トリーア

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この項目ではドイツの都市について記述しています。デンマークの映画監督についてはラース・フォン・トリアーをご覧ください。

紋章	地図

基本情報
連邦州:	ラインラント＝プファルツ州
郡:	郡独立市
緯度経度:	北緯 49度 45分 24秒東経 06度 38分 29秒
面積:	117.14 km²
人口:	99,843人（2005年12月31日）
人口密度:	851 人/km²
標高:	海抜 124 m
郵便番号:	54290, 54292, 54293, 54294, 54295, 54296 (旧: 5500)
市外局番:	0651
ナンバープレート:	TR
自治体コード:	07 2 11 000
市の構成:	19 地区
市庁舎の住所:	Am Augustinerhof 54290 Trier
ウェブサイト:	www.trier.de
E-Mail:	rathaus@trier.de
行政
上級市長:	ヘルムート・シュレーアー (Helmut Schröer) (CDU)
多数派政党:	CDU

古代ローマの大浴場跡

トリーア（Trier）はドイツ連邦共和国の都市。ラインラント＝プファルツ州に属する。人口は約10万人（2005年）。（「トリアー」「トリール」と表記される場合もあるが、最近では、よりドイツ語の発音に近い「トリーア」が多く使われる傾向にある。）

[編集] 地勢

モーゼル川沿いに位置するトリーアは、古代からの交通の要衝地であるとともに、ドイツワイン発祥の地であり、世界的ブランドとして有名なモーゼルワインの一大生産地である。近隣の都市としては、約95キロ北東にコブレンツ、約40キロ西にルクセンブルクが位置する。フランスのメスにも近い。1995年には大洪水によって大きな被害を受けている。

[編集] 歴史

ポルタ・ニグラ(Porta Nigra)

その起源はローマ植民地コローニア・アウグスタに由来し、ドイツで最も古い都市である。ヒエロニムスはトリーアをケルト語地域として記録している。

この地に居住していたトレウェリ族はゲルマンの一派だったが、のちにケルト化された。

5世紀、フランク族の支配下に置かれたが、フン族の侵入によって一旦破壊された。14世紀、トリーア大司教にルクセンブルク家のバルドウィンが就任して、一族である神聖ローマ皇帝カール4世の即位に貢献した。このためトリーア大司教は金印勅書で定められた選帝侯の一人となり、ドイツ国内で強い勢力を誇った。

[編集] 観光

トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂（ユネスコの世界遺産）
- ポルタ・ニグラ（2世紀頃に建てられた黒い城門）。
- トリーア大聖堂（Dom, キリストが着たとされるローブが保存。数十年に一度、公開）
- 聖母聖堂
- 古代ローマ時代の円形劇場
- カイザーテルメン（4世紀に作られた皇帝の大浴場跡）　など

カール・マルクスの生家

[編集] スポーツ

SVアイントラハト・トリーア（SV Eintracht Trier 05）は、トリーアを本拠地とするサッカークラブである。2005年にブンデスリーガ2部からレギオナルリーガへと降格した。
TBBトリーア（TBB Trier）はドイツプロバスケットボールリーグの1部、バスケットボール・ブンデスリーガに所属するチーム。
トリーア・カーディナルス(Trier Caldinals)はドイツの野球リーグに所属する野球チームである。あまり知られていないが、ドイツにも野球リーグがあり、ブンデスリーガ1部をトップとし、数多くの下部リーグが存在する。以前はブンデスリーガ2部にも所属していた。ここ数年、ドイツ人以外の選手も増え、所属リーグのMVP(2007)には、Trier Caldinals所属の日本人が獲得している。2008年現在、別の日本人選手も所属している。