79でマット・セラとのウェルター級タイトルマッチが予定されていたが、セラの負傷により替わってジョルジュ・サンピエールと再戦し、腕ひしぎ十字固めにより一本負け。
2008年6月7日、UFC 85でチアゴ・アウベスと対戦し、2ラウンドで顔面に跳び膝蹴りを受けTKO負け。この試合はアウベスの4ポンドの計量オーバーにより、175ポンドのキャッチウェイトバウトとして行われた。
[編集] 人物
- 双子の兄のマーク・ヒューズもレスリングと総合格闘技で実績を残している。
- 2008年に自伝「Made in America」を出版。若き日のヒューズの犯罪も含めた武勇伝や、更生後は敬虔なクリスチャンになった事などが書かれている。
- 90kgオーバーの身体から77kgまで減量することもある[要出典]。
[編集] 戦績
総合格闘技 戦績 | ||||||
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49 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
42 勝 | 14 | 19 | 9 | 0 | 0 | 0 |
7 敗 | 4 | 3 | 0 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | イベント名 | 開催年月日 |
× | チアゴ・アウベス | 2R 1:02 TKO(跳び膝蹴り) | UFC 85: Bedlam | 2008年6月7日 |
× | ジョルジュ・サンピエール | 2R 4:54 腕ひしぎ十字固め | UFC 79: Nemesis 【UFC世界ウェルター級暫定王者決定戦】 |
2007年12月29日 |
○ | クリス・ライトル | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 68: The Uprising | 2007年3月3日 |
× | ジョルジュ・サンピエール | 2R 1:25 TKO | UFC 65: Bad Intentions 【UFC世界ウェルター級王者決定戦】 |
2006年11月18日 |
○ | BJペン | 3R 3:53 TKO | UFC 63: Hughes vs. Penn | 2006年9月23日 |
○ | ホイス・グレイシー | 1R 4:39 TKO | UFC 60: Hughes vs. Gracie | 2006年5月27日 |
○ | ジョー・リッグス | 1R 3:28 CWアームロック | UFC 56: Full Force | 2005年11月19日 |
○ | フランク・トリッグ | 1R 4:05 チョークスリーパー | UFC 52: Couture vs. Liddell 2 | 2005年4月16日 |
○ | ジョルジュ・サンピエール | 1R 4:59 腕ひしぎ十字固め | UFC 50: The War of '04 【UFCウェルター級タイトルマッチ】 |
2004年10月22日 |
○ | ヘナート・ベリッシモ | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 48: Payback | 2004年6月19日 |
× | BJペン | 1R 4:39 チョークスリーパー | UFC 46: Supernatural 【UFC世界ウェルター級タイトルマッチ】 |
2004年1月31日 |
○ | フランク・トリッグ | 1R 3:54 チョークスリーパー | UFC 45: Revolution | 2003年11月21日 |
○ | ショーン・シャーク | 5分5R終了 判定3-0 | UFC 42: Sudden Impact | 2003年4月25日 |
○ | ギル・カスティーロ | 1R終了時 TKO(カット) | UFC 40: Vendetta | 2002年11月22日 |
○ | カーロス・ニュートン | 4R 4:37 TKO(グラウンドパンチ) | UFC 38: Brawl at the Hall | 2002年7月13日 |
○ | 桜井速人 | 4R 3:01 TKO(グラウンドパンチ) | UFC 36: Worlds Collide | 2002年3月22日 |
○ | カーロス・ニュートン | 2R 1:27 KO(バスター) | UFC 34: High Voltage 【UFCウェルター級タイトルマッチ】 |
2001年11月2日 |
○ | スティーブ・ガム | 2R 3:18 TKO | Extreme Challenge 43 | 2001年9月8日 |
○ | 金原弘光 | 延長R終了 判定3-0 | リングス WORLD TITLE SERIES 〜旗揚げ10周年記念特別興行〜 |
2001年8月11日 |
○ | チャット・ラヴェンダー | 3R 2:31 サイドチョーク | Extreme Challenge 41 | 2001年7月13日 |
○ | スコット・ジョンソン | 1R 3:24 KO | Extreme Challenge 40 | 2001年6月16日 |
○ | ジョン・クロンク | ギブアップ(打撃) | Gladiators 14 | 2001年5月11日 |
○ | ブルース・ネルソン | 1R 3:01 ギブアップ(打撃) | Freestyle Combat Challenge 4 | 2001年3月31日 |
○ | ブレット・アルアザウィ | 1R 3:27 腕ひしぎ十字固め | RINGS USA -BATTLE OF CHAMPIONS- | 2001年3月17日 |
× | ペレ | 1R 4:45 KO(膝蹴り) | Shidokan Jitsu-Warriors War 1 | 2001年2月8日 |
× | デニス・ホールマン | 1R 0:20 腕ひしぎ十字固め | UFC 29: Defense of the Belts | 2000年12月16日 |
○ | メイナード・マーカム | 1R 6:29 キーロック | Rings Australia - Free Fight Battle | 2000年11月12日 |
○ | ロビー・ニューマン | 1R 1:40 肩固め | リングスUSA - Rising Stars Final | 2000年9月30日 |
○ | クリストファー・ヘイズマン | 2R終了 判定3-0 | リングス MILLENNIUM COMBINE III | 2000年8月23日 |
○ | Joe Guist | 1R 2:45 アームバー | Extreme Challenge 35 | 2000年6月29日 |
○ | マルセロ・アグア | 1R 4:34 TKO(カット) | UFC 26: Ultimate Field of Dreams | 2000年6月9日 |
○ | Shawn Peters | 1R 2:52 チョーク | Extreme Challenge 32 | 2000年5月21日 |
○ | アレッシャンドリ・バホス | 3R終了 判定3-0 | WEF 9: World Class | 2000年5月13日 |
○ | エリック・ダビラ | 2R 3:24 キーロック | SuperBrawl 17 | 2000年4月15日 |
○ | ジョルジ・ペレイラ | 1R 6:00 TKO(ドクターストップ) | WEF 8: Goin' Platinum | 2000年1月15日 |
○ | ラヴァーン・クラーク | 2R 1:35 チョークスリーパー | Extreme Challenge 29 | 1999年11月13日 |
○ | トム・シュミッツ | 1R 0:48 ギブアップ(目の負傷) | Extreme Challenge 29 | 1999年11月13日 |
○ | ジョー・ドークセン | 2R 0:25 ギブアップ(打撃) | Extreme Challenge 29 | 1999年11月13日 |
○ | ヴァレリ・イグナトフ | 3R終了 判定3-0 | UFC 22: Only One Can be Champion | 1999年9月24日 |
[編集] 獲得タイトル
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
前王者 |
第3代UFC世界ウェルター級王者 2001年11月2日 - 2004年1月31日 |
次王者 |
前王者 |
第5代UFC世界ウェルター級王者 2004年10月22日 - 2006年11月18日 |
次王者 |