フューリー (バンプレストオリジナル)
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フューリーとはスーパーロボット大戦Jに登場する架空の組織である。同作のオリジナルキャラの内、フューリーではない者も、便宜上本項で説明する。
目次 |
[編集] 概要
40億年前、複数の銀河にまたがり繁栄していた異星人種族。原因は不明だが星団単位の勢力に分裂し戦争を繰り広げていた。作中に登場するのはその戦いに敗れ、銀河系の将来「地球」となる惑星に逃れ着いた一派である。彼らは地球に生命の種を蒔き、自らはステイシス・ベッドによる長期の冬眠についた。なお他の者達は40億年という時を経て既に滅亡しているようである。物語開始の10数年以上前(統夜が生まれた頃)には既に目覚め、活動を開始していたが、本格的に人類の排除を図るのは現在になってからである。ゲーム中でその理由が説明される事はなかった。
[編集] フューリア聖騎士団
フューリーを守る為に結成された親衛隊。厳格な階級制度が存在し、従士、準騎士、騎士、総代騎士の4つの階級が存在する。グ=ランドン・ゴーツが総代騎士を勤めているが、実戦部隊の指揮は当初はアル=ヴァンが執り、彼が失脚してからはフー=ルーが執るようになった。
[編集] ガウ=ラ・フューリア
フューリーが地球圏へ逃亡してきた時に乗ってきた巨大宇宙船。数十億年の後に表面には大量の岩礁が堆積していき、やがて地球の衛星「月」となる。ズィー=ガディンを中枢としていたが、ズィー=ガディンの破壊と共に宇宙船としての機能を失う。
[編集] アシュアリー・クロイツェル社
新型機動兵器の開発を行っていた企業で、軍を退役した後のカルヴィナが所属していた。しかし、フューリーに機動兵器開発の拠点として利用された挙句、証拠隠滅の為に月支社が壊滅させられる。統夜編のシナリオでは壊滅した事自体が言及されていないが、データは残っていたようで主人公専用機の後継機が開発されていた。
[編集] 人物
[編集] 主人公
[編集] 紫雲統夜(しうん とうや)
17歳。ごく普通の高校生。母親は5才の時に、父は4年前にそれぞれ死亡しており(父親のエ=セルダに関しては後述)、物語開始時は一人暮らし。両親が充分なお金を残していてくれたため、生活には不自由はしていなかったようだ。特に守るべき物もなく漠然と平凡な日常を送っていたが、通っていた高校でロボットの戦闘に巻き込まれ、成り行きでパイロットになってしまう。物語の序盤は頑なに出撃を拒んでいたが、軍からの追及をさけるため、火星へ向かうナデシコに乗艦し、渋々戦いに参加していた。だが、闘いの中で次第に決意を固め、やがて自らの意志で戦うようになっていく(戦闘時の台詞も頼もしいものに変わる)。
父親がフューリーであるため、サイトロン・コントロールを用いたフューリー製メカに高い適応を示す。フューリーとしての本名は統夜(トーヤ)=セルダ・シューン(紫雲)。昔、フューリー側にいた事もあるらしくシャナ=ミアとは幼馴染みの関係にあった。しかし、当初はその記憶を失っており、グ=ランドンとの最終決戦後に思い出した。3人娘の誰かとのEDではない場合、自らを犠牲にしようとするアル・ヴァンを叱咤するなど、一人前の戦士として、そして人間として大きな成長を遂げた。
後半ではサイトロンの知識に精通し、その応用方を提案したり、まるでフューリーの騎士そのものの言動を見せる面があったが、これが父の記憶によるものなのか、またそれがどういった方法で本人に受け継がれたかは不明。
専用BGMは『Fate』『Limit Over』。
[編集] カルヴィナ・クーランジュ
22歳。元連合宇宙軍少尉のアーマー乗り。養成校の戦技科教官相手に全勝記録を作るほどの腕前であり、“ホワイト・リンクス”の異名を持つ天才パイロットであったが、協調性に欠けるためか忌避されており、火星に配属、そこで人類初の木星トカゲとの戦闘を経験し負傷。地球圏に戻った後、軍を退役する。
