ヒカルド・デラヒーバ
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ヒカルド・デラヒーバ(1965年 - )は、カーウソン・グレイシーの教え子で、80年代のブラジリアン柔術の戦術において、技術革新をもたらした、デラヒーバ・ガード、フック・ガードを発明した人である。 現在PRIDEで活躍しているアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの師匠にあたる。 ホイラー・グレイシーとも3度闘い(1987年リオ選手権、1988年コパ・サンタォン、1989年アルマセン・ド・エスポルチ)、デラヒーバの2勝1敗。また1986年のリーガ・ニテロイエンセ・ジ・ジウジツではアブソルート級でホイス・グレイシーを破っている。
長らく試合から遠ざかっていたが、2002年のムンジアルに37歳で復帰した(フレジソン・パイシャオンに負け)、また2004年9月に日本で行われた"プロ柔術GroundImpact ~Gi-05~"において、日本ブラジリアン柔術の父、中井祐樹と対戦、2-0で敗れる。
現在定期的に日本を訪れ、自身の名のついた"デラヒーバカップ"を一年に一度開催し、自らレフェリーを務め、最新の技術をセミナーで教えるなど、日本のブラジリアン柔術の普及に最も貢献しているブラジル人の一人でもある。 2004年には、日本のTRI-FORCE JIU-JITSU ACADEMYで少人数のセミナーを行っている。