ドン・ジマー
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ドナルド・ウィリアム・ジマー(Donald William Zimmer, 1931年1月17日 - )は、ドン・ジマー(Don Zimmer)として知られる元メジャーリーグの選手、監督。日本の東映フライヤーズでも1年間プレーした。右投げ右打ち。
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[編集] 略歴
現役時代はブルックリン・ドジャース、シカゴ・カブスなどでプレー。主に二塁、三塁、遊撃を守り、1961年にはオールスターにも選出された。1966年に来日し東映フライヤーズに入団するも、打率.182、9本塁打という成績に終わり1年で退団する。
帰国後、サンディエゴ・パドレス(1972~73年)、ボストン・レッドソックス(1976~80年)、テキサス・レンジャーズ(1981~82年)、シカゴ・カブス(1988~91年)で監督を歴任。1989年にはカブスを地区優勝に導き、ナショナルリーグ最優秀監督に選ばれた。1990年の日米野球ではメジャーリーグ選抜の監督を務めた。
1996年から2003年にかけてはニューヨーク・ヤンキースのベンチコーチとしてジョー・トーリ監督を支え、この時期に6度のアメリカンリーグ制覇と4度のワールドシリーズ制覇(世界一)を経験する。
現在はタンパベイ・レイズのシニアアドバイザーを務める。
[編集] エピソード
- 1999年5月5日、ア・リーグ・ディヴィジョンシリーズ第1戦でチャック・ノブロックが放ったファールの打球が顔面を直撃し顎と耳に裂傷を負うが、7日の第2戦ではNYのロゴが入った軍用ヘルメットをかぶってベンチ入りし、周囲の笑いを誘った。その後、MLBのスタジアムではダッグアウトの前に防護ネットが設置されるようになる。
- 2003年10月11日、レッドソックスとのアメリカンリーグ・チャンピオンシップ第3戦で両チームの乱闘が起こった際、レッドソックスの投手ペドロ・マルティネスの元へ突進したが、マルティネスに投げ飛ばされ軽い怪我を負った(当時72歳)。翌日にはジマー自身が涙を浮かべながら謝罪会見を行った。
[編集] 年度別打撃成績
[編集] 外部リンク
- Don Zimmer Statistics - Baseball-Reference_com(メジャーリーグ成績・英語)(Baseball-Reference_com - Major League Baseball Statistics and Historyより)
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15 サンディ・アモロス / 46 ドン・ベッセント / 39 ロイ・キャンパネラ / 40 ロジャー・クレイグ / 17 カール・アースキン / 6 カール・フリロ / 19 ジム・ギリアム / 43 ドン・ホーク / 14 ギル・ホッジス / 12 フランク・ケラート / 41 クレム・ラビーン / 30 ビリー・ルーズ / 34 ラス・メイヤー / 36 ドン・ニューカム / 45 ジョニー・ポドレス / 1 ピー・ウィー・リース / 42 ジャッキー・ロビンソン / 37エド・ローバック / 8 ジョージ・シューバ / 4 デューク・スナイダー / 48 カール・スプーナー / 23 ドン・ジマー 監督 24 ウォルター・オルストン |
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2 ドン・ディミータ / 4 デューク・スナイダー / 5 ノルム・ラーカー / 6 カール・フリロ / 8 ロン・フェアリー / 9 ウォーリー・ムーン / 14 ギル・ホッジス / 19 ジム・ギリアム / 20 リップ・レプルスキー / 22 ジョニー・ポドレス / 23 ドン・ジマー / 29 チャック・エッセジアン / 30 モーリー・ウィルス / 32 サンディー・コーファックス / 35 ジョニー・クリプスタイン / 38 ロジャー・クレイグ / 40 スタン・ウィリアムズ / 41 クレム・ラビーン / 43 チャーリー・ニール / 44 ジョニー・ローズボロ / 45 チャック・チャーン / 51 ラリー・シェリー / 53 ドン・ドライスデール / 58 ジョー・ピッグナターノ 監督 24 ウォルター・オルストン |