退役後はアシュアリー・クロイツェル社の月支社で契約社員として、新型機動兵器の運用における評価と教導官役を勤めていたが、フューリーが証拠隠滅のために起こした襲撃で開発プラントとテスト機を破壊され、たった一人生き残り、その際にパイロットとしてはリハビリが必要になるまでの重傷を負う。2ヵ月後、ネルガル重工に戦艦ナデシコのクルーとしてスカウトされ、戦闘アドバイザーとして乗艦。しかし、月から脱出する時に遭遇したカティア、フェステニア、メルアが乗ってきたロボットに成り行きで乗ることになり、事態に流されるままパイロットとして復帰する。統夜と違いカルヴィナは地球人だが、月支社において長期間サイトロンを浴び続けたため、サイトロン・コントロールに対する適正が生じ、サブパイロットのサポートを受けることでフューリー製メカの操縦が可能となっていた。
後に死別したはずの恋人アル=ヴァンと再会し、信頼していた彼がフューリーであり、社の一般人達やカルヴィナを裏切っていた事実を知って復讐者となる。やや攻撃的な言動だが、基本的にはクールな性格である。アル=ヴァンに対しては怒りに駆られて我を忘れる事が多いものの、彼の事を一途に想い続けており、アル=ヴァンとの決着後、彼が死亡したと思われた際はショックで部屋に閉じこもり、以後は改めてアル=ヴァンの事を理解し始め、態度を軟化した。なお、アル=ヴァン以外の他人に「カルヴィナ」と名前で呼ばれるのを嫌っているのだが、後半ではそんな様子を見せていない。
第1話では一切戦闘に参加せず、また、戦闘指揮官の立場に立ち、アグレッサーとしてパイロットの育成も行っていたというスパロボとしてはなかなか珍しい行動を取る主人公である(ちなみに、スパロボに登場した女性主人公で唯一のアグレッサーである)。序盤のみ「グッドラック」という口癖がある。
専用BGMは『Revenger』『Guardian Angel』。
[編集] サブパイロット
主人公の補佐として主人公機に搭乗する3名の女性。いずれも幼い頃フューリーに拉致され、実験体としてガウ=ラ・フューリアで育てられ、サイトロン・コントロールに適応できるよう肉体に処置を施されている。正確な年齢はいずれも不明だが、カルヴィナがコン・バトラーのパイロット勢と同世代と見立てており、またエンディングでは千鳥かなめの下級生として編入される点からみて、およそ16歳前後だと推定される。結果論として3人は主人公機の操縦に欠かせない存在となっているが、彼女らが拉致され、改造を受けたそもそもの理由については作中では語られていない。
[編集] カティア・グリニャール
3人娘のリーダー格。フェステニア、メルアとはそこで出会い、姉妹のような関係になる。後に統夜の父エ=セルダの手によって他の2人と共に主人公機でガウ=ラ・フューリアを脱出、サイトロンの導きにより主人公と出会い、行動を共にするようになる。3人の中では最も大人びた容姿をしており(統夜と並ぶと姉弟にしか見えないと発言する事も)、真面目で物静かな雰囲気を持つ。しかしホシノ・ルリの口癖『バカばっか』をこっそり口にしてみたり、ゲキ・ガンガー3を見てすっかり感化されてしまうなど、真面目一辺倒ではない側面もある。また基本的に正論を言うが時折危ない事を言い出したり、サイトロンの影響か要領を得ないながらも未来を見越したような発言をすることもある。一度言った事は決して曲げない頑固者で、主人公と衝突する事もある。ちなみに左利き。統夜を主人公にした場合、恋人候補の一人にもなる。余談だが後半のカティアは突如「~ですわ」といった口調が混じりだし、統夜にも敬語を使い出すなど不自然な言動となっているが、これは2人いるライターの間で、一人称・二人称の確認や意思疎通が不充分だったものと推測される(逆にメルアなどは、コルベット相手に真空管ハゲと陰口を使うなど、微妙に口調が砕けている。ちなみに、「W」でもコルベットは真空管ハゲと呼ばれている)。
[編集] フェステニア・ミューズ
3人娘の中では主にツッコミ担当。愛称は「テニア」。明るく振舞っているが、序盤では内面の不安を覆い隠す手段としてそうしていた節がある。美味しい料理に目がなく、ゲーム中では何かを食べる場面での登場が多く、食べる量も半端では無い(設定画では、松本零士の漫画に出てくるような自分の頭より大きなドンブリに山盛りのご飯を完食している)。その為ゲームソフトの説明書にまで某居候のお化け並に食べると書かれている。その割には3人の中では最も小柄で、胸のサイズも最小である(一応戦闘アニメーションのカットインで揺れる程度のサイズはある)。本人はその事を非常に気にしており、食事と体型との関係について尋ねた相手は、容赦のない実力行使で報われる事となる。統夜とは気兼ねなく友達のように接するが、統夜がシャナ=ミアについて話した際には、面白くなかったようである。統夜を主人公にした場合、恋人候補の一人にもなる。
