ニューホランド
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ニューホランド(New Holland)はフィアットグループ傘下のCNHグローバルの一ブランドである。ニューホランドブランドの農業機械・建設機械は世界中で販売されている。
ニューホランドはエイブ・ジンマーマン(Abe Zimmerman)により1895年にアメリカ・ペンシルバニア州ニューホランドに設立され、1947年にスペリー(Sperry Corporation)に買収されて、スペリー・ニューホランド(Sperry-New Holland)と改称した。
1964年にはベルギーのコンバインメーカー・クレイス(Claeys)を買収している。芝関連機器の製造部門は1974年にアメリカのアリエンス(Ariens)に売却された。
1986年にはフォードがスペリー・ニューホランドを買収し、フォード・ニューホランド(Ford New Holland)と改称したが、1991年にはフィアットに再び売却されている。
フォード・ニューホランドは1998年再びニューホランドと改称し、2000年には同じフィアットグループのケースIHと合併してCNHグローバルの一ブランドとなった。
現在、イタリアのサッカークラブ・ユヴェントスのユニフォームの胸スポンサーにもなっている。
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[編集] 日本におけるニューホランド[1]
現在日本におけるニューホランド製品の総代理店である日本ニューホランドの前身、北海自動車工業が北海道札幌市に設立されたのは1934年である。
当初、外国製乗用車の販売と修理の営業を行っていたが、1952年、フォードトラクターの日本総代理店となり、農業用トラクターの輸入販売を開始した。
1970年には北海自動車からトラクター部門が独立し、北海フォードトラクター(HFT)として発足。また、1987年にはフォード・ニューホランド製の牧草機械の販売権をも獲得する。
株式会社IHI子会社のIHIシバウラから農業用トラクターを調達、欧米市場で自社ブランド製品として販売している。
1995年には社名を日本ニューホランドと変更し、現在に至る。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 日本ニューホランド公式サイトより