フランスの山人の歌による交響曲
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《フランスの山人の歌による交響曲(仏語:Symphonie sur un chant montagnard français)》作品25は、ヴァンサン・ダンディが1886年に作曲した交響曲で、ダンディの数ある作品のうち、今日かろうじて演奏されるほとんど唯一の作品である。題名に示されているように、主要な主題はセヴァンヌ地方で聞き覚えた民謡が充てられている(同地は山岳地帯であり、そのため「セヴァンヌ交響曲 Symphonie cévenole 」という別名も存在する)。交響曲としては異例なことに独奏ピアノの存在が目立っているが、決して支配的であるわけではない。ピアノはオーケストラに寄り添っているため、さる評論家からは「協奏交響曲」と呼ばれた。
目次 |
[編集] 初演
1887年3月20日、パリにて作曲者指揮コンセール・ラムルー、ボルド・ペーヌ(本作の被献呈者)のピアノ独奏で初演。
[編集] 編成
- 木管楽器
- 金管楽器
- 打楽器
[編集] 構成
以下の3つの楽章から成り、30分弱の長さである。
- きわめて緩やかに - 中庸の速さで、生き生きと Assez lent - Modérément animé
- きわめて穏やかに、しかし遅くなく Assez modéré, mais sans lenteur
- 活き活きと Animé
[編集] 参考文献
- 「最新名曲解説全集2 交響曲II」(音楽之友社)