[編集] メルア・メルナ・メイア
3人娘の中では戦闘も苦手であり、やや内気で引っ込み思案な所があるが、精神的には一番タフだと思われる。チョコレートやキャンディ等のお菓子に目が無く、コクピットにまで持ち込んでカティアに怒られる事もしばしば。お菓子好きに関しては、フューリーの施設で甘い物を食べられなかった反動だと甲児などは考えていたが、実のところは幼い頃、メルアの父や母がお菓子を与えてくれた記憶を思い出す、というのが本当のところのようである。好き嫌いは少ないが、納豆等のネバネバ系は全く駄目。統夜を主人公にした場合、恋人候補の一人にもなる。
[編集] その他非戦闘員
[編集] フランツ・ツェッペリン
れっきとした地球人で、統夜の父親であるエ=セルダ・シューンとは種族を超えた親友関係にあった人物。そのためか、統夜とは直接面識があり、「フランツおじさん」と呼ばれている。主人公機を開発した人物で、新型機の開発にも協力する。カルヴィナが彼の名前を知っており、アル=ヴァンとも友人関係である事から、アシュアリー・クロイツェル社に務めていた可能性がある。なお、ゲーム中に登場する彼は、アラン・イゴールによりもたらされた記録ディスクに保存されていた初歩的なプログラムによる疑似人格に過ぎないため、具体的な質問に答えることくらいしかできない。しかし、それでも社交辞令をプログラムする余裕はあったらしく、時には生身の人間のような態度を見せることもある。3人娘も彼の姿を見たことがあるとのこと。実際の彼が現在も生存しているかは不明。
[編集] フューリー
[編集] シャナ=ミア・エテルナ・フューラ
フューリーの皇女。統夜とは幼なじみ。アル=ヴァンとは従兄妹の間柄に当たる為カルヴィナにアル=ヴァンを託す。全てが終わった後、フューリー代表として人類とは対話の道を歩む。ステイシスベッドによって眠っていたフューリーではなく、彼らが目覚めてから生まれた、40億年前の戦争を知らない世代のフューリー。少なくともシャナ=ミアの生誕時点で母親が存命であったことは確実だが、ストーリー上ではフューリーの指揮はグ=ランドンが執っており、肉親の詳細は語られていない。
[編集] アル=ヴァン・ランクス
フューリー聖騎士団の幹部で騎士。カルヴィナが主人公の場合はカルヴィナの元恋人でもある。表向きの立場は元連合宇宙軍大尉(偽造したものと思われる)。統夜の父であるエ=セルダとは師弟関係にあり、彼の事を誰よりも信頼・尊敬していた。しかしフューリーの騎士としての任を全うすべく、裏切り行為を行ったエ=セルダをその手にかけた事や、恋人であるカルヴィナを結果的に裏切ってしまった事等を今でも後悔している。最終的には、グ=ランドンと対立し、フューリーと地球双方の未来の為に戦う事を決意。統夜が主人公の時はEDで命を落す事がある(3人娘の誰かとのEDではない場合は生き残り、新聞にスーツ姿で載る。かなり似合っているらしい。その際、3人娘とのEDで統夜に言う台詞を逆に言われている)が、カルヴィナを主人公にした場合は生き残り、カルヴィナと寄りを戻している。フランツは彼の事を「良い男」と評している。彼専用のラフトクランズの必殺技「オルゴンソードFモード」の描写からゼンガー・ゾンボルトと対比するファンも多い[要出典]。
専用BGMは、敵の時は『Moon Knights』、味方の時は『Limit Over』(統夜が主人公の時)『Guardian Angel』(カルヴィナが主人公の時)。
[編集] エ=セルダ・シューン
