ストーリー・オブ・ザ・イヤー
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Story of the Year | |
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基本情報 | |
別名 | SOTY |
出身地 | アメリカ合衆国,ミズーリ州,セントルイス |
ジャンル | ポスト・ハードコア スクリーモ パンク |
活動期間 | 1995年–現在 |
レーベル | マーヴェリック・レコード (2002年-2007年) エピタフ・レコード (2007年-現在) |
共同作業者 | ビッグ・ブルー・モンキーズ |
公式サイト | オフィシャルサイト |
メンバー | |
ダン・マーサラ ライアン・フィリップス フィリップ・スニード アダム・ラッセル ジョシュ・ウィルズ |
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ストーリー・オブ・ザ・イヤー(Story of the Year)は1995年にセントルイスにて結成されたロックバンドである。現在のメンバーはダン・マーサラ(ボーカル)、ライアン・フィリップス(ギター)、フィリップ・スニード(ギター・コーラス)、アダム・ラッセル(ベース)、ジョシュ・ウィルズ(ドラム)である。元々はビッグ・ブルー・モンキーズと名乗っていたが、同名のブルースグループがすでに存在していることを知り、2001年に現在のバンド名に改名した。
バンドがメジャーレーベルからデビューし、"Until the Day I Die"や"Anthem of Our Dying Day"などのヒットシングルを含むアルバム"Page Avenue"が商業的成功を収めるまでに結成から8年の時を要した。2005年には2枚目のアルバムとなる"In the Wake of Determination"をリリースするも、前作ほどの成功を収めることはできなかった。現在バンドは3枚目のアルバム(エピタフ・レコードに移籍してからは初となるアルバム)の製作に取り掛かっており、2008年春頃のリリースが予定されている。
目次 |
[編集] 来歴
[編集] Page Avenue期(2002年-2004年)
地元での7年間の活動でデモと3枚のEPをレコーディングしたバンドは、2002年にマーヴェリック・レコードと契約し、2003年9月に初となるアルバム"Page Avenue"をリリースした。この作品からの最初のシングルである"Until the Day I Die"は、2003年8月にKROQのパワープッシュを受けてラジオでオンエアされるや否や、世界中で数千枚を売り上げた。2枚目のシングルとなる"Anthem of Our Dying Day"はリンキン・パークのジョー・ハーンがミュージック・ビデオの監督を務めたことでも話題になった。結果として、アルバムは現在までに全世界で50万枚を売り上げている。収録曲のシングル"And the Hero Will Drown"はニード・フォー・スピード アンダーグラウンドのサウンドトラックに収録されている。
2004年、バンドはリンキン・パークの2枚目となるアルバムのメテオラに伴う世界ツアーに、P.O.Dやフーバスタンクと共に参加している。
[編集] 争い (2004年)
2004年5月、MTVはストーリー・オブ・ザ・イヤーのメンバーがハードロックバンドであるゴッドスマックのローディーと乱闘騒ぎをおこしたと報じた。ギタリストのライアンによると、先に仕掛けて来たのはローディーの方で、原因はゴッドスマックのメンバーが自分達のバンドのパフォーマンスに嫉妬したことだという。その後バンドはメンバーの腫れ上がった顔の写真を、騒ぎに抗議する声明と共に彼らのホームページ上に公開した。ゴッドスマックのメンバーは直接乱闘には参加していないものの、声明はゴッドスマックに抗議する形で発表された。騒ぎの調査は地元警察によって行われたが、結局は逮捕者が出るどころか、記録さえとらずに調査は終了した。現在は写真や抗議文は削除されているが、代わりに「もうゴッドスマックのことをどうこう言うつもりはないさ。一緒にアイスを買いに行きたいからね。」というメッセージが掲載された。
[編集] In the Wake of Determination期 (2005年-2006年)
2005年5月、バンドはライブやツアーの模様を収録したCDとDVDのセット作品"Live in the Lou/Bassassins"をリリースした。この作品は5万セットを売り上げた。
2005年10月11日、バンドは2枚目のスタジオアルバムとなる"In the Wake of Determination"をリリースした。2006年3月の時点でこの作品は15万枚の売り上げにしか達しておらず、バンドのポテンシャルを完璧に証明するには至らなかった。
2006年5月、バンドはエメリーとフロッギング・モリーのサポートとしてオーストラリアを回り、ツアーを終えた。
[編集] 現在 (2007年-現在)
現在、バンドは2008年春にリリース予定のアルバムを製作している。ダンのインタビューによると、バンドは既に20以上の曲をレコーディングしており、新作は2枚組になる可能性が高いようである。今作のプロデューサーには"Page Avenue"の製作にも携わったジョン・フェルドマンとエルビス・バスケットが迎えられている。今回のレコーディングにあたり、バンドは5年間契約してきたマーヴェリック・レコードとの契約を終了し、エピタフ・レコードと新たに契約を結んだ。
新作の製作と平行して、バンドは2作目となる"Live in the Lou/Bassassins"のようなDVDの製作にも着手している。ライアンによれば、DVDにはより深い舞台裏が「ストーリー・オブ・ザ・イヤーの1年半」といった内容で収録される予定で、具体的にはスタジオでのプリプロダクション、作曲、レコーディング風景などが主となるようである。また、彼は1作目のDVD作品に収録したようなショートフィルムを加えたいとも発言している。
2007年8月3日、バンドはライブで新作DVDの映像を一部公開し、3作目となるアルバムから"Terrified"というタイトルの新曲を披露した。その他にもいくつか新曲がプレイされたようであるが、タイトルについては言及されなかった。"Terrified"はフィルがピアノを演奏しており、新境地とも言える曲になっているようである。その他の新曲では、ベースの技術担当であるリル・ティミィーがコーラスを担当していたようで、はっきりと確認されてはいないが、恐らくCDにも彼のコーラスが収録されているであろうと推測される。また、このライブにはトゥー・サイレント・ゴーストというバンドの、マーク・ロスがゲストとして参加していた。
[編集] メンバー
[編集] ディスコグラフィー
[編集] アルバム
発売日 | タイトル | 'タイプ | レーベル | 売り上げ |
1999年 | Truth in Separation | EP | セルフプロデューズ | 不明 |
2002年 | Story of the Year | EP | セルフプロデュース | 不明 |
2003年 9月16日 | Page Avenue | フルレングス | マーヴェリック・レコード | 40万枚 |
2005年 5月10日 | Live in the Lou/Bassassins | ライブアルバム (DVD付き) | マーヴェリック・レコード | |
2005年 10月11日 | In the Wake of Determination | フルレングス | マーヴェリック・レコード | 17万枚+ |
2008年 , 4月22日 | The Black Swan | フルレングス | エピタフ・レコード |
[編集] シングル
年 | 曲名 | 順位 | アルバム | |||
Hot 100 | Modern Rock | Mainstream Rock | UK Singles Chart | |||
2004 | "Until The Day I Die" | - | #12 | - | #62 | Page Avenue |
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2004 | "Sidewalks" | - | #40 | - | - | Page Avenue |
2004 | "Anthem Of Our Dying Day" | - | #10 | - | - | Page Avenue |
2005 | "We Don't Care Anymore" | - | #28 | #38 | - | In the Wake of Determination |
2006 | "Take Me Back" | - | - | - | - | In the Wake of Determination |