アウトビアンキ
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Autobianchi(アウトビアンキ)は1955年から1992年に存在したイタリアの自動車ブランドで、もともとはビアンキ(自転車会社)の自動車部門 (1899年設立) であったが、第二次世界大戦後経営不振に陥り、フィアットとピレリの資金援助で「アウトビアンキ」となった。
フィアットの傘下となったアウトビアンキは、フィアット本体で大々的に導入する前に、小型車の新しい技術を試すパイロット・ブランドとしての性格が強まり、日本でホットハッチとして名高いA112やマツダが輸入し、オートザムでも販売されたY10はその好例である。(Y10で初めて採用されたΩサスペンションは、後にフィアット・パンダにも導入された。)
Y10は欧州の一部地域ではランチアブランドで販売され、Y10が生産終了し、後継車「ランチア・イプシロン」に譲ると同時にアウトビアンキのブランドも消滅した。