フューリー聖騎士団の幹部を務めていた騎士。ジュア=ムには大戦の英雄と呼ばれており、40億年前の大戦を実際に戦い、その中で多大な貢献をしたことが窺い知れる。フランツとは種族を超えた友人である。妻も地球人で、その間に生まれたのが統夜である。アル=ヴァンの師でもあったが、3人娘を施設(ガウ=ラ・フューリアであると思われる)から逃がす際、囮となって追っ手のアル=ヴァンと戦い、死亡。その際、「主人公機はフューリーに決して渡してはならず、さらに破壊されてはならない」という言葉を残した(父は4年前に死亡したと統夜は言っていたが、実際には偽装した死であったようだ)。本編中、名前は度々出るものの、本人は死亡しているため当然ながら登場はしないが、シナリオの要所に関わる重要人物である。
[編集] ジュア=ム・ダルービ
フューリー聖騎士団の準騎士。アル=ヴァン、フー=ルーの部下で自惚れが強く地球人を見下す一方、直属の上司で師匠に当たるアル=ヴァンのことを強く慕っている。後半戦でアル=ヴァンが降格された事で精神のバランスを欠いてしまい、統夜或いはカルヴィナを殺そうとしてくる。また、その時に準騎士から騎士に昇格し、赤いラフトクランズを受領している。カルヴィナのストーリーでは、カルヴィナの教官時代に彼女の教え子だった事が明かされている。もっとも前述のように自分の師はアル=ヴァンだけと思っていて内心ではカルヴィナを軽んじていたことがセリフの端々に見て取れる。専用BGMは『Moon Knights』。
[編集] フー=ルー・ムールー
フューリー聖騎士団の幹部で女騎士。冷静な性格や見た目とは裏腹に戦いが生きがいの女傑。部下のジュア=ムや、直属の上司であるグ=ランドンの2人と比べても、より純粋な武人と言える。アル=ヴァンの失脚後、彼に代わってフューリー騎士団の指揮を執る事になるが、精神に異常をきたし始めているジュア=ムには手を焼いていたようである。最後は騎士として闘える事を心底喜び闘いに挑んでくる。可愛い物が好きらしく、フルメタル・パニック!のボン太君との戦闘の際には「あなた、可愛いわね」と発言する。カットインの彼女の姿が男性に見えるためか、なぜか女性に目のない『フルメタル・パニック!』のクルツに唯一女性扱いされないキャラでもある。専用BGMは『Moon Knights』。
[編集] グ=ランドン・ゴーツ
Jのラスボス。フューリー聖騎士団の総代騎士で、騎士階級の長。威厳あふれる容姿で責任感が強く、部下達からも信頼されていたが、やや自己中心的で大局を見ようとしない部分もある。太古の戦いでの敗戦の際に先帝の命令で逃走の指揮を執り、多くの同胞達を犠牲にしてしまった過去があり、幾万の時を越えた現在においてもそのときの過去に縛られ続けている。その事が原因で、たとえ地球人類全てを抹殺してでも地球を手に入れようとする。そのやり方は次第に暴走していき、最終的には乗機であるズィー・ガディンの出力を最大発揮するべく、ステイシス・ベッドに眠る同胞達を犠牲にしようとまでするなど、総代騎士としての面影は完全に無くなってしまっていた。最期は統夜やカルヴィナ、そして反乱を起こしたアル=ヴァンらの手によって葬られ、ようやく過去の苦しみから解放された。専用BGMは『Doomsday』。
[編集] 機体
[編集] 採用技術
- オルゴン・エクストラクター
- オルゴンが空間に偏在するエネルギーである事とその名称から考えれば、オルゴンを空間より抽出して機体の動力とする一種のジェネレーターであると推測できる。フューリーの機体の標準装備と思われ、特に準騎士クラス以上の機体や主人公の後継機体になると、攻撃を軽減するバリアであるオルゴン・クラウドを発生させる他、単独での空間跳躍を可能にする。オルゴンを結晶化させて剣や弾丸にしたり敵の動きを封じることもできる。
- ラースエイレム
- フューリーの騎士専用機ラフトクランズに装備された特殊装置。指定した場所周辺の時間そのものを止める働きがあり、これを用いる事で動きの止まった敵を一方的に倒すという非常にイカサマな装置である。本来はコールドスリープの代わりに使用されるもののようだ。持っていれば確実に相手に勝利できる装置ゆえ、何故フューリーが過去の大戦で負けたのかという疑問がよく上がるが、それは過去の大戦が「フューリー同士の内輪揉め」だからである。従士や準騎士機であってもラースエイレム発動下でも動ける為、意味を成さないのである。この事を利用し、作中では万が一に備えて敵のラフトクランズを1機捕獲していた。
- ラースエイレムキャンセラー
