ベン・ビラフロア
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ベン・ビラフロア(Ben Villafloa、1952年11月10日 - )は、フィリピン出身の元プロボクサー。元WBA世界ジュニアライト級(スーパーフェザー級)チャンピオン。サウスポー、強打のファイター・タイプで、世界タイトルを2度獲得、連続5度、通算6度防衛した。
[編集] 略歴
1968年デビュー。1972年4月25日、18勝(12KO)1敗1引分けの成績でWBA世界ジュニアライト級王座に挑み、アルフレド・マルカノを15回判定で破ってタイトル獲得。1度防衛したものの、1973年3月12日、2度目の防衛戦で柴田国明のスピードに強打を封じられ、王座を失った。
しかし、同年10月17日に行われた再戦では、持ち前の強打で柴田を僅か1ラウンドで葬り、タイトルを奪回する。アポロ嘉男、上原康恒、柏葉守人と、3人の日本人を含む5人の挑戦者から王座を守ったものの、1976年10月16日、プエルトリコの技巧派サムエル・セラノにアウトボックスされ、王座を失った。
スピード、フットワークのある相手を苦手とするなど、攻撃のセンスは卓越しているとは言い難かったが、その強打は破壊的であった。
[編集] 通算戦績
74戦62勝(34KO)5敗7引分け