ハイウェイスター (ゲーム)
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| ジャンル | カーアクション |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| 開発元 | スクウェア |
| 発売元 | スクウェア |
| 人数 | 1人 |
| メディア | ロムカセット |
| 価格 | 4,500円 (税込4,725円) |
| デバイス | ファミコン3Dシステム対応 |
| 売上本数 | 1987年8月7日 |
『ハイウェイスター』(Highway Star)は、スクウェア（現スクウェア・エニックス）が1987年8月7日に発売した、ファミリーコンピュータ向けのゲームソフトである。日本国外での名称はRad Racer。のちにファイナルファンタジーシリーズ（I〜IIIまで）の開発に携わるナーシャ・ジベリがメイン・プログラミングを担当した。
目次 |
[編集] 概要
自動車と高速道路を使ったレースゲームである。レースゲームとして認知されるが、特に誰とも競争しない点や、タイムを競う概念が特に存在しない変わりに『スーパーマリオブラザーズ』のように減算式のタイムが存在しており、時間切れになる前にゴールに到達しなければならない点、コースをループさせないで一本道でゴールに向かう点など、アクションゲームに類似する点が数々みられる。
開発中の仮題は『とびだせレーシング』であり、また当初はディスクカードでの発売が予定されていた。
過去にスクウェアは数十本もの大作を開発し、世に送り出した中で、レース関連のゲームソフトウェアを開発したのは本作を含めて4作のみである。それは、本作と、以下の3作である。
故にスクウェアとしては本作にて稀なジャンルに挑戦したと言えるだろう。
本作が発売された当時といえば、スクウェアの開発するソフトウェアが、鳴かず飛ばずで、ミリオンセラーを追い求めるどころではなく倒産の窮地に追い込まれていた時期である。本作発売から約4ヵ月後に、ファイナルファンタジーの第一作目が発売された。
本作ではゲームの快走中にSELECTボタンを押すと、画面がぶれる機能がある。これは、ファミコン3Dシステムの3Dスコープを目にかけてゲームをプレイすると、画面映像が擬似的に立体に見えるようにするためのもの。
[編集] ルール
ルールは至って単純である。世界各地の高速道路を快走するだけである。与えられた制限時間内にチェックポイントやゴールに到達すれば良い。自車が道路脇の障害物にぶつかると、自車が大きくバウンドして転倒し、大きなタイムロスを負う。また、道路には一般自動車が一緒に通行しているが、この自動車には追突してもバウンドすることは無い（例外として、相対速度の高い一般自動車に追突した際、バウンドする事がある）。故に障害物や一般自動車を避けながらゴール地点を目指すことになる。
途中にチェックポイントが設置されており、通過すると、残りタイムが増加する。なるべく早く到達したほうがより長く猶予時間を延長できる。一つのコースをクリアすると、新しいコースに挑戦することになる。最後のコースをクリアすれば、エンディングを迎えられる。
制限時間が0になれば、ゲームオーバーとなる。ただし、0になった時点ですぐにゲームオーバーというわけではなく、0になるとアクセルが利かなくなって自車がスピードダウンを始め、車が止まった時点でゲームオーバーとなる。たとえ時間切れになっても、惰性でゴールにたどり着くことができればステージクリアである。
なお、セーブ、パスワード、コンティニューはできない。ただし裏技で開始ステージを選ぶことができる（外部リンク参照）。
[編集] 車種
ゲーム中のグラフィックが異なるだけで、性能差はない。いずれも最高速度は255㎞/h。速度が90㎞/h以上の時に十字キーの上ボタンを押しっぱなしにすると、アクセルボタンと両方押している間だけターボチャージャーが発動し加速性能がアップする。
[編集] ステージ
世界各国の、美しい景観が展望できる、数々の高速道路が戦いの舞台である。
- COURCE 1 SUNSET COAST LINE
- カーブ、坂道、景観変化など様々な要素を集約。
- COURCE 2 SAN FRANCISCO NIGHT HIGHWAY
- 夜のサンフランシスコ。難易度が高い。
- COURCE 3 GRAND CANYON
- プレイヤーの位置を追跡して衝突させようとする自動車が出現する。難易度はやや難。
- COURCE 4 ROMES OF ATHENS
- アクロポリスの景観を眺めながら快走する。難易度は安易。
- COURCE 5 LOS ANGELES NIGHT WAY
- 道路の真中に駐車しているように見える自動車が出現する。難易度は非常に高い。
- COURCE 6 SNOW WHITE LINE
- 難易度は普通。長い直線あり。ただ、残り時間が少なめ。
- COURCE 7 SEA WAY IN TYPHOON
- 長い上り坂。短い時間制限。一般車両がハエのように寄り付く。
- COURCE 8 LAST SEASIDE RUNNING
- 難易度は高い。