- Jの主人公機のコア部分に存在する特殊装置。時間兵器ラースエイレムに対抗できる唯一の機構。原理は不明だが、自身を中心とした広範囲の空間内におけるラースエイレムの効果を無力化することが出来る。エ=セルダ機のラースエイレムがコアとして使われていることがアル=ヴァンによって示唆されている。
- サイトロン
- フューリーが用いるテクノロジーの根幹を為すと思われる素粒子。フューリーの兵器は基本的にこのサイトロンを使って人間とマシンとの情報交換を仲立ちしているらしく、まったくの素人である統夜や、パイロットとしてはリハビリが必要であったカルヴィナも、どうにか機体を動かすことができた。これを用いた機体の操作法をサイトロン・コントロールと呼び、マシンとの一体化の度合いはリンケージ率で示されるようである。更にパイロットが扱いに習熟していけば、ある程度の未来予測を行う事も可能。
[編集] ベルゼルート
ベルゼルート BELLZELUTE |
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分類 | 人型 |
開発 | フランツ・ツェッペリン |
製造 | アシュアリー・クロイツェル社 |
生産形態 | 試作機 |
全長 | 21.0m |
重量 | 30.0t |
動力源 | オルゴン・エクストラクター |
武装 | ミサイルランチャー ショートランチャー オルゴンライフル |
必殺技 | オルゴンライフルA |
MMI | サイトロン・コントロール |
乗員人数 | 2人 |
主な搭乗者 | 紫雲統夜(メイン) カルヴィナ・クーランジュ(メイン) カティア・グリニャール(サブ) フェステニア・ミューズ(サブ) メルア・メルナ・メイア(サブ) |
オルゴン・エクストラクター搭載機で、機動性と遠距離射撃性を重視した機体。単独飛行が可能で、元々は、あらゆる状況においても問題なく対応できる汎用機として開発された。発射する弾をビーム・実弾などに切り替えられる大型武器オルゴンライフルを装備している。オクスタンランチャーと機能が似ているが、オルゴンライフルはさらにショートランチャーと合体させて弓状の武器として使用できる。主人公機の中では唯一マップ兵器を持っているが、白兵戦用の武器を持っていないため、コンボが出来ない。
[編集] ベルゼルート・ブリガンディ
ベルゼルート・ブリガンディ | |
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分類 | 人型 |
開発 | フランツ・ツェッペリン |
製造 | アシュアリー・クロイツェル社 |
生産形態 | 改良機 |
全長 | 25.0m |
重量 | 41.0t |
動力源 | オルゴン・エクストラクター |
武装 | オルゴンラグナライフル ホーミングレーザー |
必殺技 | オルゴンバスターキャノン |
MMI | サイトロン・コントロール |
乗員人数 | 2人 |
主な搭乗者 | 紫雲統夜(メイン) カルヴィナ・クーランジュ(メイン) カティア・グリニャール(サブ) フェステニア・ミューズ(サブ) メルア・メルナ・メイア (サブ) |
文字数の都合でゲーム中の表記は「B・ブリガンディ」。
大破してしまったベルゼルートを、重装甲・高機動バーニア搭載の強化アーマーと合体させた機体。アーマー自体が多数の武装を搭載しており、ベルゼルート本体を内部に格納するような形状となっているため、ベルゼルートと比べてかなりマッシブなシルエットになっている。両腕にあたる部分がオルゴンラグナライフル(ゲーム中は右手でビームを、左手で実弾を撃っているため、ベルゼルートのように切り替えが出来るかは不明)へと変形し、これによって瞬時に多彩な射撃戦闘を行う事が可能になった。更に強化アーマーには最強武器である「オルゴンバスターキャノン」へと変形する機能がある。マップ兵器がさらに使いやすく(範囲が扇状になり敵味方識別が可能)なったものの、やはり白兵戦用の武器は持っていない。
[編集] クストウェル
クストウェル COUSTWELL |
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分類 | 人型 |
開発 | フランツ・ツェッペリン |
製造 | アシュアリー・クロイツェル社 |
生産形態 | 試作機 |
全長 | 21.3m |
重量 | 19.0t |
動力源 | オルゴン・エクストラクター |
武装 | オルゴンスラッシュ オルゴンショット オルゴンブロー |
必殺技 | オルゴンフィニッシュ |
MMI | サイトロン・コントロール |
乗員人数 | 2人 |
主な搭乗者 | 紫雲統夜(メイン) カルヴィナ・クーランジュ(メイン) カティア・グリニャール(サブ) フェステニア・ミューズ(サブ) メルア・メルナ・メイア (サブ) |
オルゴン・エクストラクターの搭載機で、フューリーに存在するオリジナルを元に開発された近接・格闘戦用の機体。主に拳による打撃や両肩のシールド形状のパーツを腕部と合体させ、オルゴンクローを発生させる事で攻撃を行う。マキシマム・モード(オルゴンフィニッシュ)時には頭部装甲が展開する。なお、習得する精神コマンドが初期状態のままの男主人公が、このユニットを乗機に選択すると、全ての武器が移動後に使用可能なため、習得精神コマンド「突撃」が無意味になってしまう。
[編集] クストウェル・ブラキウム
クストウェル・ブラキウム | |
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分類 | 人型 |
開発 | フューリー |
製造 | フューリー |
全長 | 22.4m |
重量 | 24.0t |
動力源 | オルゴン・エクストラクター |
武装 | オルゴンブラキウムスラッシュ オルゴンブラキウムショット オルゴンブラキウムブロー |
必殺技 | オルゴンブラキウムフィニッシュ |
MMI | サイトロン・コントロール |
乗員人数 | 2人 |
主な搭乗者 | 紫雲統夜(メイン) カルヴィナ・クーランジュ(メイン) カティア・グリニャール(サブ) フェステニア・ミューズ(サブ) メルア・メルナ・メイア (サブ) |
フューリー製の機体で、クストウェルのオリジナルに該当する機体のはずだが、作中ではクストウェルを元に作られた新型であるような描写が見受けられる。クストウェルを純粋に強化した接近、格闘戦のエキスパート。クストウェルよりも巨大な両肩のパーツを合体させる事で、腕部を巨大クローへと変形させる。ベルゼルートやグランティードは以前の機体にパーツが追加されたシルエットだが、この機体は頭部形状が大分異なっている。マキシマムモード時の頭部装甲の展開方法も異なっている。ラフトクランズのオルゴンクローFモードを参考にしているものとも考えられる。
[編集] グランティード
グランティード GRANTEED |
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分類 | 人型 |
開発 | フューリー |
製造 | フューリー |
全長 | 30.0m |
重量 | 45.0t |
動力源 | オルゴン・エクストラクター |
武装 | オルゴンブラスター フィンガークラッシャー オルゴンスレイブ テンペストランサー |
MMI | サイトロン・コントロール |
乗員人数 | 2人 |
主な搭乗者 | 紫雲統夜(メイン) カルヴィナ・クーランジュ(メイン) カティア・グリニャール(サブ) フェステニア・ミューズ(サブ) メルア・メルナ・メイア (サブ) |
オルゴン・エクストラクター搭載機の特機型機動兵器。一撃必殺の攻撃を得意とする機体。近接戦では貫手で敵を貫き、遠距離戦では頭部のリングや胸部のパーツから強力なエネルギー波を発射する。最大武器であるテンペストランサーは、普段は胸部に搭載されている。オルゴン・クラウド発動時には肩部が変形し、噴出するエネルギーがマントのような形をとる。
[編集] グランティード・ドラコデウス
グランティード・ドラコデウス | |
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分類 | 人型 |
開発 | フランツ・ツェッペリン |
製造 | アシュアリー・クロイツェル社 |
生産形態 | 合体形態 |
全長 | 33m |
重量 | 不明 |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | オルゴン・エクストラクター |
武装 | オルゴンドラコブラスター フィンガードラコバスター オルゴンドラコスレイブ |
必殺技 | インフィニティキャリバー |
MMI | サイトロン・コントロール |
乗員人数 | 2人 |
主な搭乗者 | 紫雲統夜(メイン) カルヴィナ・クーランジュ(メイン) カティア・グリニャール(サブ) フェステニア・ミューズ(サブ) メルア・メルナ・メイア (サブ) |
文字数の都合でゲーム中の表記は「G・ドラコデウス」。
攻略本によれば、グランティードが窮地に立たされた時、それに反応して現れた龍型の機動兵器「バシレウス」が、グランティードと合体した姿という設定があるが、作中そのような描写は一切無く、強化ボディとだけ呼称されている。その姿は、フューリーの創世神話に登場する竜神に似た姿である。オルゴンモード発動時には、機体の各部から4匹の竜が現れ、強大な力をグランティードに与える。必殺武器はインフィニティ・キャリバー。なお、サブパイロットをカティアとフェステニアにした時はオルゴンソードFモードに酷似した武器になるが、メルアにした時はバシレウスが本体から分離してその上にグランティードが乗って突撃するという形態になる。
ちなみにバシレウスの名称は、ギリシア神話における、イタカの王の名称(オデュッセウスのこと)である。
[編集] ヴォルレント
ヴォルレント | |
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分類 | 人型 |
所属 | フューリー |
開発 | フューリー |
製造 | フューリー |
生産形態 | 準騎士専用機 |
全長 | 不明 |
重量 | 不明 |
動力源 | オルゴン・エクストラクター |
武装 | エネルギーソード ビームライフル ロングレンジビーム |
MMI | サイトロン・コントロール |
乗員人数 | 2人(主人公機) 1人(量産機) |
主な搭乗者 | 紫雲統夜(主人公機・メイン) カティア・グリニャール(主人公機・サブ) フェステニア・ミューズ(主人公機・サブ) メルア・メルナ・メイア(主人公機・サブ) ジュア=ム・ダルービ(量産機) 準騎士(量産機) |
フューリー製の機体で、準騎士クラスの人間が搭乗する事を許される。オルゴン・クラウドを標準装備しており、火力・機動性においても、フューリーの量産機の中では最強。隠し主人公前半機でもある。必殺武器と呼べるような武器は搭載されていないが、通常武器の火力は高い。
[編集] ラフトクランズ
ラフトクランズ | |
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分類 | 人型 |
所属 | フューリー |
開発 | フューリー |
製造 | フューリー |
生産形態 | 騎士専用機 |
全長 | 不明 |
重量 | 不明 |
動力源 | オルゴン・エクストラクター |
武装 | オルゴンソード オルゴンライフル オルゴンキャノン オルゴンクロー |
必殺技 | オルゴンソードFモード(主人公・アル=ヴァン機) オルゴンライフルFモード(主人公・フー=ルー機) オルゴンクローFモード(主人公・ジュア=ム機) |
MMI | サイトロン・コントロール |
乗員人数 | 2人(主人公機) 1人(フューリー機) |
主な搭乗者 | 紫雲統夜(主人公機・メイン) カティア・グリニャール(主人公機・サブ) フェステニア・ミューズ(主人公機・サブ) メルア・メルナ・メイア(主人公機・サブ) アル=ヴァン・ランクス(アル=ヴァン機) フー=ルー・ムールー(フー=ルー機) ジュア=ム・ダルービ(ジュア=ム機) |
【Raft=イカダ clans=clanの複数形、氏族・一族 もしくはClan's raft(一族のイカダ)をもじり】
オルゴン・クラウドの他にラースエイレムと呼ばれる時間兵器を搭載した機体。フューリーの中でも騎士クラスの幹部に与えられる高性能機。また、ガウ=ラ・フューリアの各装置を始動させる鍵の役割も有しており、黒いアル=ヴァン機が「碇」、白いフー=ルー機が「舳先」、赤いジュア=ム機が「艫」の鍵となっている。 序盤においてジュア=ムは、エ=セルダ機とアル=ヴァン機をオリジナルと呼んでおり、星間戦争を生き延びた機体であったという事になる。数機しか現存せず、それぞれに鍵の役割が与えられている点から見ても、フューリーにとって重要な機体と見られる。 他に隠し主人公後半機として青いラフトクランズが存在する。
武装は、固有武装として両肩部のスラスター兼キャノンと胸部オルゴンキャノンを装備し、手持ち武器としてソードも兼ねるライフルやクローも兼ねるシールドを有する他、それぞれ必殺モードとして、胸部オルゴンキャノンと接続する事で使用可能になるオルゴンライフルFモード、オルゴンを固形化させて巨大な刀身を作るオルゴンソードFモード(グルンガスト参式及びダイゼンガーの武器である参式斬艦刀に酷似している)、エネルギーを固形化させる事で巨大な爪となるオルゴンクローFモードを使用可能(ただしFモードはそれぞれの機体につき1種しかない)。オルゴン・クラウドによる空間移動とバリアーのうえ、エネルギー回復まで有する。主人公搭乗のラフトクランズは、サポートを行うパートナーによって、最強武器のFモードが変化し、全ての武器が他3色ラフトクランズの得意武器の演出となっている。ゲーム中ではキラ・ヤマトにフリーダムガンダム並みの機動性と評されたり、ヴォルレントよりスマートな外見をしていたりするが、Lサイズ(ヴォルレントはM)であり大型機。性能もスーパー系寄りとなっている(パイロットの能力もスーパー系のものが適用される)。
[編集] リュンピー
フューリー製の機体で、従士とよばれる下級兵士が乗り込む汎用量産機。武装はビームライフルとサーベルのみだが、雑魚としてはHPが高い上にとにかく数が多い。また、数々の派生機が存在する。
[編集] ドナ・リュンピー
フューリー製の機体で、従士とよばれる下級兵士が乗り込む。長距離支援機としてリュンピーを改良したもので右腕が大口径の大砲となっている。
[編集] ガンジャール
フューリー製の機体で、従士とよばれる下級兵士が乗り込む。接近戦に特化した兵装となっており、右腕に大型クローを装備している。以上の従士が搭乗する3つの機体はカルヴィナ編を見る限り、フューリーが持ち込んだデータを元に、アシュアリー・クロイツェル社で多数が製造されたものと思われる。
[編集] ズィー=ガディン
ズィー=ガディン | |
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分類 | 人型 |
所属 | フューリー |
開発 | フューリー |
製造 | フューリー |
生産形態 | グ=ランドン・ゴーツ専用機 |
全長 | 不明 |
重量 | 不明 |
装甲材質 | 不明 |
武装 | オルゴンウェイブキャノン オルゴンヴァイパーライフル オルゴンバニシングソード |
必殺技 | オルゴンマテリアルゲイザー |
MMI | サイトロン・コントロール |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | グ=ランドン・ゴーツ |
変形後 | |
武装 | オルゴンゴーストブレス オルゴンバーチカルファング オルゴンサテライトスパーク オルゴンマテリアルゲイザー |
必殺技 | オルゴンジェノサイドバーニング |
ガウ=ラ・フューリアの中枢ともなっている巨大機動兵器でJのラスボス。ラフトクランズのバージョンアップ版ともいうべき機体で、様々な形状に変形する剣「オルゴンバニシングソード」を武器としている。またMAP兵器「オルゴンウェイブキャノン」を持つ。ガウ=ラ・フューリアからエネルギーを無尽蔵に供給されている。高い攻撃力と、オルゴン・クラウドによる高い防御力や転移機能を有している。だが大型なせいか、運動性はそれほど高くない。この機体もフューリーの神話を模した姿をしているようだ。
最終話では一度撃破されると、胴体から各パーツが分離・伸張し、異形の姿へ変貌する。この状態ではオルゴン・クラウドが無い。
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